[アニメ レビュー] ストリートファイターⅡV 第1話 旅立ち サンフランシスコからの招待状
ストリートファイターⅡV
かつて人気絶頂を誇った格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」。その人気はゲームだけにはとどまらず、アニメ化や映画の主題歌の大ヒットにまで及んだ。
この作品の破天荒さをみれば、当時の時代の空気みたいなものが感じられるだろう。いまではアチラコチラからクレームがきそうな内容だが、これくらい笑ってスルーできるくらいがいいんじゃないかなぁと思う。
※本記事は2024年12月4日時点での視聴をもとにした記事です。
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第1話 旅立ち サンフランシスコからの招待状
第1話の長さは23分50秒(1430秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
<登場人物>
- リュウ
- 木こりのバイトをする17歳の格闘家。
- ケン
- アメリカ人と日本人のハーフ。ケンと同じく17歳の格闘家。実家が超セレブ。
第1話 旅立ち サンフランシスコからの招待状
<ストーリーの流れ>
⇩
ケンからの手紙で島を離れるリュウ
⇩
ケンは超セレブ
⇩
夜の酒場で大暴れするふたり
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (300秒)
海宮内島で木こりのバイトをしていたリュウは、いまサンフランシスコへと足を踏み入れた。
0-1:50
OP:「風 吹いてる」黒田有紀 110秒
1:50-2:40
サンフランシスコ空港へ降り立つリュウ 50秒
2:40-4:05
海宮内島で木こりのバイトをするリュウ 85秒
4:05-4:30
初めての海外に戸惑うリュウ 25秒
4:30-5:00
おじいちゃんとリュウにお弁当を届けに来た琳子 30秒
承 (320秒)
リュウに想いを寄せる琳子。しかしリュウはケンからの手紙でアメリカへと渡る決心をする。
5:00-6:00
修行をするリュウを見つめる琳子 60秒
6:00-7:10
アメリカに住むケンからの手紙 70秒
7:10-8:00
リュウへの手紙が気になる琳子 50秒
8:00-9:25
リュウの背中を押すおじいちゃん 85秒
9:25-10:20
海宮内島を離れるリュウを見送る琳子 55秒
転 (350秒)
想像を超えるスケールの金持ちのケン。しかし格闘にかける心の炎は消えてはいない。ケンの家の敷地内には、昔リュウと共に修行をした道場がその当時のまま再現されていた。
10:20-11:00
いきなりパンチでお出迎え 40秒
11:00-12:00
嘘みたいに金持ちなケン 60秒
12:00-12:50
執事とメイドのお出迎え 50秒
12:50-13:30
おれ、犬好きだからなぁ 40秒!
13:30-13:50
お父様とお母様は大統領のバースデーパーティーに行ってる 20秒
13:50-14:30
ケンとリュウはお互いを認めあったライバル 40秒
14:30-15:15
あの時のままの道場を再現した 45秒
15:15-16:10
昔のようにじゃれ合うふたり 55秒
結 (327秒 + 133秒)
街へ繰り出したケンとリュウは酒場で兵隊さん相手に大暴れをする。
16:10-16:50
特大級のおもてなしを受けるリュウ 40秒
16:50-17:35
本当のサンフランシスコはこれから 45秒
17:35-18:15
兵隊さんに煽られるケンとリュウ 40秒
18:15-18:40
兵隊を追って酒場へ入ってゆくケンとリュウ 25秒
18:40-20:00
ケンに女をとられて逆上する兵隊さん 80秒
20:00-21:15
アメリカ初日のパーティーだ!派手にやろうぜ!! 75秒
21:15-21:37
突如現れた軍服の大男 22秒
21:37-22:02
次回予告 25秒
22:02-23:50
ED:「cry」黒田有紀 108秒
シーンリプレイ
6:00-7:10
アメリカに住むケンからの手紙 70秒
しゃべるとかわいくない琳子。あと横顔もいまいち。もうちょっと頑張って描いてほしかった。ホモだち……。
15:15-16:10
昔のようにじゃれ合うふたり 55秒
まさにホモだち。これには琳子ちゃんもニッコリ。
20:00-21:15
アメリカ初日のパーティーだ!派手にやろうぜ!! 75秒
街に繰り出してからこっち、アメリカへの偏見が止まらない。ケンは本当に17歳か?
感想
タイトルの読み方は「ストリートファイター・ツー・ブイ」だそうだ。スト2も令和の今ではスト6まで進化し、再びスト2の頃の人気に近づきつつある。人気プレイヤーの配信や通信対戦の環境など、プレイしやすくなったこともあるだろう。
しかし当時のスト2の人気はこんなものではなかった。ゲームセンターの景色を一気に対戦格闘ゲーム中心に塗り替えてしまった。対人戦の楽しさを武器にスト2の人気はゲームで遊ばない層にまで波及し、一大ムーブメントとなったのだ。
私は格闘ゲームが下手で波動拳も打てない雑魚だったが、それでも友人とは対戦して楽しく遊んだし、ゲーセンのバーチャファイター2のデモには興奮したものだ。そういう流れの中にあったので、アニメ化という展開も当然といえば当然だったのかもしれない。
このアニメ作品は当時も録画して視聴はしていたのだが、改めて観てみるとあまり上手いとはいえないつくりだ。使いまわしはひどいし、尺稼ぎのようなカットもちらほら見受けられる。ストーリーのつなぎや展開もひどいものだ。
木こりのバイトとかいうぶっ飛んだ設定やケンのセレブっぷり、ナディアをトレースしたような動きや表情の琳子、酒場でのケン17歳(羽賀研二)の振る舞いなど、ツッコんだらきりがない。
しかしこういうのを笑い飛ばせたのがこの時代だったのだ。むちゃくちゃだけど勢いで押してくるのだ。こっちも頭を空っぽにして楽しむのが礼儀ってもんだ。だって次回予告にガイルが出てきたら、もう第2話観るしかないじゃない!!
サンフランシスコへ降り立つリュウ