[アニメ レビュー] チャージマン研! 第4話「謎の美少年」

チャージマン研!

ついにチャー研が大型CMに起用されマシタ。50年以上も前の作品が何度も再評価され一般化してしまうなんて、人類の創造した文化って本当に面白いデスネ。

放映当時は、まさかこんなことになるとは思ってなかったでしょうね。チャー研には人気回がたくさんあるけど、今回は星くん登場の第4話を観てみるわ。

CMはボルガ博士回のパロディでしたが、それでも最後に星くんが出てきマシタ。星くんの人気の高さがうかがえマスネ。

※本記事は2025年9月22日時点での視聴をもとにした記事です。

※記事の中で完全にストーリーのネタバレをしています


第4話「謎の美少年」

第4話の長さは7分06秒。ストーリーの流れは以下のとおりデス。

<登場人物>

泉 研(いずみ けん)
地球を守るヒーロー。
泉 キャロン(いずみ キャロン)
研の妹。
バリカン
チャー研のマスコット的キャラクター。けっこうウザい。
(ほし)
運動神経抜群の少年。くわえて美少年のため、学校でも大人気。キャロンもメロメロ。


<ストーリーの流れ>

星くんが大活躍する校内アメリカンフットボール大会

星くんに呼び出される研

星くんの正体

悲しみに暮れるキャロン


起 (65秒 + 105秒)

研の学校でアメリカンフットボールの大会が開かれていマス。

スター選手の星くんは大人気ね。研の妹のキャロンちゃんも、星くんに夢中なようね。


0-1:05
OP:「チャージマン研!」ひばり児童合唱団 65秒


児童合唱団の歌唱とは、これまた趣がありマス。いかにも昭和のアニメといった感じデス。研が乗ってるスカイロッド号の上の輪っかが意味不明でイイ味を出していマスネ。

1:05-1:30
アメリカンフットボール大会 25秒

1:30-1:50
研を応援するバリカンと星くんを応援するキャロン 20秒

1:50-2:15
星くんの快進撃を止める研 25秒

荒ぶってるわねキャロンちゃん。

2:15-2:50
星くんの大活躍 35秒

出たわ「エ゙ェーイ」と「ヴェイ」が。CMで採用されただけあってインパクトあるわね。

承 (70秒)

大会で大活躍した星くんが、研を誘い出しマス。

研のリアル舌打ちも気になるけど、星くんが研を口説いてるのが迫真すぎるわ。どう考えてもBL成分入ってきてる。


2:50-3:15
研を誘い出す星くん 25秒

3:15-3:40
しつこく研を口説き落とす星くん 25秒

なんか空気変わってきたわ……。えらく押しが強いわね星くん。

3:40-4:00
星くんを適当にあしらう研 20秒

ここで研の下半身をアップにするのは意味深デスネ。

転 (95秒)

研の変装を見たがっていた星くんは、ジュラル星人デシタ。

アメリカンフットボールのシーンでも使いまわしがひどかったけど、この戦闘シーンもなかなかのものね。なんで薄くなったのかしら、研……。


4:00-4:25
なんと星くんはジュラル星人だった 25秒

わかってはいたけど、ジュラル星人だったのね星くん。なんで研の変装が見たかったのかしら。謎だわ。

4:25-4:45
お望みのチャージングGO!!を見せる研 20秒

4:45-5:35
研vsジュラル星人 50秒

ずいぶんあっさり勝ったように見えるけど、今回のジュラル星人は強かったほうね。研も「あぶなかった」って言ってるし。

結 (55秒 + 36秒)

星くんがいなくなって、キャロンは泣いてしまいマシタ。

チャー研って未来のお話なんだけど、キャロンちゃんは70年代のステレオタイプな”女の子”なのよねぇ。まぁそこがキャロンちゃんの魅力なんだけど。


5:35-6:00
悲しむキャロンをなぐさめる研とバリカン 25秒

わたしバリカンのこういうところ大好き。なんだかんだで、ちゃんとマスコットしてるのよね。

6:00-6:10
笑顔になるキャロン 10秒

キャロンちゃんは笑っているのが一番ね。足の作画が妙になまめかしくて面白いわ。日本アニメの遺伝子を感じるわね。

6:10-6:30
尺余り 20秒

20秒も余ってるんなら、戦闘シーンにまわしても良かったんじゃないデショウカ。

ED:「BGM21」 36秒

6:30-7:06



レビィの感想

 まさに愛すべき迷作だったわ。チャー研と同時期に放映していたのは、あの「宇宙戦艦ヤマト」や「みなしごハッチ」なんかの名作よ。この作品が再評価され始めたのは2000年代の後半だから、作品の魅力が再発見されるまで30年以上もかかったわけね。

 作品としてのクオリティが高くないから、放映当時はその魅力を発見できなかったのね。でもインターネットや動画サイトのおかげで、多くの人が”素人くさい低クオリティ”を楽しむ視点を発見した。30年以上かかって、ようやくこの作品が一般的に評価してもらえる土壌ができあがったんだわ。

 再評価されるまでチャー研を見捨てなかった、ごく少数のオタクには脱帽だわ。隠れた名作ってわけでもないチャー研を、30年以上も布教し続けてきたんですもの。その人たちはチャー研が大型CMに起用されて喜んでいるでしょうね。

 それはさておき内容についてなんだけど、作画、展開、セリフ、どれをとっても笑わせにきてるとしか思えないわね。名言「エ゙ェーイ」はCMでも使われてたけど、本編のほうがより意味不明で面白いわ。

 チャー研には名キャラクターと言えるキャラクターがたくさん登場するんだけど、ほとんどがジュラル星人の仕業だから1回しか登場しないのよね。それでこれだけのインパクト残せるんだからスゴいもんだわ。

 チャー研も今ではYoutube公式で観られるから、4Kで観なおしてみるのもいいかもしれないわね。たまに画面に登場する○毛も4Kでくっきりよ!