[アニメ レビュー] 『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima 第11話 No pain, no gain.
手に汗握るディビジョンラップバトル決勝
ついに始まったディビジョンラップバトル。激しい戦いを繰り広げた各ディビジョンだったが、決勝にたどり着いたのはMAD TRIGGER CREWと麻天狼であった。
碧棺左馬刻をリーダーに各メンバーの個の力で勝ち上がってきたMAD TRIGGER CREWと神宮寺寂雷をリーダーにお互いの弱さをカバーしあって勝ち上がってきた麻天狼、それぞれの思いと政府の思惑が複雑に絡みバトルは激しさを増していく。
第11話は前半はMAD TRIGGER CREWと麻天狼のチームスタイルの違いを確認させ、後半は前半の確認を踏まえ手に汗握るバトルを魅せてくれる。ストーリー的にも気になるピプノシスマイクであるが、ラップバトルをどう盛り上げて楽しませてくれるのかに注目だ。
※本記事は2020年12月21日時点での視聴をもとにした記事です。
「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima 第1話 As soon as man is born he begins to die.」のレビューは→こちら
第11話 No pain, no gain.
第11話の長さは23分40秒(1420秒)。独断で起承転結の4っつに分割している。
起 (152秒 + 143秒)
0-10
前回の勝負 麻天狼の勝利 10秒
10-30
乱数におこな無花果 20秒
30-1:02
美しき敗者 鬼いさんよりお姉さん 32秒
1:02-2:32
オープニングテーマ 90秒
2:32-3:30
幻太郎と帝統を置いて逃げようとする乱数 58秒
3:30-4:20
さっきのバトルでのことを思い出す 50秒
4:20-4:55
やっぱり仲間は裏切れない ワルになりきれない乱数 35秒
0から きゃー
10から 清々しい顔の乱数
30から 負けたけど可愛かった 勝ち負けにあまり意識がいかないのが女性らしい
1:02から 大好きですこのオープニングテーマ
2:32から かなり気合入った乱数の表情 ワル乱数のときはちょっと男らしく見える
3:30から なんだかんだリーダーへの信頼が厚い幻太郎と帝統
4:20から そんな2人を見殺しにはできない乱数
承 (365秒)
4:55-5:08
計画の失敗を乙統女にわびる無花果 13秒
5:08-5:40
独歩の体を心配する寂雷さん 32秒
5:40-6:26
寂雷への感謝 一二三の気遣い 46秒
6:26-7:25
左馬刻の力になりたい銃兎と理鶯 59秒
7:25-8:26
合歓を見つけ追いかける左馬刻 揉め事をとめる寂雷さん 61秒
8:26-9:15
全部中央区が絡んでいるかも 49秒
9:15-11:00
左馬刻も寂雷さんも仲間にプライドを持っている 105秒
4:55から まだまだ余裕あるな乙統女さん
5:08から さすがお医者さん
5:40から ホストの気遣い半端ない
6:26から 左馬刻はもっと仲間を頼っていい
7:25から 寂雷さんの大人の余裕
8:26から 陰謀渦巻く中央区 怖すぎ
9:15から こういうこと言われると絆が深まる
転 (370秒)
11:00-12:00
さあーはじまるぞー 60秒
12:00-12:32
絆の麻天狼 力のMAD TRIGGER CREW 32秒
12:32-12:52
レディ 入間銃兎vs観音坂独歩 20秒
12:52-13:15
ゴー!! 銃兎の攻撃 23秒
13:15-13:40
独歩の攻撃 ノーダメージ 25秒
13:40-14:10
毒島メイソン理鶯vs伊弉冉一二三 理鶯の攻撃 30秒
14:10-14:33
一二三の攻撃 23秒
14:33-15:10
最初から個性がぶつかる まずは力の圧勝 37秒
15:10-15:40
