[名作1クール レビュー 後編] 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第18話 暗殺の二重奏 LOST HERITAGE

各話レビューリスト
今回は海外要人の暗殺予告に対応する公安9課の物語デス。とはいえ、テーマは公私に揺れる課長の苦悩と言えるかもしれマセン。
課長には公人としての覚悟みたいなものを感じるわ。そんな課長でも、私情に流されそうになることもあるのね。
※本記事は2026年4月25日時点での視聴をもとにした記事です。
※記事の中で完全にストーリーのネタバレをしています。
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第18話 暗殺の二重奏 LOST HERITAGE
第18話の長さは24分50秒(1490秒)。ストーリーの流れは以下のとおりデス。
<ストーリーの流れ>
⇩
中国の外務次官への暗殺予告に関与している辻崎の息子ユウ
⇩
公安9課を出し抜くユウ
⇩
ギリギリで暗殺を阻止する少佐
起 (110秒 + 210秒)
中国の外務次官への暗殺予告があり対応にあたる公安9課ですが、課長は知人の七回忌へ向かいマス。そこで課長は辻崎の娘サオリに話しかけられマス。
課長も相当優秀な人だけど、辻崎さんはそれを上回る人物だったみたいね。課長よりデキる人って……わたしには想像がつかないわ。
0-20
ロゴ 20秒
20-1:50
OP:「inner universe」Origa 90秒
1:50-2:50
中国外務次官への暗殺予告に対応する公安9課 60秒
この人物は、第14話で暴力団の情報をくれた河南省公安局の王デスネ。
2:50-3:20
知人の七回忌に行く課長 30秒
3:20-3:45
花を供える課長 25秒
第1話に登場した陸上自衛軍の久保田デス。
3:45-4:45
辻崎は電脳硬化症で亡くなった 60秒
課長と久保田さんと辻崎さんは、みんな殿田大佐にお世話になっていたのね。久保田さんの発言から察するに、殿田大佐は残念なことになってしまったみたいね。
4:45-5:20
辻崎の娘サオリからの相談 35秒
承 (315秒)
サオリは弟の様子がおかしいと課長に相談しますが、課長は公的な立場にあるため協力できないと断ってしまいマス。
課長は本当に職務に忠実ね。わたしなら絶対に情に流されちゃってるわ。
5:20-5:45
弟のユウが父親に似てきた 25秒
5:45-6:25
最近の言動がおかしいユウ 40秒
睡眠もとらずに行動したり、姉のことをまるで娘のように呼ぶようになったり、それは心配になって当然デスネ。
6:25-6:55
ユウはなに妙なことに巻き込まれているかもしれない 30秒
6:55-7:55
サオリの頼みを断る課長 60秒
課長もつらそうに見えるわね。公安9課の課長としては断ったけれど、個人としてはサオリさんのチカラになりたいと思っていたんじゃないかしら。
7:55-8:30
来日した金外務次官 35秒
8:30-9:30
精密狙撃銃の受け取りに来た人物 60秒
9:30-9:50
元陸自調査部長の息子・辻崎ユウ 20秒
これは大変ショックな事実デス。しかし、これで課長はユウの件に関わることができマスネ。
9:50-10:35
頭の中で父親と話すユウ 45秒
転 (300秒)
公安9課の行動に先んじて、ユウは暗殺計画を始動させてしまいマス。
少佐たちを出し抜くなんて普通じゃないわ。いくら父親の入れ知恵があったからって、そんなことできるのかしら。
10:35-11:35
ユウの確保のため辻崎家に来た少佐たち 60秒
11:35-12:05
サオリに事情を説明する少佐 30秒
国家の要人の娘という覚悟があったのデショウカ。騒いだり大声を出したりしないサオリは肝が座っていマスネ。
12:05-12:50
ユウの16歳の誕生日に送られてきた携帯端末 45秒
12:50-13:30
暗殺計画は最終段階に入った 40秒
13:30-14:25
辻崎は人望が厚く新人の教育に定評があった 55秒
14:25-15:00
