[名作1クール レビュー] ゼロの使い魔 第12話 「ゼロの秘宝」

各話レビューリスト

※本記事は2024年3月10日時点での視聴をもとにした記事です。


2300作品のアニメが見放題!
ドコモ以外も登録可能!
31日間無料!【dアニメストア】




第12話 「ゼロの秘宝」 

 第0話の長さは23分40秒(1420秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です



「ゼロの秘宝」

 ワルドの起こした事件によってルイズが虚無の末裔であることが分かった。それは失われた伝説の魔法系統だという。そしてキスをしてしまったルイズと才人の関係にも、少し変化が訪れた。

 パンツのことでルイズと大喧嘩してしまったサイト。不貞腐れているところで帰省するというシエスタに会った。異世界から来たというシエスタのひいおじいちゃんの話を聞いて竜を見てみたくなった才人は、シエスタの故郷であるタルブの村へ行くことにした。しかしそれをルイズにも見つかってしまったのだった。

 お宝探しにやってきたキュルケたち、研究のためにやってきたコルベール先生と助手のルイズ。なんだかんだで全員集合し、みんなで竜の羽衣を探すことになった。

 日本語のお墓にゼロ戦。シエスタのひいおじいちゃんは日本人だった。コルベール先生によると日食と同時に太陽に飛び込めば日本へ帰れるらしい。それを喜ぶ才人とショックを受けるルイズ。心がすれ違ったままのふたり。追い打ちをかけるようにレコンキスタがトリステインに宣戦布告をしてきた。期日は3日後の日食のとき。混乱のさなか、才人は日本とトリステインどちらを選択するのか。

 第12話の見どころ

  • キスが変えたふたりの意識
  • シエスタのひいおじいちゃん
  • 竜の羽衣の正体

背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。



起 (330秒)

0-53 親友の無事を喜ぶアンリエッタ 53秒


53-2:23
OP:「First kiss」ICHIKO 90秒


2:23-3:35
伝説の竜を探しに 72秒

3:35-4:25
虚無の末裔とガンダールヴ 50秒

4:25-5:30
ふたりの関係 65秒


 事件後に残された「謎」のパート。

承 (280秒)

5:30-6:30
意地っ張りなふたり 60秒

6:30-7:10
シエスタのひいおじいちゃん 40秒

7:10-8:15
消えた竜を求めて 65秒

8:15-9:05
恋に落ちたルイズ 50秒

9:05-9:47
キスしたくせにっ! 42秒

9:47-10:10
いいんだよっ! 23秒


 竜の正体を求めてシエスタの故郷へ向かうパート。

転 (290秒)

10:10-11:10
デルフリンガー鋭い 60秒

11:10-12:00
全員集合 50秒

12:00-12:35
アルビオンは開放された 35秒

12:35-13:00
忍び寄る影 25秒

13:00-13:37
コルベール先生たちだった 37秒

13:37-14:00
アガるコルベール 23秒

14:00-14:30
ここでも喧嘩 30秒

14:30-15:00
洞窟の先には…… 30秒


 みんなが合流するパート。

結 (415秒 + 105秒)

15:00-15:45
日本語 45秒

15:45-16:20 竜の羽衣はゼロ戦だった 35秒

16:20-16:45
シエスタには日本人の血が 25秒

16:45-17:50
日食に飛び込めば 65秒

17:50-18:53
ただの娘として 63秒

18:53-19:25
燃料が必要 32秒

19:25-19:40
ガソリンの入手 15秒

19:40-20:00
才人なら扱える 20秒

20:00-20:45
愛する人がいなくなる 45秒

20:45-21:05
日食はいつ 20秒

21:05-21:55
3日後 50秒


21:55-23:25
ED:「ホントノキモチ」ルイズ(釘宮理恵) 90秒


23:25-23:40
次回予告 15秒


 ガンダールヴの真実とレコンキスタの侵攻のパート。


シーンリプレイ

4:25-5:30
ふたりの関係 65秒

 才人をひとりの男として意識し始めるルイズ。大切な相手としてルイズを守りたい才人。あとはお互いに素直になるだけだ。


12:00-12:35
アルビオンは開放された 35秒

 開放とは聞こえがいいが、実際はレコン・キスタによって乗っ取られたということ。


21:05-21:55
3日後 50秒

 勝負は3日後。現世の日本とトリステイン、才人はどちらを選ぶのだろうか。


感想

 物語も佳境ということで今まで謎だったことの詳細が明らかにされる。ルイズが虚無の末裔だということ。シエスタのひいおじいちゃんが日本人であること。竜の羽衣がゼロ戦であること。「ゼロのルイズ」というあだ名はゼロ戦を操るガンダールヴを使い魔とし虚無の魔法を使いこなす、という意味とかかっていることがわかる。

 コルベール先生によって日本へ帰れる可能性も与えられ、才人にとっては希望の光が見える回だ。しかしルイズにとっては才人と同じ人種の血の流れるシエスタに気後れし、才人が帰ってしまうという絶望に襲われる回だ。

 才人にとってはルイズと日本のどちらを選ぶのかという問題が発生するわけだが、それに加えてレコンキスタがトリステインに侵攻してくるという事件ものっかってくる。才人にとっては転生してからお世話になった人々全員と、日本に帰るという自分の事情を天秤にかけることになる。

 それに加えて個人的な問題として才人はルイズと喧嘩したままでという問題がある。キスまでしたのに……。どんどん物語の進行に取り残されるルイズの”気後れ”した感じが心に痛い。いきなり伝説の末裔と言われ自分の能力とのギャップに不安になり、ワルドに裏切られ才人との関係も不安定。おまけに才人は日本に帰る方法を見つけてしまった。本当は才人にずっと側にいてほしいのに。

 果たして才人は日本とトリステインどちらを選ぶのか。ルイズと仲直りはできるのか。最終話への期待が高まる。