[名作1クール レビュー 前編] 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第12話 タチコマの家出 映画監督の夢 ESCAPE FROM

各話レビューリスト
今回はレビィの大好きなタチコマが主役の回デス。ある1機のタチコマが突発的に起動してお出かけしてしまいマス。
そこで出会った女の子とお友達になっちゃうのよねー。本当にかわいいわ、タチコマちゃん。
※本記事は2026年4月12日時点での視聴をもとにした記事です。
※記事の中で完全にストーリーのネタバレをしています。
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第12話の長さは24分50秒(1490秒)。ストーリーの流れは以下のとおりデス。
<ストーリーの流れ>
⇩
愛犬を探す少女と行動をともにするタチコマ
⇩
少女の本当の気持ちを知るタチコマ
⇩
タチコマが持ち帰った電脳はある映画監督のものだった
起 (110秒 + 190秒)
9課を抜け出したタチコマは、ひとりの少女と出会いマス。
迷子になった愛犬のロッキーを探してるミキちゃんっていう子ね。
0-20
ロゴ 20秒
20-1:50
OP:「inner universe」Origa 90秒
1:50-2:40
夜中に動き出す1機のタチコマ 50秒
この個体は以前(第2話)バトーが天然オイルを与えていた機体デスネ。
2:40-3:00
9課を抜け出すタチコマ 20秒
3:00-3:30
大量の情報を浴びて大興奮のタチコマ 30秒
3:30-4:00
迷子になった犬を探す少女 30秒
4:00-4:40
行動を共にすることにしたタチコマとミキ 40秒
ミキちゃんはロッキーっていう愛犬を探してるのね。行く方向が同じならタチコマちゃんがついてるほうが安心ね。
4:40-5:00
ふたりを見つめる少女 20秒
承 (330秒)
ミキとタチコマ。ふたりの大冒険のはじまりデス。
ミキちゃんとの交流はタチコマちゃんにとっても、ものすごい刺激的な体験になるはずだわ。
5:00-5:30
街の散策を楽しむミキとタチコマ 30秒
5:30-6:00
犬を捕まえて放り投げるタチコマ 30秒
もちろんタチコマは優秀なAIを搭載しているわけですが、経験不足は否めマセンネ。生命に対する扱いを心得るまでには至っていないようデス。
6:00-6:25
ミキに怒られるタチコマ 25秒
6:25-7:15
ジャンク品の電脳とつながるタチコマ 50秒
7:15-7:45
警察に声をかけられるミキ 30秒
7:45-8:20
荒巻の声真似で乗り切るタチコマ 35秒
あはは、大戦の話まで持ち出されちゃったら警官もお手上げね。上手い作戦だったわよ、タチコマちゃん。
8:20-8:45
ミキと一緒に海が見える丘公園へ行くことにしたタチコマ 25秒
8:45-9:10
ロッキーとの思い出を話すミキ 25秒
ずっと気になってたんだけど、ミキちゃんはロッキーの話を過去形で話すのよね。これって……。
9:10-9:30
秘密の金魚の物語 20秒
9:30-10:00
自分の金魚をどうしても人に見せたがらない女の子のお話 30秒
10:00-10:30
死んじゃった金魚はもう帰ってこない 30秒
転 (340秒)
死ぬことがないタチコマはミキと関わることで、死というものが人に与える影響について知りマシタ。
それと、代わりがきかない大切な存在についてね。置き換えれば問題解決ってわけじゃないのよ。
10:30-11:00
墓地に到着するふたり 30秒
11:00-11:40
ミキはロッキーが死んだことを知らないフリをしていた 40秒
パパとママに心配されたらもっと悲しくなっちゃうから、ミキちゃんは気づいてないフリをしていたのかしら。辛かったでしょうに……。
11:40-12:00
死や悲しみが理解できないタチコマ 20秒
12:00-12:20
でもやっぱりわたし、なんにも飼いたくないな 20秒
12:20-13:00
ミキを連れて帰るタチコマ 40秒
