[アニメ レビュー] ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメ2期 第8話 虹が始まる場所
ブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメ2期
この作品は「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」のTVアニメ2期である。1期からキャラクターが増えて賑やかになると思いきや、同好会と侑へのアイドルのあり方に対する問いかけや、新キャラたちの同好会に対する塩対応にヤキモキさせられっぱなしであった。特に嵐珠は好きなはずの同好会のメンバーに対する態度がツンツンしていて、デレがいつ来るのかと待ちくたびれた。
第8話ではそういった不満を全て吹っ飛ばすような同好会メンバー全員での明るいパフォーマンスが楽しいし、ストーリー的にも目の前が開けたような展開で気持ちがいい。
新キャラたちと同好会の距離も近くなり、最終話に向けてようやく明るく楽しい展開に方向転換する転機であったと言えよう。
※本記事は2022年6月1日時点での視聴をもとにした記事です。
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第8話 虹が始まる場所
第8話の長さは23分40秒(1420秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
<登場人物>
- 鐘 嵐珠(しょう らんじゅ)
- お嬢様でパーフェクトな香港からの留学生。同好会とは距離を置いてソロアイドルとして結果を出していくスタイル。ピンクのツインお団子ロングヘアの美少女。
- ミア・テイラー
- NYCから留学してきた3年生。セレブ音楽一家の生まれで、14歳にして飛び級で3年生に編入してきた。パフォーマーとしての嵐珠に惚れ込んでいる。金髪鬼太郎ヘアの美少女。
- 三船 栞子(みふね しおりこ)
- 姉にあこがれてスクールアイドルに興味を持っていが、その気持をずっと胸の奥にしまい込んでいた。第7話で同好会のみんなに促され、スクールアイドルになった。深緑セミロングの美少女。第8話では登場が少ない。
第8話 虹が始まる場所
侑を心配して集まるメンバーたち。考えすぎて混乱している侑にシンプルな気持ちをぶつけるメンバー。アイドルとファン、どちらにも喜んでもらえる曲への道筋を掴めそうな予感の侑。一方、嵐珠は静かな気持ちでニジガク号の到着を待っていた。しかしゴール直前でニジガク号は止まってしまった。どうする嵐珠!?
嵐珠のOPアクトの大成功を見せつけられた侑。孤高のアイドルのパワーに圧倒されると同時に、自分の曲に足りないものが何かを考え続けていた。しかし、侑はミアとの会話のなかで同好会のみんなに対するある感情を発見する。それは”みんなと伝えたい”というときめきだった。
自分のときめきを発見することができた侑は、ミアの協力で曲を完成することができた。フェスティバルの最後を飾った「TOKIMEKI Runners」は大成功をおさめた。会場を見つめる侑の瞳からは、みんなとひとつになれた”喜び”があふれていた。
第8話の見どころ
- 嵐珠の強さと孤独
- 侑の覚醒
- 待ちに待った同好会のライブシーン
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (320秒)
0-8
ロゴ 8秒
8-38
文化祭最終日 30秒
38-50
OPアクトは嵐珠 12秒
50-1:40
目的は同じ 50秒
1:40-2:05
侑の行き詰まり 25秒
2:05-2:15
んー 10秒
2:15-3:45
OP「Colorful Dreams! Colorful Smiles!」虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 90秒
Colorful Dreams! Colorful Smiles!
