[名作1クール レビュー] 魔法少女まどか☆マギカ 第12話 わたしの、最高の友達

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ワルプルギスの夜に現れた魔女に挑んだほむらは、健闘しましたがあえなく返り討ちされてしまいマシタ。

絶望に沈みかけたほむらちゃんの前には、まどかちゃんとキュウべえ。ついにその時が来てしまったのね……。わたしも覚悟を決めて物語の結末を見届けなきゃ。

※本記事は2025年7月27日時点での視聴をもとにした記事です。

※記事の中で完全にストーリーのネタバレをしています


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第12話 わたしの、最高の友達

第12話の長さは24分00秒(1440秒)。ストーリーの流れは以下のとおりデス。



魔法少女まどか☆マギカ

<ストーリーの流れ>

魔法少女まどか☆マギカ

まどかによって浄化されてゆく魔法少女たち

世界から消えるまどか

キュウべえと共に魔獣と戦うほむら


起 (300秒)

自信に満ち溢れた表情のまどかが、ついに魔法少女へと変身します。

まどかちゃんの願いはキュウべえの予想を遥かに超えるものになったわね。でも、今のまどかちゃんなら大丈夫。安心して見ていられるわ。


0-30
魔法少女になることを選ぶまどか 30秒

30-1:05
ほむらに優しく語りかけるまどか 35秒

わたし、なんだかまどかちゃんの言葉を信じられる気がするの。今までの、この瞬間までのほむらちゃんの努力を、まどかちゃんが無駄になんかするわけないわ。

1:05-1:45
まどかの願い 40秒

1:45-2:45
魔法少女まどか☆マギカ 60秒

とてつもなく壮大で優しさに満ちあふれた祈りデスネ。なんともまどからしい選択デス。これがこの物語。魔法少女まどかの魔法(まどか☆マギカ)というわけデスカ。

2:45-3:20
魔女を滅ぼす”概念”として固定されてしまう 35秒

3:20-3:50
あとはとことん突っ走るしかない 30秒

3:50-4:20
まどかは”希望”そのものになる 30秒

4:20-5:00
まどかの魔法 40秒

承 (280秒)

まどかの祈りによって、すべての魔法少女たちが救われてゆきマス。

まどかちゃんでないと思いつかない魔法ね。愛に満ちあふれて、ほんとうに素敵な魔法。


5:00-6:35
歴代の魔法少女たちを浄化してゆくまどか 95秒

なんて神々しいのかしら。みんな浄化されてゆくわ。

6:35-7:15
ワルプルギスの夜を受け止めるまどか 40秒

7:15-8:00
まどかによって再編される宇宙 45秒

8:00-9:00
まどかの受ける絶望 60秒

9:00-9:40
すべての魔女を消し去るまどかの祈り 40秒

そうよ!すべての魔女が消えるんだから、まどかちゃんだって魔女にならなくていいはずよ!!

転 (367秒)

まどかが上位概念となったことで、まどかと世界との別れが訪れマス。

世界を救った少女のことを、わたしたちが知ることはないのね。時をかけるほむらちゃんだけが、その意志や想いを受け継ぐことができるんだわ。


9:40-10:10
ただの上位概念となったまどか 30秒

10:10-11:35
すべてを悟ったまどか 85秒

ようやくほむらちゃんの想いがまどかちゃんに伝わったっていうのに、なんでこんなに悲しいの?

11:35-12:35
まどかのリボンを受け取るほむら 60秒

12:35-13:20
まどかとの別れ 45秒

13:20-13:50
恭介の演奏 30秒

13:50-14:30
さやかの結末 40秒

さやかちゃんが見たかった光景、聴きたかった演奏、全部無かったことにしないとさやかちゃんを救うことはできないのね。

14:30-15:47
自分の夢の結末に納得するさやか 77秒

結 (342秒 + 151秒)

魔女となる運命のさやかは救えませんデシタ。他の魔法少女たちも、まどかのことは覚えていないようデス。

さみしいけれど、悲しむことはないのかもしれないわ。みんなの側にはいつもまどかちゃんが寄りそってくれてる。みんなを見守ってくれているんだもの。


15:47-16:52
この世から消えてしまったまどか 65秒

16:52-17:40
タツヤに残ったまどかのかけら 48秒

たっくんの心の中には、ちゃんとお姉ちゃんがいるんだわ。まどかちゃんを覚えている人に会えて、ほむらちゃんも嬉しそう。

17:40-18:25
”まどか”の響きに懐かしさを覚える詢子 45秒

18:25-18:50
まどかのリボン 25秒

18:50-19:55
ほむらとキュウべえ 65秒

魔女がいなくなったとはいえ、キュウべえは消えていないようデスネ。しかし、以前とは違ってほむらとは友好的な関係でいるようデス。

19:55-20:25
相変わらず感情が理解できないキュウべえ 30秒

20:25-21:29
魔獣と戦うほむら 64秒


21:29-22:59
ED:「コネクト」ClariS 90秒


22:59-23:55
ひとりじゃない 56秒

まどかちゃんだけじゃない。消えていった世界の魔法少女みんながほむらちゃんを支えているんだわ。

23:55-24:00
Thank you for watching!! 5秒




まとめ

これはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか迷うラストだったわ。とにかく「しんどい」っていうのが一番の感想ね。かわいそうな娘ばっかりで見てられなかった。最後はその全部の絶望をまどかちゃんが背負って上位存在としてこの世界に溶けてしまった。

この物語では人間の希望と絶望の精神的な落差をエネルギーとして、宇宙全体を維持するという設定がありマス。この設定をメタ視点でとらえ、まどかたちの悲劇をコンテンツとして楽しむ視聴者とキュウべえたちを重ねて語るむきもあるようデスネ。

見た目のかわいさと内容のギャップや、いろいろな解釈ができる設定やストーリーが人気の秘密なのかもしれないわね。わたしは、さやかちゃんに感情移入しちゃったかな。さやかちゃんの想いに気づかない上條くんには本当にがっかりしたわ。さやかちゃんは魔女になっちゃったから消えるしかなかったのも悲しかった。なにかさやかちゃんを救う道はなかったのかなって。

上条恭介の演奏を多くの人に聴かせるという希望を叶えて、消えてしまったさやか。すべての魔法少女を救い、世界から忘れられたまどか。たったひとりまどかの記憶と意志を受け継ぎ戦い続けるほむら。それぞれの希望は叶っているわけですから、ハッピーエンドと言えなくもありマセン。

わたしにとってのハッピーエンドは、キュウべえが地球に来なくて魔法少女になる娘がいない世界よ。それで見滝原中学校にほむらちゃんが転校してきてまどかちゃんと親友になって……そんなありふれた楽しい日常が見たかったの。

それでは、ただの美少女アニメになってしまいマスヨ。まぁ、それはそれで需要はありそうなので、別のカタチで名作となっていたかもしれまセンガ。