今のユウは優秀な諜報員に訓練された暗殺者も同然 35秒
15:00-15:35
バトーに釘を刺す課長 35秒
まぁ課長ならそう言うと思ったわ。でも少佐は課長の本心がわかってるから、なるべく助けるようにするって付け加えたんでしょうね。
結 (465秒 + 90秒)
課長と辻崎が話すことで事件の真相が見えてきマシタ。
てっきり辻崎さんがユウくんを操ってると思ってたんだけど、違ったみたいね。公安9課はユウくんの犯行を止めることができるのかしら。
15:35-16:05
通信で辻崎とつながる課長 30秒
16:05-17:00
辻崎はユウに真実を知ってほしかっただけ 55秒
辻崎は息子に復讐をしてほしかったわけではなく、真実を知ってほしかっただけのようデス。しかし、ユウは真実を知って復讐心を抑えられなくなった……ということデスネ。
17:00-18:00
辻崎にも止められないユウの衝動 60秒
18:00-18:25
多くの人が集まる戦没者の慰霊 25秒
18:25-19:00
狙撃のベストポジションとは 35秒
19:00-19:45
狙撃はフェイク!? 45秒
19:45-20:25
間一髪で犯行をくいとめる少佐 40秒
20:25-20:50
片道切符の暗殺者 25秒
20:50-21:10
微笑みながら爆弾を起動させるユウ 20秒
21:10-22:25
少佐が記憶を上書きしていた 75秒
ユウくんが倒れたときにはもう記憶が上書きされてたのかしら。なんにしても、みんなが無事でよかったわ。
22:25-22:50
ユウの人格が戻る可能性もある 25秒
22:50-23:20
親友を2度失った課長 30秒
さすがの課長も傷ついてるわね。犯行前に少し辻崎さんと話しちゃったんだもん、そのときに気持ちは親友に戻っちゃったのよ。
23:20-24:50
ED:「lithium flower」Scott Matthew 90秒
ちぃーと&レビィの感想
裏切られるストーリー展開と、公人と私人の間で揺れる課長の苦悩がよく描かれていマシタ。第17話でのロマンス回では多少の余裕を感じさせていた課長ですが、今回は本当につらそうデシタ。
途中で課長と辻崎さんが話すシーンがあったけど、そのときだって課長は辻崎さんのことを信頼してる感じだったわ。だからこそ、課長はまずどういうことなのか尋ねたんだと思う。お前がこんなことするなんて何があったんだ……って感じで。
課長は辻崎を”ただの戦友”と言い張っていましたが、お互いを認め合い苦難を乗り越えてきた親友、もしくはそれ以上の関係だったのデショウ。そんな親友を2度も失ってしまった課長のショックは計り知れマセン。
それでも課長は最後に、父親と弟を同時に失ったも同然のサオリさんを気遣って自分の連絡先をわたしていたわね。あれほど、個人的な理由ではチカラになれないって言ってたのに。さすがにサオリさんを放ってはおけなかったのね。
それにしても、辻崎の軍人としての経験とユウの若さゆえの衝動が融合した今回の犯罪は興味深いものがありマシタ。辻崎が伝えたかった真実を知ることによってユウの中に生まれた復讐心。ユウの若さによって加速された復讐心は、辻崎の軍人としての経験によって犯行にまで至りマシタ。
でもねぇ……いったい”自分”ってなんなのかしら。頭の中の意識やなにかを考えてるものが自分?わたしの人格も誰かの人格と融合したり乗っ取られちゃったりするのかしら。まったく想像がつかない話だわ。
少佐が記憶を上書きしたことによって、辻崎とユウは擬似的に犯行を成就させることができマシタ。しかしふたりの記憶は消えてしまった可能性が高いようデス。少佐が”ユウが戻る可能性”を口にしたのは、犯行動機となる復讐心が辻崎一佐の強い想いから発したものだと判断したからデショウ。
辻崎さんとユウくんの人格の融合が暗殺を実行まで導いてしまったのね。綿密な暗殺計画をたてたのが辻崎さんだったとして、それを実行に移してしまう情熱をユウくんが持っていた。そう考えると、犯行が成就したことによって辻崎さんの人格が消えて、ユウくんの人格が残る可能性はあるかもしれないわね。
親友・辻崎の七回忌に参列する課長