[アニメ レビュー] 嘆きの亡霊は引退したい 第2話 ティノに任せてラクしたい

嘆きの亡霊は引退したい
世界各地に存在する宝物殿。そこへ我先にと集まるトレジャーハンターたち。そのなかでも「ストレンジ・グリーフ(嘆きの亡霊)」と呼ばれるパーティは皆から一目を置かれている存在だ。
そして「ストレンジ・グリーフ(嘆きの亡霊)」リーダーが、この物語の主人公クライ・アンドリヒだ。すでに伝説のごとく語られているクライだが、実は周囲の活躍でなんとなく今の地位にきてしまっただけなのだ。
クライ本人はもう引退したいと思っているのだが、なかなか簡単には引退させてもらえない。運がいいのか悪いのか。クライの苦悩はまだまだ続きそうだ。
※本記事は2024年10月16日時点での視聴をもとにした記事です。
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第2話 ティノに任せてラクしたい
第2話の長さは23分50秒(1430秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
<登場人物>
- クライ・アンドリヒ
- 帝都でも有数のクラン「始まりの足跡」のマスター。帝都にその名を轟かせるパーティ「ストレンジ・グリーフ(嘆きの亡霊)」のリーダーでもある。
- ティノ・シェイド
- 「ストレンジ・グリーフ(嘆きの亡霊)」のメンバーのひとりであるリィズ・スマートの弟子。師匠譲りの戦闘狂。クライを神のように崇めている。

第2話 ティノに任せてラクしたい
<ストーリーの流れ>
⇩
ティノVSギルベルト
⇩
チカラでギルベルトを認めさせるクライ
⇩
慌ててティノたちを追いかけるクライ
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (330秒)
クライは帝都でも有名なパーティ「ストレンジ・グリーフ(嘆きの亡霊)」のリーダーであり、「千変万化」の通り名を持つハンターレベル8の冒険者。
0-1:00
みんなで探索者協会に殴り込んだ過去 60秒
1:00-2:00
パーティ名は「ストレンジ・グリーフ」 60秒
2:00-2:45
嘆きの亡霊誕生秘話 45秒
2:45-3:08
これはクライの英雄譚 23秒
3:08-4:13
OP:「葛藤Tomorrow」Lezel 65秒
4:13-5:30
クライは帝都最強の”千変万化” 77秒
承 (270秒)
意地を張るギルベルトはクライに勝負を持ちかけるが、クライはティノをギルベルトの相手に選ぶ。クライに失礼な態度をとりつづけるギルベルトが気に入らないティノは、手加減をしつつもギルベルトを反撃のスキも与えず倒してしまった。
5:30-6:00
どうしてもクライを認めたくないギルベルト 30秒
6:00-7:05
仲間になるかを賭けてギルベルトとティノの勝負 65秒
7:05-7:55
武器を捨て挑発をするティノ 50秒
7:55-8:25
煉獄剣を捨てて応戦するギルベルト 30秒
8:25-8:45
わがままを言い出すティノ 20秒
8:45-9:05
ティノのキツーい一撃 20秒
9:05-10:00
なすすべもなく倒されたギルベルト 55秒
転 (300秒)
ティノに倒され、クライの実力を見せつけられたギルベルト。しかしそれはクライが事前に準備をしていただけだった。クライは「ストレンジ・グリーフ」の仲間が稼いだお金で宝具を買い漁る、ただの宝具オタクだった。
10:00-10:35
野心に燃えるギルベルト 35秒
10:35-11:15
ギルベルトの心の中を見透かすクライ 40秒
11:15-11:35
なんか逆のほうに勘違いするギルベルト 20秒
11:35-12:08
煉獄剣の魔力を引き出すクライ 43秒
12:08-13:15
宝物殿「白狼の巣」とは 67秒
13:15-15:00
クライは宝具コレクター 105秒
結 (420秒 + 110秒)
ティノたちを楽勝な宝物殿に向かわせたと思っていたクランだが、「白狼の巣」は最近とても危険だと聞いて焦りはじめる。覚悟を決めたティノたちは帰ってきそうにない。使えそうな宝具をかき集めティノたちを追いかけるクライ。果たして無事に合流できるのだろうか。
15:00-16:15
最近「白狼の巣」がヤバいらしい 75秒
16:15-16:40
要救助者はレベル5のハンターだった 25秒
16:40-17:35
だんだんあせってきたクライ 55秒
17:35-18:00
みんな遺書を書いてた 25秒
18:00-19:05
クライさんすげー 65秒
19:05-19:40
ティノたちをくい止めようとするクライ 35秒
19:40-20:10
いきなり大ピンチのティノたち 30秒
20:10-20:30
宝具をかき集めるクライ 20秒
20:30-22:00
欠陥宝具で飛び出すクライ 90秒
22:00-23:30
ED:「すくりぃむ!」P丸様。 90秒
23:30-23:50
次回予告 20秒
シーンリプレイ
8:25-8:45
わがままを言い出すティノ 20秒
プク顔を超えて癇癪までいってもかわいい。
13:15-15:00
クライは宝具コレクター 105秒
勝手に収入が入って好きに暮らす。こんな生活がしたい。
22:00-23:30
ED:「すくりぃむ!」P丸様。 90秒
とてもかわいいティノの後ろ姿。曲を歌っているP丸様。の声もEDの雰囲気にピッタリだ。

感想
仲間に恵まれ運だけで現在の地位まで担ぎ上げられたクライ。周囲の勘違いでクライがどんどん神格化されてゆく様を楽しむのがこの作品の肝となっている。彼がこの物語の主人公であるのは間違いないが、ティノの存在もまたこの作品の大きな魅力のひとつだ。
ティノはビジュアルや性格も魅力的。今回のギルベルトとの勝負シーンは気合の入った作画や演出で表現されており、制作スタッフのティノに対する愛情が感じられた。
ティノはクライの仲間であるリィズの弟子なのだが、クライを神のように崇めている。その一途な想いはなんともかわいらしく、好戦的で暴力的なティノの性格をも魅力的に思わせてくれる。
今回はクライの手違いで危険な地域へと派遣されてしまったティノたち。クライの地位や名声に目が霞んでしまっている彼女らは、この手違いさえもいいように解釈してしまう。
尊敬するクライのミッションを愚直にこなそうとするティノの純粋さ。そのけなげな姿を観るために視聴するというのもアリなのではないだろうか。それくらいティノは魅力的なキャラクターだと思う。
この作品はOP・EDともに”飛ばせない”と思わせてくれるくらい曲も映像もデキが良く、話の頭から尻尾まで楽しめるところはポイントだ。個人的にはEDのティノのかわいさは評価したい。後ろ姿だけでキュートさを表現するなんて、とても刺激的な発想に感じた。
クライは帝都の有名人