[アニメ レビュー] その着せ替え人形は恋をする #5 この中で一番いい乳袋だからじゃん？
その着せ替え人形は恋をする
「その着せ替え人形は恋をする」は雛人形を作る職人を目指す地味高校生男子の五条くんと、その同級生の人気者で堂々とした美少女・喜多川さんの物語だ。タイトルは”きせかえにんぎょう”ではなく”ビスクドール”と読む。
ある日の家庭科室で五条はこっそりと人形の重ねを縫っていた。そこへ突然現れた学校の人気者・喜多川さん。高校生活の終了を覚悟した五条くんだったが、コスプレの衣装作りに悩んでいた喜多川さんは五条くんに衣装製作を依頼する。
#5では二人で作った衣装が完成したところから始まる。テンションが上がりっぱなしの喜多川さんは、急遽コスプレイベントに参加すると言い出す。初のコスプレイベントは二人にとってどんな思い出になるのだろうか。
全体的に作画がきれいで観やすい。特に喜多川さんの可愛さには力が入っている。今回は素の喜多川さんと”雫たん”になりきった喜多川さんの両方の魅力が楽しめる。コスプレイベントをやりきったことで、お互いの気持ちにも変化の兆しが……という回になっている。
※本記事は2022年2月10日時点での視聴をもとにした記事です。
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#5 この中で一番いい乳袋だからじゃん？
#5の長さは23分40秒（1420秒）。独断で起承転結の４つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
<登場人物>
- 五条 新菜（ごじょう わかな）
- 本作の主人公。雛人形の顔を作る頭師を目指している。少々真面目すぎる。
- 喜多川 海夢（きたがわ まりん）
- 新菜と同じクラスの女子高生。明るい性格の美少女で読者モデルもしている。オタク趣味でコスプレに興味があるが、なかなか上手く衣装を作れなくて悩んでいた。
#5 この中で一番いい乳袋だからじゃん？
初めてのコスプレイベントにテンションが上がる喜多川さんと居心地の悪さを感じる五条くん。視線を集める喜多川さんは乳袋の威力だと信じている。さっそく声がかかる喜多川さんは、どんどん”雫たん”になりきっていく。やがて行列ができはじめる喜多川さんを見守る五条くんはそれを喜びつつも、コスプレ衣装がつないだふたりの縁がこれで終わってしまうことに気づいた。それを知ってか知らずか、喜多川さんは最高の笑顔を五条くんに向けるのだった。
五条くんを見つけて駆け寄る喜多川さん。なんと衣装が脱げそうになっている。暑さにもやられてしまったようだ。なんとか応急処置をしたふたりだが、今日はもう帰ることにした。だが、喜多川さんは何かやり残した様子だ。
中途半端な撮影に終わってしまったお姉さんに声をかける喜多川さん。スカートの中が見えてしまうよりも、写真の出来ばえを気にしていた。これでふたりの関係はゼロに戻ると覚悟していた五条くんだったが、喜多川さんはコスプレの関係を続ける気まんまんだった。疲れで眠たそうな五条くんは、今日の喜多川さんがとても綺麗だったと口にする。五条くんの「綺麗」という言葉の重みを知っている喜多川さんは、ドキドキが止まらなくなるのだった。
#5の見どころ
- 喜多川さんの圧倒的ヒロイン感とヲタ丸出しの残念感
- 全力で描くぽよぽよのあれ
- ふたりの関係の変化
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※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 （255秒 + 90秒）
0-35
雫たん！！ 35秒
35-55
人用と人形用は違う 20秒
55-1:40
ツボを押さえた衣装 45秒
1:40-2:20
やはり職人の血を引く男はこだわる 40秒
2:20-2:50
いや、かわいいって 30秒
2:50-3:15
雫たんが乗り移った 25秒
3:15-3:30
撮影に夢中になるふたり 15秒
3:30-4:00
さっそく投稿する 30秒
