[名作1クール レビュー] けいおん! #14 けいおん!番外編 「ライブハウス!」
各話レビューリスト
※本記事は2023年9月4日時点での視聴をもとにした記事です。
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#14 けいおん!番外編 「ライブハウス!」
#14の長さは23分50秒(1430秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
#14 けいおん!番外編 「ライブハウス!」
ライブハウスを案内されてテンションが上がるメンバーたち。当日も他のバンドに快く迎え入れてもらいホッとする。律の友人のバンドから学園祭のライブをほめられて嬉しくなる唯。自分たちとは違うバンド活動を目の当たりにし、唯たちもおおいに刺激を受ける。
何もかもが初めてのライブハウス。唯のコミュ力で他のバンドにも協力してもらいながらステージプランを書き込んだ。澪はみんなのおかげで新しい扉が開いてゆくことを実感していた。しかし意気込んで始まったリハーサルで大失態。どうなる放課後ティータイム。
他のバンドのみんなの応援で気を取り直した放課後ティータイム。ライブも大成功で充実した年越しを迎えたのだった。新しい年の初日の出を前に、いつもどおりの時間を過ごす放課後ティータイムだった。
#14の見どころ
- ライブの裏側
- 他バントとの交流
- バンド活動が繋いできたもの
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起
0-5
ロゴ 5秒
5-25
大晦日のライブ 20秒
25-1:00
多数決 35秒
1:00-1:35
初のライブハウス 35秒
1:35-3:05
OP:「Cagayake!GIRLS」桜高軽音部 90秒
3:05-3:25
いざライブハウスへ 20秒
3:25-4:05
かわいい名前ね 40秒
4:05-4:50
これは危険 45秒
ライブハウスでのライブ参加に申し込むパート。
承
4:50-5:15
楽屋にはしゃぐ唯と紬 25秒
5:15-5:55
ステージでテンションも上がる 40秒
5:55-6:45
衣装は制服で 50秒
6:45-7:35
チケットを配る唯 50秒
7:35-8:00
参加する実感 25秒
8:00-8:20
いよいよ明日 20秒
8:20-8:50
温かいお迎えとあいさつ 30秒
8:50-9:40
観てくれてた人がいた 50秒
9:40-10:00
本気の活動 20秒
10:00-10:52
ロゴ決めよう 52秒
ライブ参加で他バンドとも交流のパート。
転
10:52-11:45
シール芸 53秒
11:45-12:50
照明プラン 65秒
12:50-13:25
コミュ力おばけ 35秒
13:25-14:05
何もかも新鮮 40秒
14:05-15:10
出会いで変わる人生 65秒
15:10-15:30
全員テンパる 20秒
15:30-16:00
大惨事 30秒
ステージの裏側のパート。
結
16:00-16:30
みんな応援してくれてる 30秒
16:30-17:15
いつもの唯 45秒
17:15-18:00
キャサリンとジャニス 45秒
18:00-18:30
あの部室が見守ってきたもの 30秒
18:30-19:00
和ママにも褒められた 30秒
19:00-19:35
広がるつながる 35秒
19:35-20:00
みんなで年越し 25秒
20:00-20:30
澪の素直な気持ち 30秒
20:30-21:00
ぐだぐだ 30秒
21:00-22:15
5人で見る初日の出 75秒
22:15-23:45
ED:「Don’t say “lazy”」桜高軽音部 90秒
23:45-23:50
ロゴ 5秒
ライブも成功し、みんなで年越しして初日の出を見るパート。
シーンリプレイ
13:25-14:05
何もかも新鮮 40秒
知らないこと新しいことを知ってドキドキする。見るもの触るもの全部が刺激的に感じる。若いときはみんなそうだったはず。
16:00-16:30
みんな応援してくれてる 30秒
あったけぇー。初心者には優しくありたいものだ。
18:00-18:30
あの部室が見守ってきたもの 30秒
音楽が好きな少女たちをずっと繋いできた場所。みんなこの場所で出会って演奏して大人になっていったのだ。
感想
前回に引き続きの番外編だが、ライブハウスでのライブと他のバンドの交流という体験は、第2期に向けてのステップアップにふさわしい経験だった。日常系アニメとしては刺激的な、とびきりの非日常回である。
物語の焦点は彼女たちの精神的な成長に当てられていて、自分たちとは違う意識でバンドをやっている人々との交流や、桜校の軽音部が繋いできた歴史など、彼女たちが今まさに未来へ向かって成長している様子が描かれている。
その未来の姿はまさにライブハウスでのキャサリンとジャニスの再会で描かれており、そう遠くない未来に唯たちも卒業し大人になることが予感される。楽しかった思い出を振り返る彼女たちに待っている別れ。分かってはいても切ない気持ちになってしまう。
このあとすぐに彼女たちは進級する。高校3年生というのは、高校生活への慣れと受験への準備で光のように過ぎ去ってしまう。心も体も大人になりきっていないこの時期に、私たちは人生の大きな選択を迫られる。唯たちもまたそうなのだ。
ゆる~い空気の作品だが、そこに描かれている彼女たちはキラキラの青春まっ只中。楽しいことや、やりたいことに全力なその姿は、眩しくて羨ましくて懐かしくもある。できればずっとこのままで……というのは、失われた時間に対する未練に囚われ過ぎているだろうか。
この作品に触れることで、私たちは自分たちの青春を思い出す。何も考えずボーっと毎日を過ごしていた自分。何かに夢中になっていた自分。殻に閉じこもっていた自分。新しい世界の扉を開いてくれた人との出会い。
ポジティブもネガティブも真正面から受け止めてしまう純粋で未熟な時間。それこそが青春の正体なのではないか。なんでもないありふれた日常に感動したり退屈したり。誰しも毎日なにかに心を動かしながら過ごしていた時期があったのだ。
何度でも青春に出会わせてくれる作品。それが「けいおん!」という作品であり、また名作である理由なのだと思う。
律の友達に誘われた大晦日のライブ。そのライブに放課後ティータイムとして参加することが多数決で決まり、みんなで参加の申込みに行くことになった。