[名作1クール レビュー] 魔法少女まどか☆マギカ 第7話 本当の気持ちと向き合えますか?

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前回はキュウべえの口から魔法少女の悲劇的な運命の秘密が明かされました。

肉体を維持や魔法の使用でソウルジェムは穢れていってしまう。その穢れはグリーフシードに移し替えれば取り去ることができるけど、グリーフシードを手に入れるためには魔女と戦って勝たなくちゃならない。そのグリーフシードを巡って魔法少女どうしが争う……地獄だわ。

※本記事は2025年7月9日時点での視聴をもとにした記事です。

※記事の中で完全にストーリーのネタバレをしています


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第7話 本当の気持ちと向き合えますか?

第7話の長さは24分10秒(1450秒)。ストーリーの流れは以下のとおりデス。



魔法少女まどか☆マギカ

<ストーリーの流れ>

キュウべえに怒りをぶつけるさやか

それぞれの対立

杏子の真実を聞いたさやかの決意

仁美の告白でおかしくなるさやか


起 (305秒)

魔法少女になるということの真実を知ったさやかは絶望しマス。

拒否されそうなデメリットのことは一切話さないで騙すなんて……わたしもキュウべえに対しての怒りが収まらないわ。


0-30
キュウべえに怒るさやか 30秒

なんなのよ、このキュウべえの言いようは!いちばん大事なところの説明を省略するなんて、まるで詐欺の手口じゃないのよっ!!

30-1:15
少しでも安全に魔女と戦えるように 45秒

少女たちが魔女と戦うという目的を遂行しやすいように、彼女たちの身体を魂と肉体に分解したということでショウカ?合理的ではありますが、ワタクシには少し乱暴な考え方に思えマスネ。

1:15-2:23
実際の痛みをさやかに与えるキュウべえ 68秒

2:23-2:37
望みの実現と代償 14秒


2:37-4:07
OP:「コネクト」ClariS  90秒


4:07-4:37
学校を休むさやか 30秒

4:37-5:05
すべてを知っていたほむら 28秒

承 (315秒)

魔法少女になる代償について、まどかとほむら、そしてさやかと杏子がそれぞれの意見を語りマス。

この残酷な現実をどう受け取るのか。考え方はいろいろだけど、もう元には戻れないのよね。だったら、自分の運命を受け入れて魔法少女をやり通すっていうのもアリなのかもしれないわ。


5:05-5:40
奇跡の代償には違いない 35秒

5:40-6:15
感謝と責任 35秒

ほむらちゃんの意見は最もな意見だわ。助けてもらったことに対する”なにかお返ししなきゃ”という責任感。それにキュウべえはつけ込んでくるんだから。でも、まどかちゃんの気持ちもわかるのよねー。

6:15-6:27
きっともう人間じゃないから 12秒

6:27-6:55
さやかを呼び出す杏子 28秒

6:55-7:55
自業自得でいいという杏子の考え方 60秒

7:55-8:30
食い物を粗末にすんじゃねぇ 35秒

8:30-9:05
ここは杏子の父親の教会だった 35秒

9:05-10:00
杏子の父親は間違っていなかったのに迫害された 55秒

10:00-10:20
だからキュウべえに頼んだ 20秒

なんてことなの。それじゃぁ杏子ちゃんも自分じゃない誰かのために魔法少女になったってことじゃない。

転 (285秒)

