[名作1クール　レビュー]　魔法少女まどか☆マギカ　第4話　奇跡も、魔法も、あるんだよ

あんなに強かったマミさんでさえ、あんなにあっさりと負けちゃっうんだから、自分たちの魔法少女になる覚悟なんて吹っ飛んじゃうわよね。ましてや、目の前であんなの見ちゃったらなおさらだわ。

まどかちゃんが魔法少女になるのは白紙に戻ったわね。失ったものは大きすぎるけど、魔法少女になることがどれだけ危険なのか分かったのは良かったかもしれないわ。

さやかちゃんが感謝以上を望むのはぜんぜんいいと思うわ。だってさやかちゃんはこんなに上条くんのこと考えているんだもん。

絶望の淵に立たされて、いつもの日常の価値が心に染みたのね。

しょうがないわ。命をかけるっていうことの意味は、考えていたよりもずっと重かった。だから誰もまどかちゃんをせめられないと思うの。

もうこの世界にマミさんはいないのよね。きっとこれまでも、こうやって誰かが犠牲になって世界は変化し続けていたんだわ。

キュゥべえの言うことはもっともだけど、なんかチクッとくるわね。もちろん、さやかちゃんやまどかちゃんを非難するつもりはないんだろうけど。

なんか、ほむらちゃんの声がいつもより優しく感じるわ。まどかちゃんが魔法少女になることを止めていたのは、本当に心配してくれてたからかもしれないわね。

まどかちゃんはなんとか踏みとどまったけど、さやかちゃんは決断したようね。悲しい結末にならなきゃいいけど……。

なるほどねー。ほむらちゃんが冷たい印象だったのは、たくさんの魔法少女の死を見てきたからなのね。

まどかちゃんの言葉にちょっと心が動いたわね、ほむらちゃん。誰かが寄りそってくれる優しさとか、それが失われたときにの悲しさ。そういうのを何度も味わってきたのかもしれないわね。

上条くんにあんなにひどい八つ当たりされても、さやかちゃんは彼を支える選択をしたのね。どうか、さやかちゃんの想いが上条くんに届きますように……。

いまだに決断できないまどかちゃんは、精神的にも追い詰められちゃってるわね。マミさんに申し訳ない気持ちでいっぱいみたい。

肉体を捨てたとして、この幸せになった人たちの魂はどうなるのかしら。魔女の養分にしかならなさそうだけど。

マミさんへの罪悪感。それがまどかちゃんを絶望に引きずり落とそうとしているのかもね。

まどかちゃんはマミさんに憧れて一緒に戦うことをマミさんに伝えたのに、その言葉を守らなかったことに罪悪感を持っているみたい。でも、あのマミさんの悲劇を目にしてしまったら足がすくんじゃうのもしょうがないわ。誰もまどかちゃんを責めることはできないと思うの。

そして注目の魔法少女、杏子ちゃんが登場したわね。マミさんの抜けた見滝原市の担当にはさやかちゃんが収まることになったんだけど、それを横取りしようとするのよね。杏子ちゃんは好戦的な感じのする娘で、さやかちゃんとはバチバチになりそうな予感がするわ。