[名作1クール レビュー] けいおん! #6 学園祭!

各話レビューリスト

※本記事は2023年7月10日時点での視聴をもとにした記事です。


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#6 学園祭!

 #6の長さは24分20秒(1460秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です



 本番前に練習をしておきたい澪。だがみんなそれぞれのクラスの出し物で忙しい。お化け屋敷の紬に会いに行く澪だったが、お化けに仮装した紬におどろいて撃沈してしまった。

 学園祭でそれぞれ忙しいなか、みんなで練習をする時間を作った軽音部。さわちゃんの乱入ですべて吹き飛んでしまった。練習もOK。機材の運搬もOK。いよいよ軽音部のお披露目だ。

 緊張がマックスでどうにかなりそうな澪。そこで律はMCを考えることを提案する。いつもの楽しいやり取りを終えた一同は自然と笑顔に。そしていよいよ軽音部の出番がやってきた。

 大緊張の澪だったが、周りを見れば唯、律、紬のみんながいた。演奏が始まれば澪の独壇場。初のライブは大成功に終わった……かに見えた。澪は盛大にパンツを公開、いろんな意味で後世に語り継がれるライブとなった。

 #6の見どころ

  • 律の作り出す軽音部の空気
  • 澪を見守るみんな
  • ライブパート

背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。



起 (300秒)

0-5
ロゴ 5秒

5-27
開演 22秒


27-1:57
OP:「Cagayake!GIRLS」桜高軽音部 90秒


1:57-2:35
桜高祭の当日 38秒

2:35-3:30
唯のクラスは大忙し 55秒

3:30-4:20
律も外せない 50秒

4:20-5:00
澪撃沈 40秒


 当日練習のために澪がみんなを探すパート。

承 (355秒)

5:00-5:45
唯は愛されてる 45秒

5:45-6:20
どすこい!どすこい! 35秒

6:20-6:50
律も気になってた 30秒

6:50-7:30
おそいぞ 40秒 

7:30-8:10
さわちゃんが来た 40秒

8:10-9:05
嵐のように去ってゆくさわちゃん 55秒

9:05-9:30
練習だ! 25秒

9:30-10:00
律の気遣い 30秒

10:00-10:25
意外と怪力な紬 25秒

10:25-10:55
準備はOK 30秒


 ライブの準備が整うパート。

転 (285秒)

10:55-11:15
ここで一息 20秒

11:15-12:00
澪の災難の歴史 45秒

12:00-12:30
ガチャガチャガチャガチャ 30秒

12:30-13:00
わけ分かんなくなってる 30秒

13:00-13:25
責任を感じる唯 25秒

13:25-13:55
MC考えよう 30秒

13:55-14:14
こーんにーちわー 19秒

14:14-14:29
のんびり妖精 平沢唯 15秒

14:29-14:42
しっとりノリノリ天然系お嬢様 琴吹紬 13秒

14:42-15:00
デンジャラス・クイーン 秋山澪 18秒

15:00-15:15
みんなのアイドル 田井中律 15秒

15:15-15:40
律の作り出す空気 25秒


 ど緊張の澪をリラックスさせるパート。

結 (395秒 + 125秒)

15:40-16:00
人がいっぱい 20秒

16:00-16:25
かわえぇー 25秒

16:25-17:00
和ちゃんママ 35秒

17:00-17:30
澪の衣装は大好評 30秒

17:30-18:20
みんながいる 50秒

18:20-20:00
ふわふわ時間 100秒

20:00-21:00
恥ずかしがり屋は卒業 60秒

21:00-21:35
できなかった 35秒

21:35-22:00
澪ファンクラブ 25秒

22:00-22:15
お嫁に行けない 15秒


22:15-23:45
ED:「Don’t say “lazy”」桜高軽音部 90秒


23:45-24:15
次回予告 30秒

24:15-24:20
ロゴ 5秒


 軽音部のライブが大成功するパート。


シーンリプレイ

5:00-5:45
唯は愛されてる 45秒

 唯のために動いてくれる人たち。なんか放っておけない、助けてあげたくなる、みんな唯が大好きなのだ。


12:00-12:30
ガチャガチャガチャガチャ 30秒

 いや、まだコボしてないから余裕ある。


15:15-15:40
律の作り出す空気 25秒

 軽音部のリズムを作り出す律の魔法。みんなの笑顔を守っている。


感想

 ついに初ライブとなった軽音部。ライブシーンは当然のことながら、律と澪の関係も見どころになっている。みんなを振り回しているようで、実はみんなの気持ちに敏感な律の魅力が描かれている。

 律の魅力が最大限に活かされているのがMCバンド紹介だ。冒頭の挨拶のアクションのかわいさ、絶妙なセンスのメンバー紹介、オチに澪と自分を持ってくる構成、かわいくて楽しくてあたたかいこの空気こそ、律がリーダーである理由だ。

 ふわふわとしたイメージが先行する本作だが、唯たちの表情やしぐさ、彼女たちの空気に至るまで繊細に表現されている。声の演技の良さも加わって、キャラクターたちが生き生きと動いている。まるで私たちも彼女らの青春の一部として存在しているかのような感覚さえ呼び起こされる。

 このメンバーだからこそ発生する化学反応。そのほっこりした空間と過ごす時間。放課後のティータイムで発生する、彼女たちのふわふわした時間。それはまさにバンドの名前であり曲名であるわけだ。

 PV風のライブシーンの演出は放映当時でも話題になり、ハルヒで作ったハードルを自ら越えてみせたと称賛する声もあった。気分が盛り上がる演奏前のシーンも最高だし、最後に澪がコケてしまう決まらない感じも「けいおん!」らしくていい。

 この学園祭のライブシーンの澪の切り抜き動画で「けいおん!」を知った方も多いだろうし、作品の人気もぐっと上がったと記憶している。いまで言う”覇権”が確定した瞬間だったと思う。