[アニメ レビュー] 森のくまさん、冬眠中。【オンエア版】 第1話 クマさんの冬ごもり
森のくまさん、冬眠中。【オンエア版】
「森のくまさん、冬眠中。」は、漫画原作の作品でジャンルとしてはBLになるのだろう。【オンエア版】とわざわざ付けてあるのは、オンエアできない版があるからで、そちらはAnime Festaにて【プレミアム版】として視聴できるようだ。
この作品では動物を擬人化したキャラクターがあれやこれやするのだが、そこへBL要素がミックスされている。ショートアニメなので時間も短くテンポ良く話が進むので気軽に楽しむことができるだろう。
強引な展開や際どい描写もあるので、本当に【オンエア版】なのかと疑いたくもなる。しかしそういった要素をギャグとして受け止められるならオススメできるギャグアニメである。BLに抵抗のない方はぜひ!
※本記事は2022年7月10日時点での視聴をもとにした記事です。
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第1話 クマさんの冬ごもり
第1話の長さは3分30秒(210秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
<登場人物>
- ノワ
- ツキノワグマがモチーフ。親と死に別れたアイリを見つけ、保護して育てている。
- アイリ
- アイリッシュウルフハウンドがモチーフ。ノワ離れができない。やんちゃな性格。
- コウ
- ジャコウネコがモチーフ。アイリにはちょっと敬遠されている。なんだかんだアイリの面倒をみてくれる。
ノワの冬眠を嫌がるアイリ。冬眠の間はコウがアイリを預かってくれるのだが、アイリは納得がいかない様子。
なんとかアイリを説得して眠りについたノワだったが、さみしいのはノワも同じだった。
冬眠を終え目を覚ましたノワ。目の前には見違えるように成長したアイリがいた。ノワの目覚めに大興奮のアイリは、ノワに「したい」とせまるが……。
第1話の見どころ
- もちろんノワとアイリのカラミ
- なんだかんだ優しいコウ
- アイリの泣き顔
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (55秒)
0-20
悲しい出会い 20秒
20-55
平和な生活 35秒
承 (55秒)
55-1:25
ノワは冬眠する 30秒
1:25-1:50
コウが預かる 25秒
転 (55秒)
1:50-2:30
おやすみなさい 40秒
2:30-2:45
さみしいのはノワのほう 15秒
結 (45秒)
2:45-3:00
誰ですか 15秒
3:00-3:27
ええーっ 27秒
シーンリプレイ
55-1:25
ノワは冬眠する 30秒
普通は指を吸わせると思うんだが、くまさんの作法は違ったようだ。
1:50-2:30
おやすみなさい 40秒
あざといガチ泣きシーン。作画にも気合が入っている。
3:00-3:27
ええーっ 27秒
どうぶつの求愛はど直球。アイリの表情に鬼気迫るものがある。
感想
短いながらも見せ場が多く楽しめる。出会いから成長して「したい」とまでアイリに言わせる。ここからまだ語るような内容が用意されているのか。やることはひとつなのだが。
また、ノワの冬眠中にコウとアイリがなんともなかったのか気になるところだ。やっぱりクマのフカフカしたわがままボディのほうが好みなのだろうか。
タイトルのやわらかさに騙されていたが、思っていたよりも攻めた描写で驚いた。声優の演技もなかなかに真に迫ったものがある。単に突飛な設定のギャグアニメとして捉えるのは少々失礼なのかもしれない。
そもそもBL作品において重要な要素は”純粋に相手を想う気持ち”であって、セクシャルなシーンはそれを飾るアクセサリーなのではないか。だからこそ逆にストレート過ぎる攻めた描写を選べるのだと想う。
とにかく【オンエア版】でコレなのだから【プレミアム版】はどうなっているのやら……気になる方は観てみてもいいのではないか。まぁ、言ってみれば、くまさんとワンちゃんが仲良く遊んでるだけなのでw ダイジョブダイジョブ!!
ある日ノアに助けられたアイリは、それからふたりで幸せな生活を送っていた。