[名作1クール レビュー] 涼宮ハルヒの憂鬱(第1期) 第11話 射手座の日
各話レビューリスト
※本記事は2022年11月12日時点での視聴をもとにした記事です。
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第11話
第11話の長さは23分25秒(1405秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
射手座の日
どうしてもハルヒに取られたPCを取り返したいコンピ研の部長は、自作ゲームでの勝負を申し込む。当然売られたケンカは買うのがハルヒ。キョンは今度ばかりは超能力やイカサマなしで勝負しようと長門と古泉にもちかける。勝っても負けても大丈夫というキョンの安心感は、キョンとハルヒの信頼関係が生み出すものなのだと古泉は言う。
「THE DAY OF SAGITARIUS Ⅲ」と題されたゲームは、結構しっかり作られたシミュレーションゲームだった。ハルヒは絶対に勝つと息巻いていたが、キョンはいまいち乗り切れない。大した戦術も練れないまま本番の日がやってきた。それぞれのプライドを賭けたゲームは開始された。しかし統制の取れていないSOS団は早々にピンチに陥ってしまうのだった。
長門の解析によってコンピ研の不正が発覚した。珍しく楽しそうな長門を見てキョンはプログラムの正常化にGOサインを出す。長門の活躍で勝負はSOS団が勝利をおさめた。かくしてコンピ研はハルヒに忠誠を誓うはめになったのだった。
第11話の見どころ
- キョンとハルヒの関係の変化
- ヤマト・ガンダムねた
- 楽しそうな長門
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (300秒)
0-1:00
宇宙戦争? 60秒
1:00-1:30
将はどっしり構えよ 30秒
1:30-1:40
ゲームでした 10秒
1:40-3:10
OP:「冒険でしょでしょ」平野綾 90秒
冒険でしょでしょ?
3:10-3:40
文化祭の後の話 30秒
3:40-4:40
平和な日常 60秒
4:40-5:20
コンピュータ研開発のゲームで勝負 40秒
平和なSOS団の日常にコンピ研が乗り込んでくるパート。
承 (327秒)
5:20-6:00
キックで登場 40秒
6:00-6:25
勝負だ!勝負だ! 25秒
6:25-6:55
PCを返してほしい 30秒
6:55-7:25
受けるハルヒ 30秒
7:25-8:30
PC4台と長門かみくる 65秒
8:30-9:05
自信満々の両者 35秒
9:05-9:30
イカサマしないで勝負 25秒
9:30-9:55
例のアレ 25秒
9:55-10:47
キョンとハルヒの信頼感 52秒
ハルヒがコンピ研との勝負を受けるパート。
転 (313秒)
10:47-11:40
結構しっかり作ってる 53秒
11:40-12:00
絶対に勝つ気のハルヒ 20秒
12:00-12:40
全軍突撃! 40秒
12:40-12:55
素直な長門 15秒
12:55-13:20
手抜きは禁止 25秒
13:20-13:50
夫婦漫才を楽しむ長門 30秒
13:50-14:00
ゲーム開始 10秒
14:00-14:25
キョン・古泉・長門が戦力 25秒
14:25-15:10
敵の不意打ち 45秒
15:10-16:00
あーもう無茶苦茶だよ 50秒
勝負が始まるも、統制がとれず負けそうになるSOS団のパート。
結 (380秒 + 65秒)
16:00-16:30
人間にはできません 30秒
16:30-17:00
ルールは遵守している 30秒
17:00-17:30
ルール違反はコンピ研のほう 30秒
17:30-18:00
条件を同等に是正 30秒
18:00-18:30
余裕のデスラー部長 30秒
18:30-19:00
形勢逆転 30秒
19:00-19:30
追い詰められるコンピ研 30秒
19:30-20:00
逃がすな 30秒
20:00-20:35
完全敗北 35秒
20:35-21:10
長門を勧誘 35秒
21:10-21:55
キョンの思いやり 45秒
21:55-22:20
ハルヒへの忠誠 25秒
22:20-23:25
ED:「ハレ晴レユカイ」平野 綾、茅原実里、後藤邑子 65秒
ハレ晴レユカイ
長門の活躍でSOS団が勝利をおさめるパート。
シーンリプレイ
9:30-9:55
例のアレ 25秒
野球回でちょっとだけ出てきてたアイツです。
18:00-18:30
余裕のデスラー部長 30秒
宇宙戦艦ヤマトのデスラー総統のコスプレ。戦闘シーンもヤマトっぽい描写が多い。
21:10-21:55
キョンの思いやり 45秒
長門の返事にハルヒも驚いているのが面白い。ハルヒの心が安定すれば、長門の仕事も暇になる。ちょっとくらい趣味の時間があってもいいと思う。
感想
最終回に向けて佳境に入るところでの箸休め的な趣のあるこの回。長門がゲームを楽しんでいる姿が微笑ましい。SOS団の集団としての安定感みたいな空気も感じられ、平凡な日常が”うまくいっている”ことが伝わってくる。
古泉とキョンの会話から、閉鎖空間で例のアレが大暴れしたこと、それを乗り越えたらしいことが分かる。では例のアレとは何なのか、それは第4話の「涼宮ハルヒの退屈」で少し見ることができるのだが、詳しくは最終回までのお楽しみだ。
ここまでの情報で、ハルヒが不機嫌になると閉鎖空間が生じること、例のアレが誕生して大暴れすること、世界が消滅してしまうかもしれないことが判明している。物語にちょこちょこ言及されていたそれらの情報が、ようやく形になってきた。
そしてハルヒとキョンの関係。例のアレを乗り越えたことでキョンに余裕が生まれている。キョンにとってハルヒは、もう意味不明のトンデモな存在ではない、理解し合える相手として認識されているのだ。何があってそうなったのか気になる、それがフックになって最終回への導線になっていると言えるだろう。
冒頭で今回が文化祭の後の話だと言っているが、次回はその文化祭の話だ。これは「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」の続きの話なのだが、今でも伝説の神作画回として語り継がれている(と思う)回となっている。
とりあえずコンピ研は長門という超優秀な部員をレンタルできることになった。部長がようやく報われて喜ばしい。でもあんなズルをするなんて、ハルヒとどっこいどっこいだったわこの部長。
ハルヒが宇宙戦争!?いいえ、これはコンピ研の開発したゲーム。文化祭後の穏やかな日常を過ごしていたSOS団に、コンピュータ研が乗り込んできてこのゲームで勝負を挑んできたのだ。