3:45-4:25
流しそうめんの仕掛け 40秒
4:25-5:00
走るニジガク号 35秒
5:00-5:20
かわいー 20秒
承 (280秒)
5:20-5:40
侑を心配する歩夢 20秒
5:40-6:00
ときめきはどこー 20秒
6:00-6:20
思った以上に重症だ 20秒
6:20-6:50
ミアとハンバーガー 30秒
6:50-7:10
みんな来てくれた 20秒
7:10-8:10
煮詰まる侑 60秒
8:10-8:55
曲の本質 45秒
8:55-9:10
光る道筋 15秒
9:10-9:20
明鏡止水 10秒
9:20-10:00
tmt 40秒
転 (320秒)
10:00-10:35
嵐珠のやり方 35秒
10:35-12:00
孤高のアイドル 85秒
12:00-12:25
見せつけられた侑 25秒
12:25-13:00
嵐珠のアイドル性 35秒
13:00-13:40
ミアのはげまし 40秒
13:40-14:00
侑への信頼 20秒
14:00-14:20
今あるときめき 20秒
14:20-15:20
みんなと伝えたい 60秒
結 (370秒 + 138秒)
15:20-16:10
みんなと一緒に叶えたい夢 50秒
16:10-16:45
準備は整った 35秒
16:45-18:30
感謝の想い 105秒
18:30-18:50
静寂 20秒
18:50-20:45
「TOKIMEKI Runners」 115秒
TOKIMEKI Runners
20:45-21:20
大盛況 35秒
21:20-21:30
ひとつになれた喜び 10秒
21:30-23:00
「夢が僕らの太陽さ」虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 90秒
夢が僕らの太陽さ
23:00-23:42
嵐珠の限界 42秒
23:42-23:48
次回予告 6秒
シーンリプレイ
8:10-8:55
曲の本質 45秒
侑が書いてくれるからときめく。同好会が歌ってくれるからファンはときめく。ファンとアイドルをつなぐことが侑の作曲の本質なのではないか。
14:20-15:20
みんなと伝えたい 60秒
自分を伝えたい、みんなに寄り添いたい、侑のときめきは同好会とともにあること。その方法として曲を作っていたことを自覚した。
18:50-20:45
「TOKIMEKI Runners」 115秒
構成:21 14 12 19 2 2 3 6 2 2 11 3 6 2 3 1 6
21秒
侑のピアノ・ソロ
14秒
みんな揃ってるよー
12秒
歩夢!かすみん!せつ菜ちゃん!
19秒
愛さん!エマちゃん!りなりー!彼方さん!しずくちゃん!
2秒
見合ってー見合ってー
2秒
上手から下手へ流してー
3秒
果林さん!ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!
6秒
下手から回り込んでーキメ!
2秒
歩夢にズーム
2秒
上手へ流れて
11秒
みんなかわいいよー
3秒
ホアアーッ!! ホアーッ!!
6秒
一旦離れて歩夢にズーム
2秒
弾むスカート
3秒
ステージ全体をみせる
1秒
ホアアーッ!! ホアーッ!!
6秒
決まった……
目の前が開けるような明るく開放的なパフォーマンス。やっぱり全員が揃ってのPVはテンションがあがる。
感想
ようやく同好会の一員としての自分のあり方を見つけた侑、同好会の絆への敗北を感じた嵐珠。ふたりの姿が対照的に描かれた回であった。「虹が始まる場所」というタイトルの通り、これからが本当の同好会の始まりになるのだろう。
第8話までの展開は正直モヤモヤしてあまり気持ちのいい展開ではなかった。登場していきなり同好会への対抗心をぶつける嵐珠やプライドの高いミアにも困惑させられた。
そういった展開はラブライブシリーズのファンに対する信頼感あってのものだろうが、ちょっと引っ張り過ぎではなかったか。私なんかは早くみんなでライブしているところが観たくてしょうがなかった。
頑張って観続けたかいあって、侑とミアで書き上げた名曲「TOKIMEKI Runners」のパフォーマンスは最高にチャーミングであった。
それは一方で嵐珠にとっては自分の限界を知らされたパフォーマンスだった。個々の色を目いっぱい表現して虹色に輝く同好会のステージと、どんなに頑張っても自分の色でしか表現できない嵐珠では、どうしても差がついてしまう。最後に嵐珠が見せた表情には”あきらめ”のようなものが感じられた。
ここから後は最高のステージに向けてアガっていくしかない。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のファンみんなが幸せになるような展開になるはずだ。メンバー全員の個性が乱舞するカラフルなパフォーマンスを期待している。
5校の合同で行われてきた文化祭もいよいよ最終日。意気込む同好会のメンバーだったが、侑の曲がまだ完成していない。OPアクトをつとめるのは 嵐珠。学園内を走るニジガク号がステージに到着すれば、いよいよスクールアイドルフェスティバルのスタートだ。