[名作1クール レビュー] ゼロの使い魔 第6話 「盗賊の正体」

各話レビューリスト

※本記事は2024年1月31日時点での視聴をもとにした記事です。


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第6話 「盗賊の正体」 

 第6話の長さは23分40秒(1420秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です



「盗賊の正体」

 フーケに盗まれた破壊の杖。その奪還のために学院独自でのフーケ討伐を提言する学院長。立候補したのはルイズ、タバサ、キュルケの3人。学院長秘書のロングビルも同行し、ここにフーケ討伐隊が結成された。

 討伐の道すがらロングビルの生い立ちを知る一行。貴族には平民に落とされる貴族もあるらしい。フーケの隠れ家らしい小屋を調査する一行は、意外にも簡単に破壊の杖を取り返してしまった。

 ゴーレムに襲われる討伐隊一行。キュルケとタバサの魔法も効かず、ルイズの魔法も今度はうまくいかない。とっさの思いつきでルイズが持ち出した破壊の杖を見て、それがロケットランチャーだと気づいた才人は、見事にゴーレムを打ち倒した。

 フーケは破壊の杖を使いこなせずあっさりと才人にやられてしまう。見事にフーケを捕らえたルイズたちは報奨をいただくことになった。学院長に破壊の杖にまつわる話を聴き、自分よりも前にハルケギニア来た現代人がいることを知った才人。なんとか日本に帰る方法はないかと期待する一方で、ルイズへの想いも深くなってゆくのだった。

 第6話の見どころ

  • 意外な盗賊の正体
  • キュルケの優しさ
  • ルイズのプライド

背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。



起 (355秒)

0-30
盗賊騒ぎの影響 30秒

30-55
アンリエッタの責任問題 25秒

55-1:04
ルイズとタバサが呼ばれた 9秒


1:04-2:34
OP:「First kiss」ICHIKO 90秒


2:34-3:25
フーケの似顔絵 51秒

3:25-4:00
学院独自でフーケを捕らえる 35秒

4:00-4:35
ルイズ、キュルケ、タバサが立候補 35秒

4:35-5:05
タバサは騎士、キュルケは軍人の家系 30秒

5:05-5:35
伝説のガンダ… 30秒

5:35-5:55
ロングビルも同行 20秒


 学院の威信をかけてフーケ討伐隊を結成するパート。

承 (230秒)

5:55-7:00
貴族から転落したロングビル 65秒

7:00-7:40
ルイズとキュルケ 40秒

7:40-8:00
それを当てられると弱い 20秒

8:00-8:17
これは後で怒られるやつ 17秒

8:17-8:50
隠れ家らしき小屋 33秒

8:50-9:10
手分けをして調査 20秒

9:10-9:45
あった! 35秒


 フーケの隠れ家に乗り込むパート。

転 (315秒)

9:45‐10:00
ルイズの悲鳴 15秒

10:00-10:30
風も火も効かない 30秒

10:30-11:30
貴族のプライド 60秒

11:30-12:35
ルイズの想い 65秒

12:35-13:00
飾り物の剣 25秒

13:00-14:00
破壊の杖=ロケットランチャー 60秒

14:00-14:40
一発逆転 40秒

14:40-15:00
また惚れちゃった 60秒


 ゴーレムを破壊の杖で撃退するパート。

結 (415秒 + 105秒)

15:00-15:30
な、なんだってー 30秒

15:30-16:00
ガンダールヴとは 30秒

16:00-16:30
才人の株価上昇が止まらない 30秒

16:30-17:00
報奨は貴族のみ 30秒

17:00-18:50
破壊の杖の真実 110秒

18:50-19:40
ルイズかわいい! 50秒

19:40-20:30
レディに誘われたら断れない 50秒

20:30-21:00
深まる信頼関係 30秒

21:00-21:30
ルイズの女心 30秒

21:30-21:55
近づくふたり 25秒


21:55-23:25
ED:「ホントノキモチ」ルイズ(釘宮理恵) 90秒


23:25-23:40
次回予告 15秒


 見事にフーケを捕らえ、ルイズたちが報奨を受け取るパート。


シーンリプレイ

4:00-4:35
ルイズ、キュルケ、タバサが立候補 35秒

 タバサだけでなくキュルケもまた、ルイズのことが心配だから立候補したのだ。家柄の対抗心はただの言い訳である。


11:30-12:35
ルイズの想い 65秒

 どの世界でも泣いている女の子は放ってはおけないのだ。


21:30-21:55
近づくふたり 25秒

 遠慮がちなダンスのステップとふたりのココロが重なる表現。対等に繋がろうとしているふたりが愛おしい。


感想

 才人に関する謎が解けてゆくにつれ、才人の評価もうなぎのぼり。ルイズにも使い魔としてではなく、男として扱われるようになる。破壊の杖がロケットランチャーであることが分かり、伝説のガンダールヴと”現代人”の関係が気になるところだ。

 才人にとっては、自分以外にもハルケギニアに来たことがあると知り、日本に帰る方法も分かるのではないかという期待が生まれた。逆にルイズにとっては、才人が帰ってしまうという不安が生まれてしまったわけだ。期待と不安の間で揺れるふたりの関係から目が離せない。

 これまでもちょくちょく話題になっていた、アンリエッタの周囲の不穏な動き。今回のフーケの事件もアンリエッタと繋がりがあるのだろうか。フーケ個人の復讐心や貴族たちの政治的な思惑などが複雑に絡み合った状況に、才人の存在がどう影響してゆくのか。

 1クールの折返し地点ということでストーリーも一区切りついた。ルイズと才人の関係、トリステイン王国の政情不安、ガンダールヴの謎。後半に向けてこれらの要素がどう絡んでゆくのかが見どころだ。