[名作1クール レビュー] けいおん! #3 特訓!
各話レビューリスト
※本記事は2023年6月22日時点での視聴をもとにした記事です。
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#3 特訓!
#3の長さは24分20秒(1460秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
特訓!
追試まで部活を禁止されてしまった唯。このままでは軽音部の存続も危うい。待つことしかできない律たちは、唯に励ましのメールを送ることにした。
追試直前まで頑張った唯だったが、やっぱりひとりでは勉強できなかった。最後の追い込みのため、唯の家で勉強することになった。唯に紹介された妹の憂は、意外にもできた子だった。紬のお菓子をエサに勉強に集中する唯。その間、律はずっとふざけていた。
和も応援に駆けつけてくれて、みんなで会話に花を咲かせた。試験は見事に100点。無事に部活を続けられることになった。なおコードは忘れたもよう。
#3の見どころ
- 放課後ルーティンの確立
- 進まない勉強
- 追試の結果
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (310秒)
0-5
ロゴ 5秒
5-30
切れたらこわいギターの弦 25秒
30-55
もうちょっとだけ 25秒
55-2:25
OP:「Cagayake!GIRLS」桜高軽音部 90秒
2:25-2:50
まずはコードから 25秒
2:50-3:30
手がコードに 40秒
3:30-4:10
テスト期間でした 40秒
4:10-4:30
テスト中…… 20秒
4:30-5:10
唯ひとりだけ追試 40秒
ギターに全力投球しようとした唯がテストで追試になるパート。
承 (380秒)
5:10-5:40
勉強とギター 30秒
5:40-6:10
律のキャラ 30秒
6:10-6:35
澪と紬は優等生 25秒
6:35-7:00
部室の日常 25秒
7:00-7:25
お菓子食べに来てる 25秒
7:25-8:00
悠長な唯 35秒
8:00-8:30
だめだこりゃ 30秒
8:30-9:25
やっぱりギターが気になる 55秒
9:25-10:00
心配するみんな 35秒
10:00-10:50
励ましの携帯メール 50秒
10:50-11:30
いま自己啓発は危険 40秒
追試まで唯の部活が禁止されるパート。
転 (270秒)
11:30-12:00
やっぱりダメだった 30秒
12:00-12:30
唯の妹 30秒
12:30-12:55
できた子だー 25秒
12:55-13:20
本当にできた子だー 25秒
13:20-14:05
やっぱりできた子だー 45秒
14:05-14:25
澪先生の授業 20秒
14:25-14:40
遊びだす律 15秒
14:40-15:00
追い出された 20秒
15:00-15:25
心得ている紬 25秒
15:25-16:00
やかましい! 35秒
唯の家で勉強をするパート。
結 (375秒 + 125秒)
16:00-16:55
和ママktkr 55秒
16:55-17:40
盛り上がる6人 45秒
17:40-18:10
もうだめだ 30秒
18:10-18:30
雪山で遭難?! 20秒
18:30-18:50
律っちゃん隊員…… 20秒
18:50-19:10
うっ…ぐっ…うっ… 20秒
19:10-19:35
準備万端 25秒
19:35-20:05
心配する澪と紬 30秒
20:05-20:30
灰になる唯 25秒
20:30-21:00
100点!! 30秒
21:00-21:30
X? Y? 30秒
21:30-21:45
C-Am7-Dm7-G7 15秒
21:45-22:15
それは弾ける 30秒
22:15-23:45
ED:「Don’t say “lazy”」桜高軽音部 90秒
23:45-24:15
次回予告 30秒
24:15-24:20
ロゴ 5秒
みんなのおかげで唯が無事に追試に合格するパート。
シーンリプレイ
6:35-7:00
部室の日常 25秒
自然に部室に行く流れ。部活は唯の日常のルーティンとなっている。
16:00-16:55
和ママktkr 55秒
やっぱり心配して来てくれた。憂と和ちゃんがいれば安心!
21:45-22:15
それは弾ける 30秒
ぴったり引っ付いたカバンが、4人の関係を象徴している。あったけぇ関係なのだ。
感想
中身がないと言ってしまえば身も蓋もないが、追試の勉強をして合格するだけの回である。友達との勉強あるあるをなぞった日常アニメらしい回とも言えるだろう。なんなら唯はコードを忘れてるので1歩下がったまである。
しかしこういった何もない日常こそが「けいおん!」の醍醐味で、この積み重ねがやがて巨大な喪失感として彼女たち、そして私たちにのしかかってくるのだ。むしろそれを感じさせない脳天気な空気を作り上げていることに凄みを感じる。
日本人なら誰でも知っているレベルの日常アニメというと「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」だが、これらの名作は永遠の日常を描いた作品であり、基本的に終わりがないのが特徴だ。時代に合わせる柔軟性もあり、それはそれで素晴らしく尊敬に値する偉業だ。
他の日常系と言われる作品の多くも、多少のストーリー性はあれども永遠に続けられるスタイルの作品が(私の知る限りは)ほとんどだ。つまりは1つ1つのエピソードは独立して意味を持っているが、作品全体として強い意味を持つものではない。
「けいおん!」という作品は日常系のエピソードを積み重ねてはいるが、最後には卒業という不可避な現実を最後に突きつけられる。物語の構造という全体を考えるならば、日常系というよりも「魔法少女まどか☆マギカ」や「ウルトラマンネクサス」などと同じカテゴリーに分類されるべき作品なのではないだろうか。
なんか深刻ぶったことを書いてしまったが、今回も憂ちゃんが尊い。軽音部と唯をお世話する人々。この時間が永遠に続けばいいのに……と思う回でした。
コードに悪戦苦闘しながらもギターの練習に夢中になる唯。しかしテストで赤点をとり、クラスで唯一の追試になってしまう。