[アニメ　レビュー]　ストップ！！ひばりくん！　第3話　ばれた!? みられた!?

ストップ！！ひばりくん！

　女って何考えてるのか全然わからん。予想外でワガママで腹立つわー。でもあの魅力にはなぜか勝てない、うぅ……と頭を抱えた経験が男ならあるだろう。そういった内面的な未熟さから男はなかなか抜け出せない。

　そういった未熟な男の「そうだ！中身が男の美少女を作ろう！！」というこれまた頭の悪い妄想を満たしてくれたのが「ストップ！！ひばりくん！」だ。この作品で性癖が歪んだ紳士淑女の方々も多いだろう。ひばりくん、かわいいから。

　母親を亡くした高校生の耕作は、母親の友人を頼って大空家に居候することになる。しかし大空家はや○ざの組長の家だったのだ。逃げ出そうとする耕作だったが、組長の娘のひばりに一目惚れしてしまう。しかしひばりは……。

　第3話では学校でも女の子で通しているひばりが、校内の意地悪グループに狙われる回だ。タイミグ悪く健康診断があり、どうしても裸にならなくてはならない状況に追い込まれるひばり。いろんな意味でドキドキの回だ。

「かわいいは正義」なんていう言葉が生まれる前から、それを証明していたひばりくん。かわいい男の娘が当たり前に存在する今こそ、再評価されるべき作品だと思う。

※本記事は2023年1月7日時点での視聴をもとにした記事です。

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第3話　ばれた!? みられた!?

　第3話の長さは24分03秒（1443秒）。独断で起承転結の４つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。

<登場人物>

坂本 耕作（さかもと こうさく）

母の遺言に従って大空家に居候しにきた。引っ越しの初日に男の娘とは知らず、ひばりくんに一目惚れしてしまった。

大空 ひばり（おおぞら ひばり）

大空家の末っ子で長男。本来なら家のあと継ぎとして期待される立場だが、女の子として生活を送っている。学力も体力も優秀で学校ではアイドル。なぜか耕作にゾッコン。

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　第3話の見どころ

• ひばりのあざとさ
• 昭和ナンセンスギャグの名残り
• 気迫のおっぱい作画

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※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。

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起　（106秒　+　207秒）

0-13
ロゴ　13秒

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13-1:46
OP：「ストップ！！ひばりくん！」雪野ゆき　93秒

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1:46-2:13
世話係の政二さん　27秒

2:13-2:33
命をかけて驚かす　20秒

2:33-3:03
耕作はひばりの監視役　30秒

3:03-4:33
ひばりに翻弄される父いばり　90秒

4:33-5:13
ひばりが女の子だったら　40秒

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　ひばりのかわいさを見せるパート。

承　（283秒）

5:13-5:38
かおりの暴力支配　25秒

5:38-7:03
優勝はひばりちゃん　85秒

7:03-8:05
変態で御家断絶で切腹　62秒

8:05-8:33
変態の姉妹は貼り付け　28秒

8:33-8:53
ひばりはさらし首　20秒

8:53-9:56
耕作は吊し上げ　63秒

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　ひばりの秘密がバレたらどうなるかのパート。

転　（317秒）

9:56-10:20
夢の更衣室　24秒

10:20-10:53
突き飛ばされるひばり　33秒

10:53-11:27
大空ひばりには胸がない　34秒

11:27-11:53
いっちょヤキ入れたろか　26秒

11:53-12:23
乙女の悩み　30秒

12:23-13:03
聞かれてしまった　40秒

13:03-13:36
いい考えがあるの　33秒

13:36-14:19
不良に頼んじゃった　43秒

14:19-15:13
沼にハマりかける耕作　54秒

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　ひばりの秘密をアバこうとかおりが暗躍するパート。

結　（440秒　+　90秒）

15:13-15:43
襲われるひばりたち　30秒

15:43-16:13
30秒でノックアウト　30秒

16:13-16:29
全員ドン引きの強さ　16秒

16:29-17:06
健康診断！！　37秒

17:06-17:43
吊し上げの恐怖　37秒

17:43-18:23
陰険なかおりたち　40秒

18:23-18:50
政二さんの悲劇　27秒

18:50-19:33
ひばり颯爽と登場　43秒

19:33-19:53
余裕を見せるひばり　20秒

19:53-20:43
張り詰めた空気　50秒

20:43-21:13
ぐりんぐりん動くおっぱい　30秒

21:13-21:28
ツンツンひばり　15秒

21:28-22:13
つばめさんだった　45秒

22:13-22:33
結構なおっぱいでした　20秒

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22:33-23:43
ED：「コンガラ・コネクション」星野アイ　70秒

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23:43-24:03
次回予告　20秒

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　最大のピンチを乗り切るひばりのパート。

シーンリプレイ

8:33-8:53
ひばりはさらし首　20秒

　貴重なヒロインのさらし首のシーン。昭和では切腹や打首のギャグは当たり前。

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12:23-13:03
聞かれてしまった　40秒

14:19-15:13
沼にハマりかける耕作　54秒

　ひばりくんはそのままでいい、そのままがいい。と、言いたくなるかわいさ。

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20:43-21:13
ぐりんぐりん動くおっぱい　30秒

　こだわりの逸品。あらゆる角度からの描写と影の付け方。気迫が伝わってくる。

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感想

　昭和のギャグアニメってそうだったよなーと思う。政二さんの驚かすネタや白いワニなど、お決まりの意味わからんネタを話に関係なくぶっ込んでくる感じ。耕作のツッコミやリアクションも昭和である。話の流れや脈絡を大事にするお笑いコント的なものが受ける現在とは時代の変化と違いを感じる。

　個人的に懐かしかったのは、大きい・強いといった象徴の存在としてプロレスラー・ジャイアント馬場さんのオマージュが観れたことだ。今回では不良のリーダーとして描写されていた。まぁ実際の馬場さんには”優しい”という属性もプラスされるのだけど。今回は悪役での登場だった。

　当時も人気のあった作品であったが、改めて観てみると令和の今こそ支持されるのではないかと思う。ひばりくんは一途で可愛くて可憐で、それでいていたずらっ子でケンカも強くて、まさに小悪魔といった感じの男の娘だ。

　天真爛漫な感じは女の子っぽくもあるし、同時にクソガキ感もあってとても多面的な魅力を持っている。当時は”変態”としか表現できなかったが、時代が進んで「かわいいは正義」や「男の娘」という概念も生み出された。アニメの作画はもうちょっと頑張ってほしかったが、原作者のキレイで可愛くて清潔感のあるキャラクターデザインは今でも十分に通用する。

　そして第3話の見どころは何と言ってもおっぱいだ。ひとつのエピソードこれだけ何回も登場するのは今では考えられない。なかでも最後の健康診断のおっぱいは別格で、ココだけ異次元の作画になっていて面白い。相当に気合い入れて描きました感が伝わってくる。

　ぜひとも現代の作画技術で観てみたい作品だが、設定から何から無理だなぁーと思う。変に改変しちゃうと作品の魅力が漂白されてしまうだろう。ひばりくんが持つ”はかない魅力”は、昭和でこそ成立しえたものだったのかも知れない。

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