[名作1クール レビュー] けいおん! #12 軽音!
各話レビューリスト
※本記事は2023年8月20日時点での視聴をもとにした記事です。
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#12 軽音!
#12の長さは24分20秒(1460秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
いっこうに熱が下がらない唯をみかねた憂は、変装して軽音部に入り込んだ。しかしさわちゃんに見破られてしまう。みんなを安心させようと熱をおして部活にやってきた唯だったが、澪に休養命令を出されてしまう。それぞれが今できる精一杯を。それしか方法は見つからなかった。
どうしても唯がいないと納得がいかない梓。そんななか和は唯の小さい頃のエピソードに触れる。夢中になったら一直線。だから唯は必ずやって来ると和は言う。その言葉通り元気になって現れた唯。大喜びもつかの間、唯はギー太を家に置いたままだったのだ。
登校初日に走ったこの道を、今は待っている誰かのために走っている。あの頃から少しだけ成長した唯。その周りには、彼女を優しく包んでくれる仲間がいる。そんな放課後ティータイムが奏でる音は、文化祭の会場に大きく優しく響いたのだった。
#12の見どころ
- たくあん
- みんながいい梓
- 唯の成長
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (300秒)
0-5
ロゴ 5秒
5-30
たくあん 25秒
30-1:00
風邪をひいた唯 30秒
1:00-1:23
心配する憂 23秒
1:23-2:53
OP:「Cagayake!GIRLS」桜高軽音部 90秒
2:53-3:15
口移しで 22秒
3:15-4:00
衣装選び 45秒
4:00-4:30
浴衣ではしゃいでた 30秒
4:30-5:00
万が一に備えて 30秒
唯が風邪をひいてしまったパート。
承 (320秒)
5:00-5:25
ギターを抱える唯 25秒
5:25-6:00
突然あらわれる唯 35秒
6:00-6:30
なんかおかしい 30秒
6:30-7:00
完璧すぎる演奏 30秒
7:00-7:30
さすがさわちゃん 30秒
7:30-8:00
スーパー少女憂 30秒
8:00-8:30
唯がやってきた 30秒
8:30-9:00
全然治ってなかった 30秒
9:00-9:30
絶対にみんなで演奏したい梓 30秒
9:30-10:00
今できる精一杯を 30秒
10:00-10:20
絶対に間に合わせる 20秒
唯に休養司令が出るパート。
転 (280秒)
10:20-11:00
梓の想い 40秒
11:00-11:30
全員準備完了 30秒
11:30-12:00
ザリガニいっぱいとれた 30秒
12:00-12:30
ひぃぃー 30秒
12:30-13:00
空気読まないさわちゃん 30秒
13:00-13:30
よかったね、あずにゃん! 30秒
13:30-14:00
ずっと心配してた 30秒
14:00-14:30
ギー太がいない 30秒
14:30-15:00
フライングVは弾けない 30秒
復活するもギー太を連れて来てない唯のパート。
結 (435秒 + 125秒)
15:00-15:20
大人気の放課後ティータイム 20秒
15:20-15:45
「ふでペン 〜ボールペン〜」 25秒
15:45-16:00
ギー太回収 15秒
16:00-17:20
唯の成長 80秒
17:20-17:40
ぴぃーす! 20秒
17:40-18:00
唯らしい登場 20秒
18:00-18:30
そんな唯がみんな大好き 30秒
18:30-19:25
ライブハウス武道館へようこそ 55秒
19:25-20:45
唯による「ふわふわ時間」 80秒
20:45-21:00
放課後ティータイムは 15秒
21:00-22:00
まだまだ終わらない 60秒
22:00-22:15
もう時間切れよ 15秒
22:15-23:45
ED:「Don’t say “lazy”」桜高軽音部 90秒
23:45-24:15
次回予告 30秒
24:15-24:20
ロゴ 5秒
全員揃ってのライブパート。
シーンリプレイ
13:30-14:00
ずっと心配してた 30秒
あずにゃんがカワイすぎて生きるのが辛い……とでも言うのが当時らしいか。こんなに心配してもらえるなんて唯は幸せものだ。
16:00-17:20
唯の成長 80秒
18:00-18:30
そんな唯がみんな大好き 30秒
たくさんの出会いを経験して成長してゆく唯。一歩一歩ゆっくりと大人になってほしい。
21:00-22:00
まだまだ終わらない 60秒
みんなのカバン。食べたいおやつ。くっつけた机。彼女たちの青春はまだ途中で、まだまだ終わらないのだ。
感想
浴衣ではしゃいで風邪をひく。ギターを忘れてくる。今年も唯は大切な時期にやらかしてしまう。去年に続いて軽音部に迷惑をかけまくる唯。しかしそれでもみんなは温かく迎えてくれた。
どんなにやらかしても唯を許してくれる、必要としてくれる仲間たち。それは唯を読み解くキーワードである”温かい”ということに集約される。それこそが放課後ティータイムのサウンドの重要な構成要素なわけだ。
それはまさに初期に梓が求めていた軽音部のサウンドの秘密だ。約半年ほど軽音部として過ごしてきたことで、自覚の有無にかかわらず梓はそれを理解した。だからこそ、唯を外しての演奏を認めなかったのだと思う。
遅刻して劇的な登場をする唯は涙ながらに感謝と謝罪の意志を伝える。少しづつゆっっくりと成長してゆく唯の姿を見守ってきたのは、律たちだけではなく視聴者である私たちも同じだ。だから唯を温かく迎えた彼女たちに共感できるのだ。
ライブは大成功。ひとまずここで「けいおん!」は終わりとなる。この続きは、あいだに番外編をはさんで第2期へと引き継がれる。番外編では本編では表現できなかった彼女たちの日常で揺れる内面を細かく描いている。
もちろん本編の日常の描写がしっかりしていたからこそ、キャラクターの存在を私たちは実感できた。しかし番外編はもっと詩的に繊細に彼女たちの日常の機微を表現している。
アニメ制作者たちの原作へのリスペクトはもちろんだが、何より唯たちへの愛情が感じられる回だと私は思う。番外編はストーリー的に重要というわけではないのだが、どれだけ愛された作品だったのかを感じられる回なので、番外編も観ていただきたいなと思う。
衣装合わせではしゃぎすぎて風邪をひいてしまった唯。梓に唯のパートも練習しておくように頼む澪。文化祭は一体どうなってしまうのだろうか。