[アニメ レビュー] 結婚指輪物語 第7話

結婚指輪物語
高校1年生のサトウは幼なじみのヒメに恋をしていた。そのヒメは実は異世界のお姫様で、指輪王と結婚をするために故郷のノカナティカへ帰らねばならないという。
そのことを知ったサトウは、ヒメを追って異世界へと飛び込んだ。もともとサトウを好きだったヒメは、サトウの行動に感動し指輪王にサトウを指名し、ふたりはめでたく結婚をした。
しかし指輪王が真の力を発揮し深淵王を封印するためにはヒメの持つ光の指輪のほかに火・水・風・土の指輪を持つお姫様たちと結婚しなくてはならない。
サトウとヒメの使命と愛と嫉妬うずまく異世界ラブコメファンタジー。ここに開幕である。
※本記事は2024年3月4日時点での視聴をもとにした記事です。
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第7話
第7話の長さは23分40秒(1420秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
<登場人物>
- サトウ
- 本名は佐藤春人。高校1年生。ヒメを異世界まで追いかけ指輪王となった。
- ヒメ
- 日本での名前は野中姫乃。異世界での本名はクリストル・ノベティ・ノカナティカ。光の指輪の所有者で、結婚相手にサトウを選び彼を指輪王にした。
- マルス
- 指輪王となるべくヒメと結婚をする予定だったが、ヒメを追いかけてきたサトウに指輪王の座をゆずった。
- ネフリティス・ロムカ
- エルフのお姫様。風の指輪の所有者。人見知りの引きこもりだった。
- グラナート・ニーダキッタ
- 猫人のお姫様。火の指輪の所有者。決闘による”お見合い”でサトウに負けたことを認め妻になった。
- サフィール・マーサ
- 竜人のお姫様。水の指輪の所有者。
- サフィラ・マーサ
- サフィールの双子の妹。

第7話
<ストーリーの流れ>
⇩
サフィールをとりまく水の国の政情不安
⇩
サフィラとマルスの恋
⇩
占術師によるマルスへのサトウ暗殺誘導
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (300秒)
水の国ではいきなり水の指輪を手に入れる。サフィールは”のじゃロリ”+”くそガキ”という一癖も二癖もあるお姫様。彼女を象徴するかのようにマーサの政情は不安定である。いままでは苦労した末に指輪をゲットしてきたので、マンネリを防ぐためにストーリーの頭に指輪をゲットさせて展開に変化をつけてきたというところだろう。
0-38
水の国に到着 38秒
38-1:00
指輪王のファンの娘 22秒
1:00-1:25
いきなりのキス 25秒
1:25-1:55
水の国のお姫様サフィール・マーサ 30秒
1:55-3:25
OP:「Lover’s Eye」AYAME (from AliA) 90秒
3:25-4:20
このままでは水の国マーサは滅ぶ 55秒
4:20-5:00
ひとまず王宮へ 40秒
承 (300秒)
ここでは帝国の支配と防衛のジレンマ。指輪王の使命とそのチカラをめぐる駆け引き。占術師に操られる国王など、サフィールをとりまく複雑な事情が描かれている。サフィールはマーサ国内において非常に苦しい立場に置かれている。しかし彼女のくそガキムーブはそれを微塵も感じさせない。それが極度の緊張状態からの逃避行動なのか、自分をごまかすためのものなのかは分からない。どちらにしろそれによってサフィールというキャラクターの深みがぐっと増している。
5:00-6:00
各国を支配しつつある帝国 60秒
6:00-7:00
しかし人類を守っているのもまた帝国 60秒
7:00-7:45
指輪王のチカラに対するそれぞれの思惑 45秒
7:45-8:15
占術師とサフィールのにらみ合い 30秒
8:15-9:25
占術師の予言どおりの展開 70秒
9:25-10:00
サフィールの双子の妹サフィラ 35秒
