[アニメ レビュー] くノ一ツバキの胸の内 二の巻 努力と天才/姉さまと脱出計画
くノ一ツバキの胸の内
「くノ一ツバキの胸の内」は、男子禁制の里で暮らすくノ一たちの日常を描いた作品である。”おとこ”を見たことのない彼女たちは色々と想像をめぐらせているのだが、特に主人公のツバキは興味が止まらないようである。
彼女たちの話題に”おとこ”はたびたび登場するのだが、あからさまに”おとこ”が登場することはなさそうだ。どちらかというと、くノ一たちのキャッキャウフフを楽しむ作品と捉えるべきだろう。はかどる、助かる、と思われた方にはおすすめだ。
二の巻ではまさにツバキとベニスモモのライバルとしての友情やツバキ率いる戌班のてぇてぇを楽しめる回だ。大量に登場する脇役のくノ一たちのデザインも秀逸で、どのキャラクターも魅力的である。自分の性癖にささるキャラクターを探すのもこの作品のひとつの楽しみ方だと思う。
※本記事は2022年4月24日時点での視聴をもとにした記事です。
2300作品のアニメが見放題!
ドコモ以外も登録可能!
31日間無料!【dアニメストア】
二の巻 努力と天才/姉さまと脱出計画
二の巻の長さは23分40秒(1420秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
<登場人物>
- ツバキ
- この作品の主人公。優秀で真面目なくノ一で戌班の班長をしている。最近”おとこ”がどんな生き物なのか気になって仕方がない。
- サザンカ
- 戌班所属。ツバキのことが大好きで「姉さま」と呼んでしたっている。
- アサガオ
- 戌班所属。女性にしては大柄でいつもお腹が減っている。サザンカとは折り合いが悪くケンカばかりしている。
- ベニスモモ
- 未班の班長で自ら天才と名乗る自信家。その実力はツバキと同等である。格好がエロい。
二の巻 努力と天才/姉さまと脱出計画
実践練習の直前、ツバキは羊班のトウワタからのお願いでベニスモモとの一騎打ちをすることになった。引き分けの勝負を終えてもベニスモモは”努力”を隠し通すつもりだ。強さで班を引っ張るベニスモモ、優しさで班をまとめるツバキ、歩く道は違えどお互いに認め合うふたりなのだった。
最近かまってくれないツバキに不満をつのらせるサザンカ。アサガオのトイレを利用して授業を抜け出すことを思いついた。
トイレに取り残されたアサガオは見つかって怒られてしまった。サザンカを連れて帰らないと晩ごはんは抜き。急いでサザンカを追うアサガオ。結局ふたりはツバキに見つかり怒られることになった。しかしサザンカをかまってやれなかった事を反省したツバキは、みんなで仲良く晩ごはんを食べました。めでたしめでたし。
二の巻の見どころ
- ツバキとベニスモモの友情
- サザンカとアサガオの面白コンビ
- ツバキの優しさと戌班の絆
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (315秒)
0-40
もしかして、おっ 40秒
40-55
残り香でわかる 15秒
55-2:25 OP:「ハイライト・ハイライト」the peggies 90秒
ハイライト・ハイライト
2:25-3:00
実践練習の相手 35秒
3:00-3:35
実力伯仲のふたり 35秒
3:35-4:40
個性的な羊班 65秒
4:40-5:15
トウワタの空回り 35秒
承 (420秒)
承 (420秒)315
5:15-5:45
仲の悪いふたり 30秒
5:45-6:20
トウワタのお願い 35秒
6:20-6:45
快諾するツバキ 25秒
6:45-7:20
手を組むふたり 35秒
7:20-8:00
あきれるツバキ 40秒
8:00-9:15
努力家ベニスモモ 75秒
9:15-10:00
全力を尽くした勝負 45秒
10:00-10:40
もっと修行を 40秒
0:40-12:00
未班の絆 80秒
12:00-12:15
戌班の絆 15秒
転 (195秒)
12:15-12:30
食いしん坊のアサガオ 15秒
12:30-13:00
ツバキはうわのそら 30秒
13:00-13:20
かまってほしいサザンカ 20秒
13:20-13:55
授業を抜け出してでも 35秒
13:55-14:50
サザンカの妄想 55秒
14:50-15:30
トイレのたくらみ 40秒
結 (365秒 + 125秒)
15:30-16:15
残されたアサガオ 45秒
16:15-16:35
寄り添う花 20秒
16:35-17:00
怒られたらしい 25秒
17:00-17:25
晩ごはん抜き 25秒
17:25-18:00
もっと干しいもくれる 35秒
18:00-18:20
イノシシだぞ 20秒
18:20-19:00
やはり”おとこ”が気になる 40秒
19:00-19:20
全部あげる 20秒
19:20-19:35
見逃せない 15秒
19:35-20:1
ツバキこわい 40秒
20:15-20:50
嘘をつくサザンカ 35秒
20:50-21:20
サザンカの気持ち 30秒
21:20-21:35
ツバキも分かってる 15秒
21:35-23:05 ED:「あかね組活動日誌 ~未班~」 90秒
あかね組活動日誌 ~未班~
23:05-23:20
サザンカえらい 15秒
23:20-23:37
まるく収まった 17秒
23:37-23:40
次回予告 3秒
シーンリプレイ
9:15-10:00
全力を尽くした勝負 45秒
美少女ものだけど忍者アクションも頑張っている。スピーディーで激しい戦闘シーン。
0:40-12:00
未班の絆 80秒
トウワタを導くようなベニスモモなりの愛情。各班の個性が丁寧に描かれている。
21:20-21:35
ツバキも分かってる 15秒
てぇてぇ……。匂いで始まり、匂いで終わる。ツバキと匂いの関係は何か意味があるのだろうか?
感想
美少女くノ一だらけの作品だが、そこへ得体の知れない”おとこ”の影を匂わせることで少し艶っぽい雰囲気も漂わせる。美少女たちに妄想されるというなんとも言えないドキドキ感は新鮮だ。
くノ一だけで生活しているがゆえの、彼女たちのだらしない一面をさらけ出している感じもよい。エロいシーンなんてひとつもないのに、なんか”覗いている”ような罪悪感を抱いてしまう。もう芸術だこれ。
ただ美少女がたくさんいるというだけの作品ではなく、バトルシーンは動きまくるし、ライバルとの友情や仲間との絆もキッチリ描く。ほかの班のキャラクターたちも活躍の場があるようで、EDは持ち回りで毎回違うキャラクターが歌うようだ。
たくさんのくノ一のなかから自分の性癖に刺さるようなキャラクターを探すのも楽しいだろうし、”おとこ”がどれだけ物語に影響するのかも気になる要素だ。今後の展開に目が離せない作品だ。
夜中に練習中のツバキは誰かの気配を感じ立ち止まる。そこには激しい修行の痕跡とツバキの知る香りが残されていた。ある日の授業で抜き打ちの実践練習が発表された。ベニスモモに指名されたツバキは未班との実践練習に望むことになった。