[アニメ レビュー] SPY×FAMILY 第1話 【MISSION:1】オペレーション〈梟(ストリクス)〉

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SPY×FAMILY
「SPY×FAMILY」は任務遂行のために疑似家族を演じるスパイ、殺し屋、超能力者のホームコメディーである。物語の舞台は冷戦時代の東西ドイツがモデルになっているようだ。
西側のスパイである〈黄昏〉は、戦争を画策する東側の政治家ドノバン・デズモンドの調査を命令される。デズモンドに近づくためには、仮の家族を作り小学校の保護者懇親会に参加しなくてはならない。
必要な家族は娘と妻。時間的な猶予は残されてはいない。果たして〈黄昏〉は無事に家族をみつけ、戦争を回避することができるのだろうか。
第1話では、娘となるアーニャを家族としてむかえるまでが描かれる。アーニャも、いろいろとつらい過去があるようだ。かわいらしいアーニャとクールにツッコむ〈黄昏〉の息の合った演技に注目だ。
※本記事は2022年4月13日時点での視聴をもとにした記事です。
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第1話 【MISSION:1】オペレーション〈梟(ストリクス)〉
第1話の長さは24分09秒(1449秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
<登場人物>
- ロイド・フォージャー
- 西側に属するスパイで、コードネームは〈黄昏〉。デズモンドの調査のためロイド・フォージャーを名乗り家族を作ろうとしている。
- アーニャ・フォージャー
- 人の心を読む能力を持った少女。謎の組織で”被検体007”として育成されていた。能力のことは隠している。
孤児院は管理も適当で粗悪な環境だった。その中でも条件に合いそうな子供を見つけた。そのアーニャという娘は、じつは超能力を持っており人の心が読めるのだった。なんとかロイドに気に入られようとするアーニャだったが、子供を扱い慣れていないロイドはアーニャにお手上げだった。
なんとかアーニャをてなづけようと子育ての勉強を始めるロイド。しかしなかなか上手くはいかない。スパイに興味津々のアーニャは勝手にスパイ用の通信機器をいじってしまい誘拐されてしまった。どうするロイド
鮮やかな手口でアーニャを取り戻したロイドは、アーニャを自分から引き離そうとする。しかしロイドの不器用な優しさを感じ取ったアーニャはロイドのもとに残る決意をする。ミッションのための入学試験はアーニャの頑張りによってみごと合格した。しかし2次試験には母親が必要であることが判明した。フォージャー家さっそくピンチだ!
第1話の見どころ
- スマートで美しい作画
- ロイドの優しさ
- アーニャの演技

第1話 【MISSION:1】オペレーション〈梟(ストリクス)〉
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (300秒)
0-20
ブレーキの故障で落下 20秒
20-40
事故ではなく暗殺 20秒
40-1:30
やり手のスパイ〈黄昏〉 50秒
1:30-2:20
スパイの悲しさ 50秒
2:20-3:05
プーーーーッ 45秒
3:05-3:40
すぐに家族がいる 35秒
3:40-4:00
影の存在 20秒
4:00-4:15
より良き世界のため 15秒
4:15-4:30
最適な住処 15秒
4:30-4:50
これから決めます 20秒
4:50-5:00
孤児院へ 10秒
承 (300秒)
5:00-5:30
素性はあやふやな方がいい 30秒
5:30-6:50
心が読める子 80秒
6:50-7:20
物わかりがいい 30秒
7:20-8:00
スパイ大好きアーニャ 40秒
8:00-8:30
手をつないであげないと 30秒
8:30-9:00
考え過ぎ 30秒
9:00-9:45
ピーナツ! 45秒
9:45-10:00
お手上げ 15秒
転 (300秒)
10:00-10:40
ミッションの間だけ 40秒
10:40-11:20
さっそく親子ゲンカ 40秒
11:20-12:00
思い通りにはならない 40秒
12:00-12:50
アーニャの過去 50秒
12:50-13:10
爆弾♪爆弾♪ 20秒
13:10-13:50
傍受された 40秒
13:50-14:20
勉強が嫌いな理由 30秒
14:20-14:40
何かおかしい 20秒
14:40-15:00
さすがの強さ 20秒
結 (412秒 + 137秒)
15:00-15:20
見捨てるのか 20秒
15:20-15:55
政治は透明でないと 35秒
15:55-16:30
アーニャは気づいてる 35秒
16:30-17:00
アーニャ救出 30秒
17:00-17:30
腹が立つ理由 30秒
17:30-18:10
本当の目的 40秒
18:10-18:35
強い強い 25秒
18:35-19:20
もう関わるな 45秒
19:20-20:00
おうちかえりたい 40秒
20:00-20:30
じゃぁ帰ろう 30秒
20:30-20:49
かっこいい嘘つき 19秒
20:49-21:52
よかったー 63秒
21:52-23:22
ED:「喜劇」星野源 90秒

喜劇
23:22-24:00
母存在しない 38秒
24:00-24:09
次回予告 9秒
シーンリプレイ
10:40-11:20
さっそく親子ゲンカ 40秒
完全に親子のそれ。ロイドとアーニャ、どちらの演技も微笑ましく素晴らしい。
14:40-15:00
さすがの強さ 20秒
構成:1 2 4 1 1 1 1 1 4 4
1秒
足を踏み入れ
2秒
隠れてるよー
4秒
分かってますよー
1秒
殴って
1秒
避けて
1秒
隠れて
1秒
缶詰あててー
1秒
椅子取って
4秒
なんだこいつら
4秒
アーニャどこだー
アニメならではのスピード感とテンポのアクションシーン。ちちかっこいい。
15:55-16:30
アーニャは気づいてる 35秒
微かな目の演技だけでアーニャがロイドに気づいていることを表現している。
感想
原作の第1話そのままといった感じだが、アクションシーンやカメラワークなどはアニメならではの迫力が楽しめる。作画も美しくロイドはカッコよく、アーニャは子供らしいかわいさにあふれている。
ロイドがアーニャを助けに来る場面では、動きと視線だけで全てを察したアーニャを表現しており、細かな演出にもこだわっていることが分かる。また起承転まできっちり300秒で時間を割り振っており、なおかつその中にストーリーが綺麗に収められている。原作をテンポよく忠実に再現しつつも、アニメならではの魅力も表現できている。かなり丁寧に作られている印象だ。
沈着冷静なロイドと能力を持ちながらも少女らしい思考のアーニャのやりとりは微笑ましく、本当の親子のようなあたたかさを感じる。それは声の演技によるものが大きい。どちらもキャラクターにハマっている。
これから加わる「妻」によってフォージャー家がもっと賑やかに楽しくなるだろう。嘘だらけのフォージャー家に生まれる絆は真実となりうるのか。期待大である。
西側のスパイである〈黄昏〉は、東側のある人物の調査を命じられる。その人物は戦争を計画している疑いのあるデズモンドという人物だった。めったに人前に現れないというデズモンドに近づくため、子供が必要となった〈黄昏〉は、精神科医ロイド・フォージャーと名乗り孤児院へと向かうのだった。