[名作1クール レビュー] けいおん! #11 ピンチ!

各話レビューリスト
※本記事は2023年8月13日時点での視聴をもとにした記事です。
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#11 ピンチ!
#11の長さは24分20秒(1460秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。

ピンチ!
楽器店の店員が驚くほどの汚れ方をしていた唯のギター。メンテナンスでピッカピカになって帰ってきた。しかし唯は有料だとは知らず困ってしまう。どうなることかと思ったが、紬の威力でタダになった。一方ふざけ過ぎの律に対して澪は少し変な感じになって……。
ちょっとしたことで澪と律の仲がおかしくなってしまった。澪にうざ絡みして怒られてしまった律は、昼休みの練習もそこそこに教室に帰ってしまった。
部活に来ない律を心配するみんな。実は風邪をひいて学校を休んでいたのだ。心配した澪は律の家へお見舞いに行き、ふたりは仲直りをした。そこへ他の部員たちも駆けつけ一件落着のはずなのだが……ックシュン!え?
#11の見どころ
- 梓とみんなの距離感
- 律と澪
- バンド名の決定
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (300秒)
0-5
ロゴ 5秒
5-30
ウキウキ梓 25秒
30-1:05
見ちゃった 35秒
1:05-2:35
OP:「Cagayake!GIRLS」桜高軽音部 90秒
2:35-3:25
今年は梓もいっしょ 50秒
3:25-3:45
成長してない律 20秒
3:45-4:10
バンド名決めてなかった 25秒
4:10-5:00
ひとまず置いといて 50秒
今年の学園祭が近づくパート。
承 (380秒)
5:00-5:20
弦がサビてた 20秒
5:20-6:00
大事にする方向性 40秒
6:00-6:30
律っちゃんのくせに 30秒
6:30-7:15
レフティーフェア 45秒
7:15-7:50
ビンテージではありません 35秒
7:50-8:30
要するに直感ですね 40秒
8:30-9:00
ピッカピカ 30秒
9:00-9:30
お金がかかるのは当たり前 30秒
9:30-10:00
お嬢様の威力 30秒
10:00-10:30
あっ 30秒
10:30-11:20
ちょっとジェラシー 50秒
ギー太のメンテナンスのパート。
転 (260秒)
11:20-12:00
意気投合する澪と和 40秒
12:00-12:20
我慢ができない律 20秒
12:20-12:50
浮気現場に乗り込んだ夫 30秒
12:50-13:20
しつこい律 30秒
13:20-13:50
かまってもらいたい 30秒
13:50-14:20
あわわわ 30秒
14:20-14:50
猫耳あずにゃん 30秒
14:50-15:40
調子の出ない律 50秒
律と澪が喧嘩するパート。
結 (395秒 + 125秒)
15:40-16:00
今日も来なかった 20秒
16:00-16:30
それはさわちゃん 30秒
16:30-17:00
代わり?! 30秒
17:00-17:20
律を信じる紬 20秒
17:20-17:45
学校を休んでる 25秒
17:45-18:15
しんどそうな律 30秒
18:15-18:30
夫婦? 15秒
18:30-19:00
怒ってないよ 30秒
19:00-19:25
そこが好き 25秒
19:25-20:00
甘えたさん 35秒
20:00-20:20
やれやれ 20秒
20:20-20:40
使用届け出してなかった 20秒
20:40-21:10
和ちゃんマジ天使 30秒
21:10-21:50
さわちゃんが決めた名前 40秒
21:50-22:15
放課後ティータイム 25秒
22:15-23:45
ED:「Don’t say “lazy”」桜高軽音部 90秒
23:45-24:15
次回予告 30秒
24:15-24:20
ロゴ 5秒
澪と律が仲直りするパート。
シーンリプレイ
6:00-6:30
律っちゃんのくせに 30秒
この言葉は仲が良くないと出てこない。
12:20-12:50
浮気現場に乗り込んだ夫 30秒
嫉妬する律。自分は澪の一番の親友だという自負がそうさせるのか。
19:00-19:25
そこが好き 25秒
律の演奏と性格を重ねて比喩的に「好き」と伝える澪。やっぱりお互いに特別に思っている関係なのだ。
感想
梓もすっかり軽音部の一員となり、先輩たちの輪の中に溶け込んでいる様子が微笑ましい。今年の文化祭では梓を含めてのライブ演奏もあり、心底楽しみな気持ちが梓の表情にもあふれている。
唯のギターの調子が悪いのでメンテナンスに向かうのだが、そこでは2つの事件が起こる。お金を持ってきていない唯の事件と澪と律の喧嘩である。お金のほうは紬のおかげでなんとかなるのだが、澪と律の喧嘩は軽音部に大きな影を落とした。
みんな一様にふたりの心配をするのだが、私が特に気になったのは紬である。紬といえばお嬢様キャラの描写がオチなどに使われる印象が強い。今回も唯のメンテナンス代金をお嬢様パワーでなんとかしてしまう。
しかし紬の真の魅力は軽音部を大切に想う心なのだ。これまでも何気ない場面で紬は、軽音部の本質を突く発言をしてきた。今回は間違いなく「律っちゃんの代わりはいません」というのがそれだ。
「どんとこいです」や「ゲル状がいいの」など迷言が多のも紬の特徴だが、初めから軽音部の個性やチャームポイントに気づいていたのは紬なのだ。普段は強く主張することのない紬が、今回というか物語全体の中でこんなに強く発言するのは珍しい。
この#11は澪と律の喧嘩が重要な回ではあるが、特に印象に残るのは紬の「律っちゃんの代わりはいません」という発言だろう。律の代わりなんてありえないのは当然のことだが、紬の代わりだってありえない。いつも軽音部を見守って支えているのは紬なのだから。
最終回を前にした、軽音部はこのメンバー以外ありえないという主張。そして、普段はいらんことしかしないさわちゃんの「放課後ティータイム」という奇跡の命名。これで盛り上がらないわけがない。
今年も学園祭の季節がやってきた。今年は梓も加わった。梓もメンバーとして参加するのが楽しみなようだ。去年に続いて和ちゃんに迷惑をかけながら準備をすすめる軽音部なのだった。