ミキのロッキーの死に対する気持ちに触れたことで、タチコマは生と死や悲しみの感情についての問いが発生したようデスネ。パパとママがミキちゃんを心配する気持ちを推測する程度には理解がすすんでいるようデス。
13:00-14:00
タチコマの家出の原因はバトーの天然オイル 60秒
14:00-14:30
少佐にはバレていました 30秒
14:30-15:30
タチコマが持ち帰った謎の電脳 60秒
15:30-16:10
少佐が自ら電脳に潜る 40秒
結 (430秒 + 90秒)
タチコマが街で見つけた電脳には、なにか特別な秘密があるようデス。
タチコマちゃんがつないだときも、なんかおかしかったものね。ウイルスや洗脳のたぐいではないみたいだけど……。
16:10-17:15
意識が飛んでしまう少佐 65秒
17:15-18:15
映画館へと誘われる少佐 60秒
18:15-18:40
取り憑かれたようにスクリーンを見つめる観客たち 25秒
18:40-19:00
涙を流している自分に驚く少佐 20秒
そういえば、タチコマもミキとの会話の途中で目からオイルを流していマシタ。意思とは関係なく流れる涙は、もしかしたらゴーストの存在証明たりうるかもしれマセンネ。
19:00-20:00
夢は現実の中で戦ってこそ意味がある 60秒
20:00-20:25
リアリストとロマンチスト 25秒
少佐は老人の手を握ったのかしら?この人たちが映画館を出て行けるような未来なんて永久に来ないような気がするんだけど……。
20:25-21:10
まともな作品を残せなかった映画監督・神無月渉 45秒
理想とする映画に固執して公開するまでに至らなかった作品……か。この話を聞いていると、なんだかミキちゃんの秘密の金魚の物語を思い出すわね。
21:10-22:00
カルト的人気を誇った作品のオリジナル 50秒
22:00-22:20
事件の処理を指示する少佐 20秒
22:20-23:20
珍しくセンチメンタルになっている少佐を気遣うバトー 60秒
23:20-24:50
ED:「lithium flower」Scott Matthew 90秒
ちぃーと&レビィの感想
前半はタチコマの家出、後半は電脳の中の映画館という構成デシタ。それぞれがまったく別の話というわけではなく、どことなくつながっているものに感じられマシタネ。その象徴と言えるのが、ミキの語った秘密の金魚の物語デス。
パパとママの前でロッキーの死を知らないフリを演じるミキちゃん。理想の映画に固執してまともな作品を公開することのなかった映画監督・神無月渉。現実と戦うことを避け夢に閉じこもる映画館の観客たち。みんな弱いけれども、ありふれた普通の人たちだとわたしは思ったわ。
9課を飛び出して家出をしてしまったタチコマですが、この機体は秘密の金魚の物語から逸脱したとも言えマス。街に出て新しい出会いをし、人の生と死について知ることができマシタ。公安9課の中にいては絶対に手に入らない経験を得ることができたのではないデショウカ。
ミキちゃんと話している最中にタチコマちゃんが目から流したオイルは印象的だったわね。神無月監督の映画を観ていた少佐も、無意識的に涙を流していた自分に驚いてた。もしかしたら少佐やタチコマちゃんにも、電脳やAIの奥底に眠っている意識みたいなものがあるのかもしれないわね。
合理的・効率的に判断する電脳やAIと、感情的に動かされる人の心の間で揺れる意識のようなもの。それをゴーストと呼ぶのかもしれマセンネ。今回は少佐も珍しく感傷的に物思いにふけっているようデシタ。
あそこ、バトーさんがいい味だしてるのよ。少佐の質問を適当にあしらおうとしたけど、途中で少佐の様子が真剣なのに気づいて、マルクス兄弟の映画で笑いすぎて涙が出た話をするの。それで、バトーさんが少佐を映画に誘うんだけど断られちゃう。
そのシーンは大人の雰囲気がしマスネ。「心配してくれてありがとう。でも大丈夫よ」みたいな意味の返答デショウカ。次のバトーの「それほど観たくない映画は?」というのは、どう受け取るべきなのデショウ。
それは「ふたりで出かけるのはどう?」みたいな意味でいいんじゃないかしら。どっちにしろ断られてるし。バトーさんも少佐が断るのわかってて言ってると思うわ。そこがいいのよ。
1機のタチコマが夜中に家出をしてしまう