[アニメ レビュー] 魔法少女にあこがれて 第1話 悪の女幹部、誕生!?

魔法少女にあこがれて

 悪の組織「ノエルミータ」と戦う3人の魔法少女「トレスマジア」。いつも街を守ってくれているトレスマジアは、この世界のヒーローだ。

 主人公の柊うてなはトレスマジアに憧れる普通の中学生。そんな彼女の前に魔法少女に付きもののマスコット的なヤツが現れた。そしてうてなは悪の組織の女幹部に変身させられてしまった。

 はからずも憧れのトレスマジアと敵対してしまったうてなは、自分の意外な本性に気づいてしまう。憧れの魔法少女と敵対してしまった少女の運命と、挑戦的なお色気表現に注目の作品だ。

※本記事は2024年1月7日時点での視聴をもとにした記事です。


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第1話 悪の女幹部、誕生!?

 第1話の長さは23分40秒(1420秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です

<登場人物>

柊 うてな(ひいらぎ うてな)
魔法少女トレスマジアが大好きな中学生。ヴェナリータとの出会いによって悪の女幹部になってしまう。
ヴェナリータ
マスコット的な謎の生物。うてなに変身能力を与え悪の組織に引き込もうとする。


第1話 悪の女幹部、誕生!?

 魔法少女に憧れる少女・柊うてな。彼女は突然現れたヴェナリータによって悪の女幹部に変身してしまう。魔法少女が大好きなうてなは、悪の女幹部になるのを丁重にお断りしたのだが……。

 ヴェナリータに脅かされイヤイヤ変身するうてな。ついにトレスマジアと戦わなければならなくなった。ヴェナリータより託されたフルスタ・ドミネイトの力によって生み出した魔物がトレスマジアを襲う。そのとき、うてなの心によこしまな感情が湧き上がるのだった。

 トレスマジアをお仕置きすることで開花したうてなのサディストの才能。戦闘には負けたものの、トレスマジアに傷跡を残すことには成功したようだ。

 授業を抜け出し魔物の気配を追うトレスマジアの3人。同時にヴェナリータに呼び出されたうてなも現場に到着。トレスマジアを追い詰めたうてなだが、催眠が解けたように我に返る。家に帰ったうてなは自分の所業に恐れを抱きつつも、快楽の感触を思い返していた。

 第1話の見どころ

  • 大胆な変身シーンと戦闘シーン
  • うてなの性癖
  • ヴェナリータのたくらみ

背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。



起 (330秒)

0-1:50
魔法少女のいる街 110秒

1:50-2:25
ヴェナリータ登場 35秒

2:25-3:10
うてなの変身 45秒

3:10-3:40
悪の女幹部 30秒

3:40-4:00
じゃあやめます 20秒


4:00-5:30
OP:「My dream girls」NACHERRY 90秒


 うてなが悪の女幹部に変身するパート。

承 (330秒)

5:30-6:30
ヴェナリータ有能 60秒

6:30-7:10
悪の女幹部になるべき人材 40秒

7:10-8:10
悪があって正義がある 60秒

8:10-8:50
これが悪のやり方 40秒

8:50-9:20
信じてもらえない 30秒

9:20-10:00
フルスタ・ドミネイト 40秒

10:00-11:00
あれ? 60秒


 トレスマジアと対決してしまうパート。

転 (320秒)

11:00-11:40
操られるうてな 40秒

11:40-13:00
真性のサディスト 80秒

13:00-13:50
夢じゃなかった 50秒

13:50-14:40
そんな資格はありません 50秒

14:40-15:05
ダメージ残ってる 25秒

15:05-16:10
認識阻害魔法 65秒

16:10-16:20
不穏なヴェナリータ 10秒


 開花するうてなの性癖のパート。

結 (345秒 + 95秒)

16:20-16:50
魔物の気配 30秒

16:50-17:35
トレスマジア変身シーン 45秒

17:35-18:15
呼び出されるうてな 40秒

18:15-19:15
協力せざるをえない 60秒

19:15-20:15
いいのかい?見ているだけで 60秒

20:15-21:15
もう引き返せない 60秒

21:15-21:40
今日はここまで 25秒

21:40-22:05
お楽しみでしたね 25秒


22:05-23:35
ED:「とげとげサディスティック」悪の女幹部(和泉風花)、レオパルト(古賀葵)、ネオアリス(杉浦しおり) 90秒


23:35-23:40
次回予告 5秒


 サディスティックの沼に落ちるうてなのパート。

シーンリプレイ

2:25-3:10
うてなの変身 45秒

 いきなりエロい変身シーン。「描きたいものキッチリ描いてくよー」という制作者の気概を感じる。


11:40-13:00
真性のサディスト 80秒

 これはひどいw「世界よ、これが日本の答えだ!」と言いたくなるストレートさ。ぎりぎりアウトになってもしょうがない。


19:15-20:15
いいのかい?見ているだけで 60秒

 うてなの背中を押すヴェナリータ。欲望の開放が何かのキッカケになるのだろうか?ヴェナリータの行動には秘密がありそうだ。


感想

 ポリコレの圧によって世界中の文化が萎縮する中、我々のスタンスを代弁してくれるような爽快な第1話であった。ブルーレイ・DVDでは謎の光が消えてるらしいので、どうしても完全版が観たい方は円盤を購入して応援してあげてほしい。

 うてなの変身後のコスデザインで驚かされるが、まさかその後の展開でさらにセンシティブになるとは思わなかった。こういうのは変身シーンだけエッチというのが定番だが、抑圧されたうてなのサディスティックの才能が発揮される戦闘シーンは色々と怒られそうで心配になるくらいだ。

 作画もさることながらうてなやトレスマジアの3人の表情もいい。きっとトレスマジアはマゾヒストとして覚醒するはず。そんな妄想を刺激する表情をしている。このご時世にこういう作品が登場する日本。素晴らしすぎる。

 エロさに目がくらんでスルーしそうになるが、ヴェナリータには何か裏がありそうだ。ストーリー的にもなにか仕掛けがあるのだろうか。展開次第では名作として歴史に名を残す作品になるかも知れない。

 とはいえ最後まで放映できるのかどうかも心配だ。怒られて配信停止もありうる。しかし日本のアニメがポリコレに屈していないその事実が嬉しい。2023年の1月には「お兄ちゃんはおしまい!」が新年早々に話題をさらったが、2024年は「魔法少女にあこがれて」もそれに続けるだろうか。