[名作1クール レビュー] ひぐらしのなく頃に 第8話 「綿流し編 其の四 願い」
各話レビューリスト
※本記事は2024年8月11日時点での視聴をもとにした記事です。
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第8話 「綿流し編 其の四 願い」
第8話の長さは23分41秒(1421秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
第8話 「綿流し編 其の四 願い」
<ストーリーの流れ>
⇩
魅音とレナの対決
⇩
秘密の部屋に監禁される
⇩
多くの謎を残したまま襲われる圭一
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (300秒)
レナの喝によって我に返った圭一は、祭具殿に忍び込んだことについて魅音にあやまることを決意する。相談に乗ってくれていると思っていた大石が、実は圭一を利用して園崎家に踏み込もうとしているだけだったと気づき、レナと圭一はふたりで園崎家へ向かうのだった。レナの優しさと圭一の実直さが印象的。事件に対して少し前向きになれるシーンだ。
0-1:00
圭一を叱ってくれるレナ 60秒
1:00-1:44
園崎家でお醤油を配っていた 44秒
1:44-3:14
OP:「ひぐらしのなく頃に」島みやえい子 90秒
3:14-4:45
大石は圭一をおとりに園崎家へ踏み込むつもりだった 91秒
4:45-5:00
園崎家へ向かう圭一とレナ 15秒
承 (430秒)
魅音に謝罪をする圭一だったが、魅音は真剣に向き合ってはくれなかった。レナの厳しい追求に降参した魅音は、園崎家次期当主として事件の顛末を語った。真正面から立ち向かうレナとそれを受ける魅音が大活躍のパート。敵対しながらも理解し合っているレナと魅音の迫力。主人公の圭一もこの時ばかりは脇役にまわっている。
:00-5:50
圭一の謝罪 50秒
5:50-6:15
魅音の心無い返答 25秒
6:15-6:50
梨花ちゃまが消えたあの晩のこと 35秒
6:50-7:50
レナの厳しい追求 60秒
7:50-9:00
鬼ヶ淵村の団結とプライドを守る園崎家 70秒
9:00-9:30
園崎家当主には名前と体に鬼が刻まれている 30秒
9:30-10:05
梨花ちゃまも沙都子も魅音が手にかけた 35秒
10:05-10:25
魅音が見逃したたったひとりの人物 20秒
10:25-11:00
圭一とふたりきりにして欲しい 35秒
11:00-12:10
園崎魅音は圭一にとって最高の親友 70秒
転 (295秒)
魅音はレナを説得し、圭一とふたりきりになるために園崎家の秘密の部屋へ向かう。そこは代々綿流しを行なってきた拷問部屋であった。魅音は梨花ちゃまと沙都子を手にかけたことを告白し圭一を捉えた。魅音に鬼が宿ったのは、圭一が魅音を女の子として扱わなかったから。しかし魅音にはまだ圭一への想いが残っているようだ。どれだけ残酷な犯罪を犯していたとしても、どこか魅音を憎みきれないのは、彼女の中にただの普通の女の子としての意識が残っていると感じるからだろうか。
12:10-12:30
”魅音”が圭一を好きになった理由 20秒
12:30-13:30
園崎家の秘密の場所 60秒
13:30-12:50
梨花ちゃまと沙都子は井戸に捨てた 20秒
13:50-14:35
怯える詩音と襲われる圭一 45秒
14:35-15:40
魅音の中に鬼が宿ったのは圭一が選択肢を間違えたから 65秒!
15:40-16:05
関節に釘を打つ拷問 25秒
16:05-16:30
絶体絶命のピンチでも他人を思いやる圭一 25秒
16:30-17:05
圭一だけは助けてもいい 35秒
結 (280秒 + 116秒)
結末まで一気にたたみ掛ける怒とうの展開。観ているこっちも圭一と同じように混乱して頭が追いつかない。大石の言うように死体が歩きでもしない限り理論が破綻する。この不可解な事実が恐怖を煽る。どうやっても説明がつかないところに、ひぐらしならではの魅力が詰まっている。
17:05-17:45
次に会ったときは鬼 40秒
17:45-18:00
魅音も他の死体も見つかっていない 15秒
18:00-18:20
圭一は引っ越すことに 20秒
18:20-18:50
圭一に会いに来た魅音 30秒
18:50-19:15
今日まで頑張ってきたけどもうダメ 25秒
19:15-19:40
間に合った 25秒
19:40-20:00
飛び降りた詩音 20秒
20:00-21:00
魅音もあの日に死んでいた 60秒
21:00-21:30
死体が歩きすぎている 30秒
21:30-21:45
魅音に襲われる圭一 15秒
21:45-23:15
ED:「why, or why not」片霧烈火 90秒
23:15-23:41
次回予告 26秒
シーンリプレイ
0-1:00
圭一を叱ってくれるレナ 60秒
あえて圭一を叱ってくれるレナ。これで圭一の心が少しでも軽くなればと思ってのこと。本当にいい子だ。
10:05-10:25
魅音が見逃したたったひとりの人物 20秒
これはもちろん魅音が圭一のことが好きだったから。にぶいなぁ圭一は。
12:10-12:30
”魅音”が圭一を好きになった理由 20秒
圭一が魅音に向けるまっすぐな気持ち。その圭一の純粋さが魅音は大好きなのだろう。
感想
少しづつ明らかになってゆく雛見沢という土地の闇。綿流し編では、雛見沢で絶大な権力を持っている園崎家について、多くのことが描かれていた。
かつての鬼ヶ淵村の威光を守るため、裏切り者を見せしめとして始末してきた園崎家。祭具殿に侵入した圭一たちを処分することは、次期当主の魅音にとっては当たり前のことだったのだ。
侵入者たちが次々と行方不明になるなか、なぜか圭一だけは見逃された。それは魅音が圭一に対してだけは、鬼になりきれない想いを抱いていたからだろう。
ゲーム大会で圭一がもらった人形。その人形を魅音にあげなかったばっかりに、魅音の中の鬼が覚醒してしまった。それが本当なら、それでも圭一に対してだけは非情になりきれなかった魅音の気持ちを考えると、なんとも切ない話である。
最後の怒とうの展開はジェットコースターのようで、拭えない不安を感じさせる。最後の最後でさえ、魅音が詩音だったのか詩音が魅音だったのかすら確定できないうえに、祭具殿に忍び込んでいた時間には鷹野はもう死んでいたという謎まで増える。
真相が気になるところだが、この混乱のまま次の「祟殺し編」へと物語はすすむのである。
意を決して園崎家へ向かう圭一