杏子がさやかに自分の過去のことを話しマス。

杏子ちゃんがなぜさやかちゃんに厳しく接するのかわかるわね。それは、自分と似ていたからなんだわ。


10:20-10:55
表と裏から世界を救う 35秒

10:55-11:40
父親に否定された杏子 45秒

杏子ちゃんだけ残して無理心中なんてあんまりだわ。それって、杏子ちゃんを家族って認めてないってことじゃない。

11:40-12:05
このチカラはすべて自分のために使い切る 25秒

12:05-12:30
希望と絶望は差し引きゼロ 25秒

杏子ちゃんにとっては、さやかちゃんが過去の自分と同じに見えていたのね。だからこそ、その”甘さ”が許せなかった。止めたかったのね。

12:30-13:15
さやかを説得する杏子 45秒

13:15-13:40
決意の揺るがないさやか 25秒

13:40-14:40
立ち去るさやか 60秒

あくまでも”正しく”あろうとするさやかちゃん。でも、魔法少女になった代償を取り返したい杏子ちゃんも間違っているわけじゃないと思うわ。だって杏子ちゃんが失ったものは、あまりにも大きいもの。

14:40-15:05
いつもの日常に戻るさやか 25秒

結 (440秒 + 105秒)

仁美は自分が恭介へ告白することをさやかに宣言しマシタ。しかし、仁美は抜け駆けも横取りもしたくないと言い、さやかには自分よりも先に恭介に告白する権利があると言いマス。

本来のさやかちゃんならこの勝負を受けて立ちそうなんだけど、今は魔法少女の体になっちゃったのよね。どうしたらいいのかしら。


15:05-16:00
恭介の学校復帰 55秒

16:00-16:35
仁美の恋愛相談 35秒

16:35-18:00
正々堂々の意見を述べる仁美 85秒

上条くんを見つめていた時間を権利として認めて、さやかちゃんに先行を譲るなんて思い切った決断ね。仁美ちゃんの決意と覚悟が伝わってくるわ。しかし、なんて迫力なのかしら……。

18:00-19:00
複雑な心境を吐き出すさやか 60秒

19:00-20:00
泣き出すさやかによりそうまどか 60秒

ねぇ、かわいそすぎるんだけど。もうどうにもならないのかな。だって、さやかちゃんは上条くんのために魔法少女になったのよ。それなのに、なんでこんな仕打ちを受けなくちゃならないの。

20:00-20:45
さやかを見守る杏子とほむら 45秒

20:45-21:20
絶望の中で戦い続けるさやか 35秒

21:20-21:40
助けに入る杏子を無視するさやか 20秒

21:40-22:25
おかしくなってしまうさやか 45秒

あぁ……やめて、見たくないわさやかちゃんのこんな姿。


22:25-23:55
ED:「Magia」Kalafina 90秒


23:55-24:10
次回予告(イラスト:天杉貴志) 15秒




まとめ

今回の話はさやかと杏子に尽きマスネ。ふたりとも自分以外の誰かを助けるために魔法少女になったことがわかりマシタ。その結果、杏子はすべてを失うことで自分のために魔法を利用しようと考えた。いっぽうで、さやかは誰かを救い続けるために戦うと覚悟しまシタ。

でも、さやかちゃんの覚悟は仁美ちゃんの告白で崩れてしまうの。仁美ちゃんは、上条くんへ告白することをさやかちゃんに宣言したわ。しかも、さやかちゃんに優先権を譲ったうえで。これが思った以上にさやかちゃんの心を揺さぶったわ。

普通の女の子である仁美は堂々と恭介に告白ができマス。しかし、さやかは魔法少女なので体の中に魂がありマセン。もし、恭介がさやかを選んだとしても、その恋愛の対象はさやかの魂ではなく、その抜け殻の身体ということになりマスネ。それは、さやかにとってつらいことだと思われマス。

上条くんを助けるために魔法少女の身体になってしまったさやかちゃんは、それが原因で上条くんと本当の意味で恋人になることができない。なんて悲しい運命なのかしら。わたしはそれでもさやかちゃんには胸を張って上条くんに告白してほしかったわ。でもそれはできなくて、さやかちゃんは精神崩壊を起こしてしまったわ。

自分を守るという意味においては、杏子みたいな魔法少女になったほうが良かったのかもしれマセン。自分を犠牲にし続けるようなさやかの選択はあまりに無茶デス。そんな戦い方は、あまりに悲しい光景と言わざるをえマセン。