「クルクルランド CLU CLU LAND」を遊んだ
ファミコンソフトが遊べるNintendo Switch Online
Nintendo Switchでオンラインで遊ぶためには「Nintendo Switch Online」に入会しオンラインで遊ぶ権利を購入しなくてはならない。このオンライン利用者限定のサービスとして「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」が配信されている。このサービスでファミリーコンピュータで過去に発売されていたソフトがいくつか遊べるのだが、現在その中でこの「クルクルランド」も配信されている。
※本記事は2020年12月12日時点の記事です。現在は配信が終了している可能性があります。
ファミコン発売から約1年後に発売された名作
ファミコン世代にとってはクルクルランドは誰か一人は必ず持っていたソフトなので遊んだことのある方は多いだろう。私自信は持っていなかったが友達の家で何度も遊んだし、2人プレイでボーナスステージでパーフェクトを取れたときのなんとも言えない嬉しさは心の隅に残っている。
思い出はさておき、つい先日久しぶりにクルクルランドをNintendo Switch Onlineで遊んでみたのだが、ルールをさっぱり忘れていた。操作方法もうろ覚えで楽しむどころの話ではなかった。ファミコン版ではなくディスクシステム版だったことも混乱の原因だった。かつての名作もルールが分からなければ意味不明の凡作へと成り下がる。
そのまま止めてもよかったのだが、どうにも納得がいかない。そんなはずはないと操作方法やルールを確かめて思い出しながら遊んでみたら、やっぱりクルクルランドは面白かった。名作は色あせないのだ。
とは言うものの、ファミコンなぞ存在も知らない子たちが何かの拍子にクルクルランドを起動し1回プレイしただけで止めてしまったとしたらすごくもったいないし残念だ。ルールさえ分かれば、操作方法さえ分かれば楽しめるはずなのだ。
というわけで解説がてら記事にしてみた。
ゲームのあそびかた
グルッピーを操作してウニラがクルクルランドに隠した金塊を探し出そう。でもクルクルランドではグルッピーは自由に移動できない。ターンポストや壁の反射を利用してうまく方向転換をしてすべての金塊を見つけるのだ。
ゲームをはじめる
まずは最初のタイトル画面で難易度を選ぶ。Nintendo Switchにはスタートボタンとセレクトボタンが無いのでビギナーで遊ぶならジョイコン両手スタイルの場合は「プラスボタン」を、おすそわけスタイルの場合は「Rボタンを押しながらプラスボタンかマイナスボタン」を押して次の画面へ。
エキスパートで遊ぶならジョイコン両手スタイルの場合は「マイナスボタン」を、おすそわけスタイルの場合は「Lボタンを押しながらプラスボタンかマイナスボタン」を押して次の画面へ。
次の画面では「ひとりであそぶ」か「ふたりであそぶ」か選ぶ。ひとりであそぶなら「Aボタン」を、ふたりであそぶなら「Bボタン」を押す。するとゲームが始まる。
そうさほうほう
プレイヤーキャラクターは「グルッピー」という名前の生物で、ゲーム開始時はボールのように丸まっている。この丸まっている状態で方向キーを入れた方向へ移動を始める。グルッピーの移動中は前方(顔の向いている方向)にしか進めなくなる。ステージの外壁に当たった場合は跳ね返って逆方向に移動が始まる。
移動中に方向キーを入れるとグルッピーはその方向に手を伸ばすことができる。ただし手を伸ばせるのはプレイヤーから見てグルッピーが左右に移動しているときは上下に、上下に移動しているときは左右にしか手が伸ばせない。
グルッピーの移動中にA・Bどちらかのボタンを押すと電撃波を出すことができる。電撃波をウニラに当てるとしびれて動けなくなる。青い状態のウニラはグルッピーが触れるとミスになるが、ウニラがしびれて黄色くなっている間は外壁にはさんで押しつぶすことができる。
ウニラとステージのしかけ
敵キャラクターはウニラという青いトゲトゲの生物で、ステージ上のブラックホールに住んでいる。金塊を掘り起こすグルッピーを体当たりで攻撃してくる。グルッピーがウニラに触れるかブラックホールに吸い込まれるとミスになってしまう。ターンポストや外壁をうまく利用してウニラの攻撃をかわそう。
隠された金塊の上をグルッピーが通過すると金塊があらわれる。ステージ上の金塊をすべて見つけるとステージクリアだ。ステージ上にはウニラがラバートラップをかくしていて跳ね返して進路を邪魔するので簡単には金塊は見つからない。
クルクルランドは5色(ピンク・緑・空・紫・黃)のステージで構成されていて、各ステージに8種類の金塊の配置が用意されている。金塊はハートやリボン等の馴染みのある形に配置してあるのでどんな形にできあがるか想像しながら遊ぶと楽しい。またステージは一定時間内にクリアしなくてはならないので注意しよう。
22面からかもしくはエキスパートでゲームを始めるかすると見つけた金塊の上を通過すると金塊が裏返ってしまう。金塊が裏返ったままではステージクリアができないので、きちんとすべての金塊が表向きになるように立ち回ろう。
また黄色ステージのクリア後にはボーナスステージが用意してある。できるだけたくさんの金塊を探し出そう。
ステージをクリアするごとに結果画面に移動する。数字を眺めるグルッピーの動きと音が面白い。
こうとくてんをねらおう
クルクルランドに限らずファミコン初期のゲームは残機制でなおかつハイスコアを目指すものが多い。そのため高得点がもらえるアイテムや残機が増えるアイテムが用意してある。クルクルランドの場合は金塊と同じように通過するとステージ上にあらわれる。残機を確保して面クリアを続けながら各種アイテムをゲットして高得点を狙おう。
頭がこんがらがるけど楽しいゲーム
このゲームは画面に対して常に上下左右の入力が固定されているので、キャラクターになりきってプレイしているとついあらぬ方向へキーを入れてしまいミスを誘発する。当時学校で「クルクルランドは酔うから遊べない」と言っていた同級生もいた。今なら即クソゲー認定されていたかもしれない。操作性に問題があるとしても金塊を出すと絵になる楽しさやゲーム中のつい口ずさんでしまう効果音やメロディ、2人で遊んだときの楽しさは今も昔も変わらないこのゲームの魅力となっている。
何十時間も遊べるゲームがあふれる現在では30分も遊べばもういいやとなってしまいそうだが、私が作りたいと思っているのはこういうゲームだ。たまに起動して少し遊んで「けっこう楽しかった」みたいな体験を作りたいと思うのだ。もしあなたがクルクルランドがを遊べる環境や時間があるのなら、気まぐれにちょっと遊んでみてはどうだろうか。
もし自分が作るなら…
いちおうこのブログは「ゲーム作りたい」ブログなので、いつかの参考のために自分ならこうするってことを書き留めておく。あとから自分で読むためのコーナーだ。
- 見下ろし2Dは継続するべき
- 1画面にこだわらずステージの大きさを広げてもいい
- 金塊だけでなく回路をつなげたり隠れながら進んだり目的地に何かを運んだりネジを締めたり外したり
- ストーリー付き面クリア型でボス戦を設置
- ステージを分割してキーアイテムを取ったらドアが開く→次のエリアを攻略
- クリアを目指すモードと金塊だけ探すローグライクのようなモードに分ける
- 盾持ったウニラ
- 外壁からも攻撃がくる
- ターンポスト盗むキャラ