[名作1クール レビュー] ゼロの使い魔 第8話 「タバサの秘密」
各話レビューリスト
※本記事は2024年2月11日時点での視聴をもとにした記事です。
2300作品のアニメが見放題!
ドコモ以外も登録可能!
31日間無料!【dアニメストア】
第8話 「タバサの秘密」
第8話の長さは23分40秒(1420秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
「タバサの秘密」
タバサはガリア王家の出身で本名はシャルロットと言った。父親は既に亡くなっており、母親も健康といえる状態ではない。執事の話によると王位継承のいざこざに巻き込まれた結果だという。
本当のタバサは明るくて活発な少女であった。その存在を王家から疎まれた結果、タバサはトリステインへと厄介払いされたのだった。それはまたキュルケの事情とも重なるものであった。一方で才人はシエスタとお風呂に入ろうとしていた。
五右衛門風呂で仲良く話す才人とシエスタを目撃し面食らうルイズ。その怒りに任せてモンモランシーの媚薬を飲んでしまう。一方でタバサは国王からの勅命を受けていた。過去に苦しめられ続けるタバサに、キュルケはそっと寄り添うのだった。
第8話の見どころ
- キュルケとタバサの事情
- エンジンのかかってきたシエスタ
- ルイズの破壊的なデレ
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (290秒)
0-35
トリステインの夏休み 35秒
35-1:20
タバサの実家へ 45秒
1:20-2:50
OP:「First kiss」ICHIKO 90秒
2:50-3:55
キュルケの事情 65秒
3:55-4:13
道が塞がれていた 18秒
4:13-4:43
やきもちを焼くルイズ 30秒
4:43-4:50
すっかり怒られ慣れた才人 7秒
タバサの帰省のパート。
承 (335秒)
4:50-5:15
モンモランシーに詰められるギーシュ 25秒
5:15-5:40
あきれる才人 25秒
5:40-6:00
才人が大好きマルトーさん 20秒
6:00-6:25
何かをたくらむ才人 25秒
6:25-7:00
タバサの実家とは 35秒
7:00-7:30
シャルロット・エレーヌ・オルレアン 30秒
7:30-8:00
ご家族は 30秒
8:00-8:20
タバサは本名ではなかった 20秒
8:20-8:55
母親に拒否されるタバサ 35秒
8:55-9:25
タバサは王族だった 30秒
9:25-10:25
王位継承の争いに巻き込まれた 60秒
タバサの実家へ帰るパート。
転 (285秒)
10:25-11:10
タバサを守った母 45秒
11:10-11:40
タバサは人形の名前 30秒
11:40-12:40
今度は母を守るために 60秒
12:40-13:05
厄介払いで留学へ 25秒
13:05-13:30
モンモランシーの怪しい薬 25秒
13:30-13:50
五右衛門風呂 20秒
13:50-14:45
興味を持つシエスタ 55秒
14:45-15:10
そうはならんやろ!! 25秒
タバサの真実のパート。
結 (405秒 + 105秒)
15:10-15:25
呼び出されたギーシュ 15秒
15:25-15:55
見えると思います 30秒
15:55-16:35
からかってません 40秒
16:35-17:00
モンモランシーの企み 25秒
17:00-17:25
怖気づくルイズ 25秒
17:25-18:28
シエスタが本気を出し始めました 63秒
18:28-18:45
イライラするルイズ 17秒
18:45-19:15
モンモランシーの作戦 30秒
19:15-19:25
飲んじゃった 10秒
19:25-20:10
媚薬がまわってきた 45秒
20:10-20:43
破壊的なデレ 33秒
20:43-21:25
危険だからついて行く 42秒
21:25-21:55
キュルケの母性 30秒
21:55-23:25
ED:「ホントノキモチ」ルイズ(釘宮理恵) 90秒
23:25-23:40
次回予告 15秒
タバサに寄り添うキュルケのパート。
シーンリプレイ
10:25-11:10
タバサを守った母 45秒
どんなことがあってもシャルロットは自分を守ってくれた母を見捨てないだろう。
17:00-17:25
怖気づくルイズ 25秒
ふたりでお風呂はさすがに敗北感ある。ルイズの心中を察すると切なくなる。
21:25-21:55
キュルケの母性 30秒
完全にママ。タバサの凍った心を溶かすキュルケの微熱。友情を超えた大きな母性を感じるシーンだ。
感想
ルイズの積もってゆく才人への嫉妬とキュルケとタバサの事情という2つのストーリー。この2つを入れ替わりで同時進行してゆく小説のような巧みな語り口が印象的だ。キュルケとタバサのシリアスなストーリーをルイズのやらかしの方でブレーキをかけている。
今まで語られることが無かったタバサの悲しい過去。せっかく帰省しても無理難題を押し付けられる。唯一の救いはキュルケがついていることだ。キュルケがタバサに寄り添う姿は、キュルケの持っている母性的な魅力を際立たせる。
今までルイズのライバルはキュルケだと思われたが、シエスタにエンジンがかかり本気を出してきた。シエスタの武器はその抜群のスタイルもそうだが、ルイズにとって手強いのは”平民”という才人との立場の近さだ。
五右衛門風呂で裸の付き合いをするシエスタと才人。それを目撃してしまうルイズ。ここでルイズは尻込みして何も言わずに立ち去ってしまう。ふたりの雰囲気があまりにも良かったから割り込めなかったのだ。貴族である自分が明らかに”女として負けた”シチュエーションを認めたくなかったというのもあったかもしれない。
最後に溜まりに溜まったストレスをぶちまけるルイズ。そこに最高のデレをぶち込んでくる巧さ。凡百の作品ならばいつもの説教やお仕置きで締めるところである。ゼロの使い魔はなぜ名作なのか。その真髄がここにある。
夏休みにタバサの実家へ同行するキュルケ。反応の薄いタバサに対し根気よく話しかけ、自分の身の上話もした。もう少しで到着というところで道が塞がれ迂回をしなくてはならなくなってしまう。一方で才人はルイズに怒られる日常に戻りホッとしていた。