[アニメ レビュー] ツインズひなひま

ツインズひなひま

「ツインズひなひま」は主役の双子の高校生ひまりとひななが、SNSでバズることを夢見て奮闘する姿を描いていマス。

いろいろ試してるみたいだけど、空振りばっかりみたいね。ゆる~く始まるふたりの物語が、どう展開するのか楽しみだわ。

この作品は、本編のかなりの部分で生成AIを補助的に使用しているということでも話題になりマシタ。生成AIの導入はアニメーターの負担の軽減が目的だそうですが、最終的には人間のアニメーターによる加筆修正で仕上げられているそうデス。

※本記事は2025年4月5日時点での視聴をもとにした記事です。

※記事の中で完全にストーリーのネタバレをしています


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本編

本編の長さは23分40秒(1420秒)。登場人物やストーリーの流れは以下のとおりデス。

<登場人物>

妃莉(ひまり)
髪の白い少女。頭脳明晰な姉。
陽奈奈(ひなな)
髪の赤い少女。好奇心旺盛な妹。


ツインズひなひま

<ストーリーの流れ>

動画撮影に四苦八苦するひまりとひなな

変な猫ともうひとりのひまり

もうひとりのひまりを追いかけて、不思議な世界に迷い込むひなひま

本物のひまりとの別れ


起 (300秒)

動画撮影にいそしむ双子、ひまりとひなながいマス。

いろいろとチャレンジしてるみたいだけど、再生数はのびてないようね。


0-25
動画撮影するひまりとひなな 25秒

25-1:00
再生数1,コメント0 35秒

1:00-1:48
ひななは気持ちのいいバカ(妹) 48秒

1:48-2:15
ひまりをビビらせるひなな 27秒

2:15-3:05
単純なひななと複雑なひまり 50秒

ひなひまちゃんたちは双子だけど、性格はぜんぜん違うのね。ひななちゃんは反射的に動くタイプで、ひまりちゃんは熟考するタイプってとこかしら。

3:05-3:35
ひまりのもっともな正論 30秒

3:35-3:57
スパークリングおしるこ 22秒

3:57-4:10
双子で顔交換してみた 13秒

4:10-4:25
かわいい猫 15秒

4:25-4:42
1000円札のひみつ 17秒

4:42-5:00
どれもイマイチ 18秒

どの動画もかわいいんだけど、ちょっとかわいさに頼り過ぎてる感はあるかしらねぇ。でも、登録画面のアイデアは面白いと思うわ。

承 (300秒)

ひまりに見放されたひななは、暇になってしまいマス。

ここから変な猫が登場したりして、少しづつ物語にノイズが入り始めるのよね。


5:00-6:00
ひまりに見放されるひなな 60秒

6:00-6:30
暇をもてあますひなな 30秒

6:30-7:00
なんか変な猫 30秒

なんか変どころじゃないわよっ!ノイズが乗っかる猫なんて異常よ異常!!

7:00-7:30
猫を追いかけるひなな 30秒

7:30-8:00
探しに来てくれたひまり 30秒

8:00-8:30
今日だけつきあってくれる 30秒

嬉しそうねーひななちゃん。ひまりちゃんがそれ以上に嬉しそうな感じなのが更にてぇてぇわ。

8:30-9:13
こんな時間こそが大切になったりする 43秒

9:13-9:30
ふたりのダンス 17秒

9:30-10:00
もうひとりのひまり 30秒

転 (300秒)

もうひとりのひまりを追いかけて、ふたりはおかしな世界に迷い込んでしまいマス。

ひななちゃんの好奇心の本領発揮ね。真実を突き止めるまで、どこまでも追いかけていっちゃう。


10:00-10:30
どういうこと? 30秒

10:30-11:00
おしるこ買った影響? 30秒

つまり、世界がひななちゃんにビビってひまりちゃんが増殖したってことね!

11:00-11:30
手に傷があるほうが本物 30秒

11:30-12:00
橋の向こうの怪しい場所へ 30秒

12:00-13:00
偽物を追いかけるひなひま 60秒

13:00-13:30
どこかおかしな風景 30秒

まったくおかしな景色ね。いろんな変なものが”正しい”みたいに存在していて不気味だわ。

13:30-14:00
それでも好奇心が勝ってしまうひなな 30秒

14:00-14:30
飲み込まれてゆく世界 30秒

14:30-15:00
世界の端っこ? 30秒

結 (435秒 + 85秒)

もうひとりのひまりによって、この世界の秘密が語られマス。

ひまりちゃんは察しが良いから、全部が分かっちゃったみたいなのよね。本物と仮想現実、ふたりのひまりちゃんの表情が切ないわ。


15:00-15:30
ついに捕まえた偽お姉ちゃん 30秒

15:30-16:00
実は本物はこっち 30秒

16:00-16:35
この世界は仮想現実だった 35秒

つまり、ひななちゃんとひまりちゃんも仮想現実のなかに再現された人格だったってことか。

16:35-17:20
この世界を作ったのは昔のひななに会いたくなったから 45秒

ということは、本物のひまりちゃんとひななちゃんの間になにかあったのかしら。仮想現実の中でないとひななちゃんに会えない理由なんて限られてくるわね。

17:20-18:00
ひななはやっぱり馬鹿 40秒

18:00-18:30
本物のひまりの思い出づくり 30秒

18:30-19:00
ひまりからのメッセージ 30秒

19:00-19:30
騙したなぁーーー 30秒

19:30-20:00
ロールバックしたひまりとひなな 30秒

このひまりとひななは、仮想現実の中で永遠しあわせな時間にとどまり続けるのね。

20:00-21:33
OP:「おーぎゅめんと・でいっ!」ひまり(平塚紗依)&ひなな(伊駒ゆりえ) 93秒

21:33-22:10
ジャスティンからのコメント 37秒

22:10-22:15
現実のひまり 5秒

22:15-23:40
ED:「6:00 PM」CHiCO 85秒



レビィの感想

 生成AIを利用して制作されたっていうからどんな作品なのかと思ってたけど、とっても情緒的な作品に仕上がっていたと感じたわ。生成AIを使って仮想現実を舞台に、人間的な愛情やつながりを描いた点をどう評価するのかは意見が分かれそうね。

 わたしはとっても心に響く作品だったと思うわ。本物のひまりちゃんが過去の自分とひななちゃんとの関係をいつくしんでる様子が切なかった。作中では語られていないけど、本物のひななちゃんのことを察してさみしそうな表情を見せる過去のひまりちゃんにもグッときたわね。

 でも作画やアニメーションに関してはピンとこなかったかな。足の動きと移動距離にズレがあったり、ちょっとした表情や動きにも違和感があったわ。人が手を加えてコレかぁっていうのが正直な感想ね。でも、もちろん作画そのものは安定してたし、ひなひまのふたりはとてもかわいかった。

 いちアニメファンのわたしには生成AIがアニメーション制作の効率化にどれだけ効果があったのかは分からないけど、少なくとも今の段階では人が作るアニメーションの多彩さを超えるものは生み出せそうにはなさそうね。この作品でも、どこかで観たことがあるような構図やシーンがあったわ。なんというか、平均値としての”表現”ができるにとどまっている感じかしら。

 この先のずっと未来でも、生成AIが人間の想像力を超えるとは思えないけど、毎クールどこかで発生するひどい作画崩壊を避られるのなら、補助的なツールとして一部使うのもアリなんじゃないかしら。というのがわたしの感想ね。