転 (365秒)
国のイザコザに巻き込まれたサフィラとマルスの恋。マルスは指輪王となり妻のひとりとしてサフィラと結ばれることで、帝国への義理とサフィラへの想いを両立させる道を選んだ。サフィラもマルスと添い遂げられるならと、複数の妻のなかのひとりになることに納得をした。それなのにマルスは指輪王の座をサトウにゆずってしまった。ふたりの想いのすれ違いが悲しい場面である。
10:00-10:50
ホメるのが難しいサトウ 50秒
10:50-12:00
気になるサフィラとマルスのロマンス 70秒
12:00-13:00
ふたりの出会いは帝国の侵攻から 60秒
13:00-13:30
愛を誓ったふたり 30秒
13:30-14:10
マルスは指輪王になることでサフィラと結ばれようとした 40秒
14:10-15:10
サトウに指輪をゆずったことでサフィラとの関係にヒビがはいった 60秒
15:10-16:05
占術師は何ものなのか 55秒
結 (365秒 + 90秒)
日光浴というサービスシーンで息抜きしたあとは、マルスの事情が描かれる。サトウの覚悟に敬意を向けるまっすぐさ。ヒメの表情にサフィルの想いを重ねる優しさ。優しいけれども政治には向かないマルスの人柄がよく分かる。しかしマルスの揺るぎない想いも”皇帝”への畏怖にはかなわないようで、占術師には的確にそこを突かれてしまう。果たしてマルスはどのような選択をするのだろうか。
16:05-16:45
サトウの暗殺をもくろむ輩 40秒
16:45-17:10
しかしサトウの護衛はバッチリ 25秒
17:10-17:40
楽しい日光浴 30秒
17:40-19:00
妻たちによるサトウの取り合い 80秒
19:00-19:30
実は敵を油断させる作戦でした 30秒
19:30-20:00
マルスはなぜサトウに指輪をゆずったのか 30秒
20:00-20:50
サトウの覚悟に心を動かされたマルス 50秒
20:50-21:30
指輪王のスパイがマルスの役目だった 40秒
21:30-22:10
占術師による暗殺への誘導 40秒
22:10-23:40
ED:「ココロノナカ」AliA 90秒
シーンリプレイ
1:25-1:55
水の国のお姫様サフィール・マーサ 30秒
”貧乳””くそガキ””のじゃロリ””双子”属性てんこ盛りのキャラクター。加えていきなりのキスという破天荒。前途多難を予感させる。
19:00-19:30
実は敵を油断させる作戦でした 30秒
そんなことはありません。完全に視聴者サービスです。
20:00-20:50
サトウの覚悟に心を動かされたマルス 50秒
マルスはあきらめたのではなく、ヒメのために行動したサトウに敬意をはらったのだ。決して心が弱いから指輪をサトウにゆずったのではないと思う。
感想
第7話はこれまでの「問題解決→結婚」の流れから変化をつけた展開だった。恋愛事情もサトウとヒメたちだけではなく、サフィラとマルスのロマンスもからめたものとなっている。
サフィールをとりまく水の国の政情不安。帝国への忠誠とサフィルへの想いの板挟みになるマルスの物語。ふたつのシリアスな話があり、全体的にちょっと重めの展開になっている。
それを緩和するためか、サフィールは登場からコミカルでくそガキっぽい行動や言動が目立つ。ときどき彼女のシリアスな面が出てくるのが有能っぽくて魅力的だ。それと脳天気な日光浴も一息つけるシーンだ。
物語にアクセントをつけるなら”転”のパートでノリの軽い展開に変えるものだが、今回はマルスのシリアスなエピソードが描かれている。そのため”結”の最初にとびきりのサービスシーンを配置したのだろう。
この後は不安要素を引きずったまま次回になってしまうので、話を一旦リセットする意味でも必要なシーンであったと思う。私としては、やっぱりヒメを推したいと思うが、水着を考慮するとマーサ姉妹もなかなかいい。みんなを嫁にできるサトウがうらやましいなと素直に思う。
サフィール・マーサとの出会い