銃兎と理鶯の攻撃 大ダメージ 30秒
15:40-16:10
一二三と独歩の攻撃 あまり効いてない 30秒
16:10-16:35
銃兎と理鶯の攻撃 一二三と独歩ダウン 25秒
16:35-17:10
追い詰められた寂雷さん 35秒
11:00から テンション上がる
12:00から 爆発キケン
12:32から 簡易バージョンの変身
12:52から これはキレのある攻撃
13:15から しかし銃兎はへいきなかおをしている
13:40から パワフルな攻撃 一二三はダメージを受けた
14:10から 一二三の攻撃 面白いフロウ
14:33から 寂雷さんが褒めてくれる それが力になる
15:10から こうかはばつぐんだ
15:40から いいリリック ライムもいい しかしこうかはいまひとつのようだ
16:10から 2人同時にやられた 大ピンチ
16:35から どうする寂雷さん
結 (295秒 + 95秒)
17:10-17:40
寂雷さんの回復スキル しかしピンチは続く 30秒
17:40-18:10
左馬刻の攻撃 カミソリのような一撃 30秒
18:10-18:40
寂雷さんの回復 焼け石に水なのか 30秒
18:40-19:15
MAD TRIGGER CREWの攻撃 一二三と独歩が復活 35秒
19:15-20:00
麻天狼の攻撃 銃兎と理鶯ダウン 45秒
20:00-20:32
左馬刻の攻撃 一二三と独歩ダウン 32秒
20:32-21:32
寂雷さんの強烈な一撃 左馬刻ダウン 60秒
21:32-22:05
初代ディビジョンバトル王者は麻天狼 33秒
22:05-23:35
エンディングテーマ 90秒
23:35-23:40
次回予告 5秒
17:10から 仲間を想うリリック ザオラルが失敗した感じ
17:40から かっこいいライムとフロウ これは大打撃
18:10から 信じてザオらる寂雷さん はやく復活してくれー
18:40から こうかはばつぐんだ しかし一二三と独歩の復活で持ちこたえる寂雷さん
19:15から 左馬刻をかばう銃兎と理鶯 2人の想いに左馬刻は応えられるのか
20:00から 力任せのリリックで圧倒的な攻撃 残るはリーダーの左馬刻と寂雷さんのみ
20:32から 最後まで「私たち」で戦った寂雷さん 絆の一撃は強烈だった
21:32から 納得のチャンピオン 個人的には一二三と左馬刻のフロウが良かった
22:05から ぷちゅへんざっ!
23:35から 予告
あっという間に時間が過ぎるラップバトル
初代王者は麻天狼に決まった。力は圧倒的にMAD TRIGGER CREWのほうが上であったように思う。しかし絆の強さで上回った麻天狼のほうがこの物語の勝者にはふさわしい。絆の勝利、それはThe Dirty Dawg再集結へと繋がる希望となるのだ…と思いたい。
第11話の物語後半をほぼ全部使ってのラップバトルは予想を超える面白さだった。順番に攻撃と受けを繰り返すよくある手法を踏襲していると思われるが、10分近く行われるバトルは途中でダレることなく私たちを楽しませてくれる。
ほぼ30秒ごとというテンポで攻守が入れ替わり、適宣バトルを盛り上げる演出を挟むことで尻上がりにこちらをヒートアップさせてくれる。そういう演出的なことだけでなく、キャラクター達が発する攻撃(ラップ)のリリックはどれもよく考えられておりつい巻き戻して歌詞を確認したくなる。覚えたての言葉で申し訳ないがキャラクターごとのライムやフロウにも個性があって面白い。左馬刻の攻撃的なライムはかっこいいし一二三のフロウには心が踊る。もちろん他のキャラクター達のラップも素晴らしかった。ここは演じた声優さんたちの努力に賛辞を贈りたい。
正直ディビジョンラップバトルが始まってからは盛り上がりに欠けるような気がしていたのだが、決勝は圧倒的な面白さで楽しませてくれた。あとラップ自体の魅力も少しは理解できたのは思いがけない収穫であった。ひとつ自分の世界が広がったような気がする。ありがとうヒプマイ。