[名作1クール レビュー] 涼宮ハルヒの憂鬱(第1期) 第5話 涼宮ハルヒの憂鬱 Ⅲ
各話レビューリスト
※本記事は2022年10月6日時点での視聴をもとにした記事です。
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第5話 涼宮ハルヒの憂鬱 Ⅲ
第5話の長さは24分40秒(1480秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
涼宮ハルヒの溜息III
まだ長門の話が信じられないキョン。しかし次の日には、なぞの転校生・古泉一樹がスカウトされ、ついにSOS団が本格的に始動することになった。エスカレートするハルヒのセクハラ。どうなる世界。
ハルヒの思いつきで休日に集められたSOS団。くじびきの結果によりキョンはみくると探索をすることに。ふたりきりになってデート気分で歩くキョンにみくるは自分の秘密を打ち明けたのだった。
結局なんの収穫もなく終わった翌日、キョンは自分から古泉を呼び出し正体を聞き出す。古泉はにとってハルヒは神にも等しい存在だという。どうやら世界の謎を解く鍵は3年前にあるらしい。ハルヒのいない部室では、今日も宇宙人、未来人、超能力者、そして普通の人間が集まっていた。
第5話の見どころ
- この世界の存在理由
- ハルヒのセクハラ
- 古泉とみくるの秘密
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (320秒)
0-27
イレギュラー・キョン 27秒
27-1:57
OP:「冒険でしょでしょ」平野綾 90秒
冒険でしょでしょ?
1:57-2:20
地球人が宇宙人の進化の閉塞を打開するかも 23秒
2:20-2:50
涼宮ハルヒが情報爆発の中心 30秒
2:50-3:30
情報統合思念体はハルヒを観測するために長門を作った 40秒
3:30-3:45
世界はハルヒの意思によって存在が許されている 15秒
3:45-4:30
キョンとハルヒが出会って世界が動き出した 45秒
4:30-5:00
ハルヒに知られてはならない 30秒
5:00-5:20
ハルヒの大事なお姫様→キョン 20秒
ハルヒの秘密が長門によって明かされるパート。
承 (280秒)
5:20-5:48
信じていないキョン 28秒
5:48-6:15
なぞの転校生 27秒
6:15-6:55
気になるみくる 40秒
6:55-7:30
ようやく登場、古泉一樹 35秒
7:30-8:00
戦慄が走る一同 30秒
8:00-8:45
SOS団の本格始動 45秒
8:45-9:50
朝比奈みくるの災難 65秒
9:50-10:00
冷静な古泉 10秒
ついにSOS団のメンバーが揃うパート。
転 (385秒)
10:00-11:05
この世の不思議を探しに 65秒
11:05-12:10
これはデートではない 65秒
12:10-12:50
少なくとも…… 40秒
12:50-13:40
タイムトラベラーみくる 50秒
13:40-14:25
今から3年前以上に時間遡行できない 45秒
14:25-14:45
ハルヒ観測員みくる 20秒
14:45-15:15
ハルヒは無意識に見抜いていた 30秒
15:15-15:35
禁則事項です 20秒
15:35-16:05
代わってほしいんだが 30秒
16:05-16:25
禁則事項です♡ 20秒
みくるがキョンに正体を明かすパート。
結 (430秒 + 65秒)
16:25-17:00
不満げなハルヒ 35秒
17:00-17:20
長門を連れて図書館へ 20秒
17:20-18:15
寝坊でハルヒ大激怒 55秒
18:15-18:40
自転車撤去 25秒
18:40-19:20
だんだん読めてきたキョン 40秒
19:20-19:45
古泉は超能力者 25秒
19:45-20:30
また3年前 45秒
20:30-21:00
神といいます……いわゆるゴッドですよね 30秒
21:00-21:30
世界は3年前に始まった説 30秒
21:30-22:10
触らぬ神に祟りなし 40秒
22:10-23:00
古泉の能力とは 50秒
23:00-23:35
普通なのはキョンだけ 35秒
23:35-24:40
ED:「ハレ晴レユカイ」平野 綾、茅原実里、後藤邑子 65秒
ハレ晴レユカイ
古泉の正体も分かり、それぞれの思惑でハルヒに近づいていることが分かるパート。もう信じざるをえなくなったキョン。
シーンリプレイ
3:30-3:45
世界はハルヒの都合のいいように作り変えられている 15秒
ハルヒが思う通りに世界は動く。宇宙がこれ以上進化するためにはハルヒが必要。
7:30-8:00
戦慄が走る一同 30秒
ただの人間じゃない奴らをピンポイントで集めたハルヒ。そりゃ当事者たちは戦慄するわ。
16:05-16:25
禁則事項です♡ 20秒
みくるの代名詞となった名ゼリフ。かわいいのにお姉さんっぽいセリフ。
感想
前回の長門の告白を信じられないキョンが、否応なしに認めざるをえなくなる回である。ただのか弱い美少女と思っていたみくるが、まじめに電波発言をしたことが認めざるをえなくなった一番の理由だろう。
みくるの決め言葉である「禁則事項です」は当時のオタク界隈ではちょっとした流行語になった。このシーンはいま観てもあざとくてかわいい。SF要素も吹っ飛ぶほど印象に残るウインクだった。
この回で物語の重要な秘密が視聴者に明かされる。それは”世界は涼宮ハルヒの思い通りに創造される”ということ。そして”それを涼宮ハルヒに気づかれてはならない”ということである。
ハルヒが自分の能力に無自覚なのは、くじ引きのシーンでよく分かる。本来くじ引きの結果なんてハルヒなら操作できるはずだが、なぜかキョンとペアになれない。それはハルヒが”キョンとペアになれないかも”という不安を持っていたからだろう。無意識の不安が実現されてしまったと考えられる。
もし涼宮ハルヒがその能力に気づいてしまったら……。そんな世界の危機を救うキーとして指名されたキョン。いろんな意味でドキドキな展開が想像できそうだ。
そして物語を面白くしている要素がもうひとつ。長門・みくる・古泉の3人が、それぞれの思惑でハルヒを監視していること。ハルヒの動向も重要だが、お互いに敵か味方か微妙な距離感をとっているところが面白い。
これまでの謎が氷解し、キャラクターたちがたまに見せていた意味有りげな表情に納得する。その一方で”3年前”という新しいキーワードが提示される。いったい3年前に何があったのか?もう続きを観ないと気が収まらない。こうやって視聴者は、どんどん物語に引き込まれてゆくのだ。
宇宙人(情報統合思念体)は肉体を持たないため地球人とはコンタクトがとれない。その問題を解決するために長門が作られた。長門によれば、涼宮ハルヒは宇宙を進化させる大きな可能性を持っているらしい。しかしそのことは絶対にハルヒに知られてはならない。そしてハルヒのキーであるキョンに危険が及ぶかもしれないことも長門は警告した。