[アニメ レビュー] ミギとダリ #01 ミギとダリ
ミギとダリ
※本記事は2023年10月110日時点での視聴をもとにした記事です。
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#01 ミギとダリ
#01の長さは23分40秒(1420秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
<登場人物>
- ミギとダリ/秘鳥
- 養護施設「そらまめの家」に暮らす双子。園山夫妻のもとへひとりの少年として潜り込む。
- 園山夫妻
- 子どものいない老夫婦。養子を迎えるため「そらまめの家」へ行き、秘鳥(ミギとダリ)を見初める。
園山夫妻に見つからないように巧みにやり過ごすミギとダリ。どうやらミギとダリは入れ替わりながら、秘鳥というひとりの人間として園山家で過ごしていくようだ。ええぇ……。
チェリーパイ作りと肩車。両親の”子どもとやりたいこと”を聞いたミギとダリは、両親からの信頼を得るためにさっそく作戦を実行する。チェリーパイは大成功。肩車もいちおう大成功。着々と園山家のデータを集めるミギとダリだった。
園山夫妻が「そらまめの家」に来たあの日。彼らがミギとダリを選んだのは、ふたりが仕組んだ策略だったのだ。
#1の見どころ
- ミギとダリのしたたかさ
- シュールギャグ
- ふたりの真の目的とは
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (380秒)
0-20
ペンダントを握りしめる人物 20秒
20-45
園山夫妻の訪問 25秒
45-1:15
大歓迎の子どもたち 30秒
1:15-1:40
捕まえた 25秒
1:40-2:21
心優しい美少年 41秒
2:21-3:51
OP:「ユウマガドキ」そらるとりぶ 90秒
3:51-4:30
秘鳥をお迎えする日 39秒
4:30-5:00
素敵な部屋 30秒
5:00-5:20
大きな箱 20秒
5:20-5:50
ふたりを遠ざける秘鳥 30秒
5:50-6:20
秘鳥はもうひとりいた 30秒
ミギとダリが「秘鳥」として園山家へお迎えされるパート。
承 (370秒)
6:20-7:03
ふたりいることは知られてはならない 43秒
7:03-8:10
服はジョブズで 67秒
8:10-8:40
!!! 30秒
8:40-9:30
ま、まさか 50秒
9:30-10:00
えええええええ! 30秒
10:00-10:20
美味しいです 20秒
10:20-10:45
肩たたき 25秒
10:45-11:15
けっこう注文が多い 30秒
11:15-12:10
ふたりで効率化 55秒
12:10-12:30
ひとりの人間として 20秒
秘鳥はふたりのパート。
転 (460秒)
12:30-12:45
家の間取りを確認? 15秒
12:45-13:10
敬語をやめてほしい 25秒
13:10-13:40
子どもとやりたいこと 30秒
13:40-14:27
チェリーパイ 47秒
14:27-15:00
完璧な回答 33秒
15:00-15:20
ややこしい 20秒
15:20-15:40
こういうのも、ふたりでやれば 20秒
15:40-16:10
親孝行は大成功 30秒
16:10-16:15
お父さんは寂しそう 5秒
16:15-17:20
天高く! 65秒
17:20-17:45
やっちゃった 25秒
17:45-18:05
いいことを思いついた 20秒
18:05-19:05
せ、成功!? 60秒
19:05-19:40
なんとか誤魔化せた 35秒
19:40-20:10
データを集めるミギとダリ 30秒
両親の信頼を得ようとする秘鳥のパート。
結 (90秒 + 120秒)
20:10-21:40
ED:「Skyline」Nulbarich 90秒
21:40-22:00
あの日の真実 20秒
22:00-22:18
オリゴン村とペンダント 18秒
22:18-22:35
ダリの戦略 17秒
22:35-23:00
いやいや無理無理 25秒
23:00-23:40
粘土のいぬwww 40秒
あの日の真実のパート。
シーンリプレイ
1:15-1:40
捕まえた 25秒
とても魅力的なフレーズ。帽子、心、チャンス、いろいろな意味を含んでいる。
7:03-8:10
服はジョブズで 67秒
この段階で「あれ?」となるが、続いての展開がもっとぶっ飛んでいる。どこまでいくんだ……。
19:40-20:10
データを集めるミギとダリ 30秒
不気味にデータを集めるふたりだが、チェリーパイが美味しいと感じていたことになぜかホッとさせられる。
感想
何がなんだか分からないミステリアスな作品だ。ミギとダリが不思議な雰囲気なのはもちろんだが、園山夫妻もなかなかの面白さだ。ギャグとシリアスの中間に立つような演技が求められる繊細な役を、しらけないように全員が上手にこなしている。
ただのシュールギャグ作品という訳ではなく、ミギとダリの行動には何か目的があるらしい。そのことはペンダントのシーンやふたりで家の見取り図を見ながらの作戦会議で提示されている。どんなストーリーが用意されているのか、これからの展開が楽しみだ。
作画やアニメーションはキャラクターを美しく魅せることや、気持ち悪い動きを魅せる場面にこだわりを感じる。等身の高い美しいキャラクターはシリアスさやホラーの演出には欠かせない。また、シュールな動きやポーズはそういうデザインでこそ真の力を発揮する。相当なアイデアや労力でこの作品は成立しているのではないか。
不思議なストーリーの魅力もさることながら、ミギとダリたちのミステリアスな魅力を感じる。その行動やしたたかさもそうだが、ふたりで絡んでいるシーンではBL的な雰囲気も漂ってくる。そういった描写も作品のミステリアスさに磨きをかけている。
こういった異彩を放つタイプの作品はコアなファンがつくこともあるが、たいていは知る人ぞ知る迷作で終わってしまうことも多い。埋もれさせるには惜しい怪作だと思っているので、気になった方にはぜひ視聴していただきたいと思う。
子どもに恵まれなかった園山夫妻は施設「そらまめの家」でひとりの少年に出会い、その美しさと心の優しさに魅了される。その少年の名は「秘鳥」といった。園山家に迎えられた秘鳥は素晴らしい部屋を用意され、新しい生活をスタートさせようとしていた。しかし秘鳥には秘密があった。なんと秘鳥はふたりいたのだ。