[名作1クール レビュー] 涼宮ハルヒの憂鬱(第1期) 第4話 涼宮ハルヒの退屈

各話レビューリスト

※本記事は2022年9月30日時点での視聴をもとにした記事です。


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第4話 涼宮ハルヒの退屈  

 第4話の長さは23分25秒(1405秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です



涼宮ハルヒの退屈

 平和な日常を打ち破るハルヒの笑顔。今日はSOS団の名を知らしめるために、野球大会への参加を決めてきたという。手近な人間を集め、さっそく特訓をはじめると言い出したハルヒだが。

 みくるの可愛さでグラウンドを借りるハルヒ。運動神経抜群のハルヒの特訓は過酷なものとなった。そして試合当日、初対面のメンバーとも顔合わせをし、優勝候補のチームとの初戦が始まった。

 優勝候補相手に奮闘するハルヒ。しかし他のメンバーはまったく歯が立たない。得意のコスプレ作戦にでるハルヒとみくるだったが、所詮ハルヒひとりの活躍では到底かなう相手ではなかった。

 負けが見えだして不機嫌になるハルヒ。このままでは世界が終わってしまう。古泉の機転で長門の助けを借りる一同。瞬く間に逆転し勝利を手にした。ハルヒの機嫌もなおったところで試合は棄権。みんなで食事を楽しんだ。そしてまたいつもの日常が始まるのだった。

 第4話の見どころ

  • 鶴屋さんやキョンの妹の登場
  • 野球の作画よし
  • みくるの恐れているもの

背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。



起 (325秒)

0-40
ある日の放課後 40秒

40-1:20
悪魔の笑顔 40秒


1:20-2:50
OP:「冒険でしょでしょ」平野綾 90秒


冒険でしょでしょ?

2:50-3:20
聞いちゃいない 30秒

3:20-4:00
SOS団を知らしめるため 40秒

4:00-4:30
試合は今週 30秒

4:30-5:25
今から特訓 55秒


 ハルヒの思いつきで野球大会に出ることになるパート。

承 (290秒)

5:25-5:40
ハルヒの退屈しのぎ 15秒

5:40-6:05
利用される青春 25秒

6:05-7:05
仲良くしたら? 60秒

7:05-7:55
もういろいろ受け入れているキョン 50秒

7:55-8:30
試合当日 鶴屋さん登場 35秒

8:30-9:20
キョンの妹も参加 50秒

9:20-10:15
対戦相手は優勝候補 55秒


 メンバーも揃い、いよいよ試合当日のパート。

転 (285秒)

10:15-10:35
さすがハルヒ 20秒

10:35-11:35
あとが続かない 60秒

11:35-12:15
さすがの優勝候補 40秒

12:15-13:00
まぁ順当な結果 45秒

13:00-13:30
またもやコスプレ 30秒

13:30-14:00
ふとももの魔力 30秒

14:00-15:00
無謀な作戦 60秒


 ハルヒが奮闘するも、優勝候補相手では手も足も出ないパート。

結 (440秒 + 65秒)

15:00-15:20
何やってもかわいいみくる 20秒

15:20-16:35
世界とハルヒの機嫌 75秒

16:35-17:00
本気を出すキョン 25秒

17:00-18:00
長門も本気を出す 60秒

18:00-18:20
ホーミングすごい 20秒

18:20-19:00
今日はこれくらいにしといたるわ 40秒

19:00-19:30
世界はキョンの肩に 30秒

19:30-20:30
奇跡の勝利 60秒

20:30-21:00
そうだ、棄権しよう 30秒

21:00-21:30
ハルヒも大満足 30秒

21:30-21:55
一件落着 25秒

21:55-22:20
世界は今日も平和です 25秒


22:20-23:25
ED:「ハレ晴レユカイ」平野 綾、茅原実里、後藤邑子 65秒


ハレ晴レユカイ

 ハルヒの機嫌が悪くなり世界が危機に陥るも長門の活躍で一件落着。世界が救われるパート。

シーンリプレイ

6:05-7:05
仲良くしたら? 60秒

13:00-13:30
またもやコスプレ 30秒

15:00-15:20
何やってもかわいいみくる 20秒

 キョンがみくると近づく→ハルヒが不機嫌になる→世界やばい。これがみくるの恐怖である。


15:20-16:35
世界とハルヒの機嫌 75秒

 物語の最大のポイント「ハルヒの機嫌」をとること。これと世界の存続はどう関係するのか?


21:00-21:30
ハルヒも大満足 30秒

 キョンがいいならハルヒもいい。完全にアレですな、アレ。これで世界は救われたのだ。知らんけど。



感想

 前回の続きはおあずけで、いきなりの野球回である。ただし時系列でいうとこのエピソードは後のほうで、キョンはいろいろな経験をして全てを理解している。この物語がSFであると認識したばかりの視聴者の興味を引くため、このエピソードをここへ持ってきたと思われる。

 キャラクターは第1話と同じ、SOS団のメンバーと友人たち。チャンスとばかりに意気揚々と鶴屋さんに自己紹介する谷口が微笑ましい。谷口なら事前調査で鶴屋さんをチェックしていたんだろうなと思わせる描写だ。

 物語はいつものハルヒの暴走で進んでゆくのだが、みくるが時折みせる怯えたような表情が印象に残る。そして小泉と長門の行動。どうやらハルヒの機嫌が悪くなると世界が終わるらしいことが分かる。そして以前に何か大きな事態へと発展したことにも言及される。

 おちゃらけたトンデモ野球回と思いきや、視聴者の興味を引く謎とヒントを散りばめたようなエピソードになっている。キョンとみくるの距離感を気にするハルヒの”女心”が見え隠れするのも、これまでには見られなかった一面だ。

 新たな謎を投げかけ、この答え合わせは第5話以降でお楽しみください……といったところだろうか。まぁ確かに気になるよね。