4:00-4:15
コスイベ参加しちゃおう 15秒
4:15-5:45
OP：「燦々デイズ」スピラ・スピカ 90秒
燦々デイズ
承 （345秒）
5:45-6:45
初のコスイベ参加に大興奮の喜多川さん 60秒
6:45-7:00
居心地が悪い五条くん 15秒
7:00-7:40
自分で乳袋を揺らす喜多川さん 40秒
7:40-8:00
少し落ち着いた場所へ 20秒
8:00-8:30
さっそく撮影の声がかかる喜多川さん 30秒
8:30-9:10
撮影を楽しむ喜多川さん 40秒
9:10-9:35
だんだん”雫たん”が板についてきた 25秒
9:35-9:55
素直に”好き”を表現する人たち 20秒
9:55-11:00
約束は今日終わり 65秒
11:00-11:30
ふたりで作った笑顔 30秒
転 （325秒）
11:30-11:50
五条くんに駆け寄る喜多川さん 20秒
11:50-12:20
な、なんだってー 30秒
12:20-12:50
ムチャしやがって…… 30秒
12:50-13:15
厚手の生地があだに 25秒
13:15-14:15
こだわりの作画 60秒
14:15-15:00
熱中症は怖いからな しょうがない 45秒
15:00-16:10
汗は早く拭かないとな しょうがない 70秒
16:10-16:55
今日はもう帰ろう 45秒
結 （310秒 + 95秒）
16:55-17:30
仕切り直しでもう一枚 35秒
17:30-17:5
お姉さんしっかり者 25秒
17:55-18:10
スカートの中はOKな喜多川さん 15秒
18:10-19:00
やせ我慢するな五条くん 50秒
19:00-19:35
ホッとした表情 35秒
19:35-20:00
いちいち重たい五条くん 25秒
20:00-20:20
次の計画を練るふたり 20秒
20:20-21:00
好きなことをしている人は輝いている 40秒
21:00-21:30
とても綺麗でした 30秒
21:30-22:05
もう告白ですそれ 35秒
22:05-23:35
ED：「恋ノ行方」あかせあかり 90秒
恋ノ行方
23:35-23:40
次回予告 5秒
シーンリプレイ
11:00-11:30
ふたりで作った笑顔 30秒
この笑顔は喜多川さんの心からの笑顔であり、五条くんとふたりで獲得した笑顔。
20:20-21:00
好きなことをしている人は輝いている 40秒
いつか五条くんも自分の”好き”を素直に表現できるようになるのだろう。
感想
五条くん。「さん」付けや敬語はやめないか？と言いたくなるようなもどかしさ。このままじゃずっとふたりの距離は縮まらない。逆に無防備すぎる喜多川さんは、もう少し自分の可愛さに気づくべきだ。
今回はふたりでコスプレイベントに参加をし、ふたりで協力して作り上げた衣装を披露して人に評価された。ひとりでは楽しめる所までいけなかったであろう喜多川さんは、さぞ嬉しかっただろう。一方の五条くんは、周りの目を気にせず”自分の好きなこと”を楽しむ沢山の人の存在を知った。それぞれに得るものがあったイベントだったと思う。
これまで五条くんの一方的な憧れであったふたりの関係に変化がみられた最後のシーンは、これからの展開に期待をもたせてくれる。自分の”好き”に自信を持って進んでゆく五条くん。五条くんの本当の魅力に気付かされて、どんどん彼にひかれてゆく喜多川さん。そんな展開も妄想できる。
またあまり触れてはいないが、この作品には喜多川さんの色っぽいシーンが毎回登場する。今回は「転」でそういうシーンが楽しめる。かなり力の入った作画なので、こっそり堪能するといいだろう。
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五条くんの作った衣装を着て憧れの”雫たん”になった喜多川さん。喜多川さんにとっては満足のいく出来ばえであったが、職人気質の五条くんには人形に着せる服と人が実際に着る服とでは違うことが気になるようだ。雫たんになりきって撮影を楽しむ喜多川さんは、このまま明日のコスプレイベントに参加しようと五条くんに持ちかける。