[アニメ レビュー] ウマ娘 プリティーダービー Season 2 12 ふたり
ウマ娘 プリティーダービー
ゲームの大ヒットも手伝って「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」は大人気アニメへと上り詰めた感がある。史実の面白さを絶妙の演出で最高のドラマに仕上げたスタッフの手腕に拍手だ。
どの回も名作回と言われるほど評価されている本作品。私も次はどの回をレビューしようか迷っていたのだが、大感動の最終回直前である12を選んだ。いわば最終回を良いものにするための仕込み回である。
もちろんその仕込みは大成功で、最終回は大盛りあがりの大感動であった。私も実際の映像との比較動画や実況動画を何回も観て、アニメの余韻にひたっていたのだ。分かっていても面白い。古今東西、名作というものはそういうものなのだ。
一時期のブームの熱が冷めつつある今こそ、その真価を確かめようではないか。
※本記事は2021年10月2日時点での視聴をもとにした記事です。
「ウマ娘 プリティーダービー Season 2 01 トウカイテイオー」のレビューは→こちら
12 ふたり
12の長さは23分55秒(1435秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
トウカイテイオーは度重なる怪我により引退直前まで追い詰められた。だが、チームの仲間やライバルたち、何よりもファンの応援により復帰を決意した。お互いを認めあったメジロマックイーンとの絆を胸に、日々のトレーニングをこなすトウカイテイオーだった。
菊花賞の視察のため京都入りしたテイオーたちは、絶好調のビワハヤヒデの走りに圧倒される。視察後のお楽しみに興じるテイオーたち。一方でマックイーンは主治医の診察を受け、おばあさまから呼び出されていた。
マックイーンへのお土産を届けにメジロ家へ向かったテイオーだったが、そこでじいやからマックイーンの故障を知らされる。病名は繋靭帯炎。いなくなったマックイーンを追いかけてテイオーは飛び出していった。
足の痛みをこらえて自問自答を繰り返すマックイーン。ついにその足を止めて倒れ込んでしまう。駆けつけたテイオー相手に、はじめは強がっていたマックイーンだったが、ショックのあまり感情を爆発させてテイオーに気持ちをぶつけてしまう。しかしテイオーはそれをしっかりと受け止め。有馬記念での勝利を誓うのだった。
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※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (309秒)
0-25
トレーニングのお誘い 25秒
25-46
最強であり続ける あれ? 21秒
46-2:16
OP:「ユメヲカケル!」スペシャルウィーク (CV. 和氣あず未)、サイレンススズカ (CV. 高野麻里佳)、トウカイテイオー (CV. Machico)、ウオッカ (CV. 大橋彩香)、ダイワスカーレット (CV. 木村千咲)、ゴールドシップ (CV. 上田 瞳)、メジロマックイーン (CV. 大西沙織) 90秒
ユメヲカケル!
2:16-3:00
ふたりの時間 44秒
3:00-3:11
水分補給 11秒
3:11-3:20
もっとスピードあげられた 9秒
3:20-4:06
自主トレの申し出 トレーナーの信頼 46秒
4:06-5:09
りょ 63秒
承 (291秒)
5:09-5:45
菊花賞 B N W 36秒
5:45-6:15
違和感 30秒
6:15-7:15
またひとつ大きくなりやがった ビワハヤヒデ 60秒
7:15-7:55
いや別のところが…… 40秒
7:55-8:30
大したこと無い 35秒
8:30-9:00
食べ過ぎる娘たち マックイーンにお土産 30秒
9:00-9:10
とりあえずベッドへ 10秒
9:10-9:30
”楽しい”と”不安”の対比 20秒
9:30-9:45
おばあさまが呼んでいる 15秒
9:45-10:00
いやな天気 15秒
転 (197秒)
10:00-20:20
お土産の賞味期限 20秒
20:20-10:35
変な歌 15秒
10:35-10:48
じいやからの電話 13秒
10:48-11:00
メジロ家の門 12秒
11:00-11:40
マックイーンは療養所 40秒
11:40-11:55
左足の繋靭帯炎 15秒
11:55-12:10
不治の病 15秒
12:10-12:30
マックイーンはもう走れない 20秒
12:30-13:00
追いかけるテイオー 30秒
13:00-13:17
マックイーンがいない アイキャッチ 17秒
結 (560秒 + 78秒)
13:17-13:45
まだ大丈夫 まだ走れる 28秒
13:45-14:30
おばあさまの忠告 45秒
14:30-14:55
運命のふたり 25秒
14:55-15:40
どんな時も 何度でも 45秒
15:40-16:55
もう一度テイオーと一緒に 75秒
16:55-17:10
もう、ダメなのか…… 15秒
17:10-17:50
虚勢を張るマックイーン 40秒
17:50-18:30
王者のプライド 40秒
18:30-19:00
王者の涙 30秒
19:00-19:30
本当の涙 30秒
19:30-20:00
運命のいたずら 30秒
20:00-20:30
素直な気持ち 30秒
20:30-20:55
誰よりも先にゴールする 25秒
20:55-21:20
奇跡は起こる 25秒
21:20-22:00
ふたりはライバル 40秒
22:00-22:37
決意のテイオー 37秒
22:37-23:55
ED:「木漏れ日のエール」トウカイテイオー (CV. Machico)、メジロマックイーン (CV. 大西沙織) 78秒
木漏れ日のエール
シーンリプレイ
2:16-3:00
ふたりの時間 44秒
”ふたりで走る”というトウカイテイオーとメジロマックイーンが本当に過ごしたい時間。
14:30-14:55
運命のふたり 25秒
マックイーンもトウカイテイオーには特別な想いがあった。
20:30-20:55
誰よりも先にゴールする 25秒
ウルトラセブンの最終話を思わせるふたりのシーン。「誰よりも先にゴールする」というセリフがかっこいい。
感想
「結」のパートはもう全部見どころと言っていいくらい。全体の尺の相当な部分を使ってマックイーンの心が折れていく様子を丁寧に描いており、観ているこちらのほうもつらくなる。そこへ駆けつけたテイオーの悲しくも優しい表情はすべてを包み込んでくれるの聖母のようである。
”奇跡”についてふたりが語るシーンでは、かつてテイオーに”奇跡”を信じさせたマックイーンが、今度は”奇跡を起こす”自分を信じてほしいとテイオーに説得される。お互いを信じることで”奇跡”を成立させるというなんともデキた話なのだ。
この回には、ウマ娘の特徴であるレースシーンでの派手なアニメーションや華やかなライブシーンは無い。しかしマックイーンを静かに見守るテイオーの表情や子供のように泣き叫ぶマックイーン等、細かい部分にこだわりを感じさせてくれる。
最高のクライマックスをむかえる最終話へむけて、引き伸ばしや尻切れトンボにならず最高のバトンの受け渡しができていると思う。最後のテイオーの覚悟の表情をみせられては、もう最終話を観るしかないだろうという気持ちにさせられる。
これ以上は説明するだけ野暮。どうなるか分かってるのに感動する最終話を観て、またYouTubeの海外の反応とか他人が涙を流すのを観て満足するのだ。何回繰り返すんだろう、このサイクルw
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天皇賞(秋)が近づいていた。出場するメジロマックイーンはトウカイテイオーに誘われて、一緒にトレーニングに励んだ。なにか違和感を感じていたマックイーンは自主トレを申し出るのだった。