[名作1クール レビュー] 涼宮ハルヒの憂鬱(第1期) 第7話 ミステリックサイン
各話レビューリスト
※本記事は2022年10月16日時点での視聴をもとにした記事です。
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第7話 ミステリックサイン
第7話の長さは24分14秒(1454秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
ミステリックサイン
HPの異常を訴えるハルヒ。復旧しようと奮闘するキョンだったが、どうやってもロゴの異常がなおらない。そんなとき、みくるが初めての依頼者・喜緑江美里を連れて部室へやってきた。彼女は行方不明の彼氏を探しているとのことだった。
コンピューター研の部長の家へ向かったSOS団。なんとか中へ入ったものの、何の痕跡もみられなかった。しかし、長門と古泉はなにか異変を感じ取っていた。調査に飽きたハルヒを抜いて、他のメンバーはコンピュータ研の部長の家へ再集結。発生した異空間へ向かったが、得体の知れない怪物に襲われることとなった。
古泉と長門の活躍で怪物を倒したSOS団。長門によると怪物は、はるか昔に地球へ飛来した情報生命体だという。ハルヒの描いたSOS団のロゴが覚醒のキーになったようだ。今回の騒動はハルヒではなく、長門の想いだったのではないかと考えるキョン。無口な彼女の頭の中では、いろいろな想いが渦巻いているのかもしれない。
第7話の見どころ
- SOS団のロゴ誕生
- キョンの存在意義
- 長門の想い
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (300秒)
0-30
テスト期間 余裕のハルヒ 30秒
30-2:00
OP:「冒険でしょでしょ」平野綾 90秒
冒険でしょでしょ?
2:00-2:15
SOS団はテストでも休みなし 15秒
2:15-2:55
SOS団のロゴ 40秒
2:55-3:40
HPの回転率はいまいち 45秒
3:40-4:20
しぶしぶ従うキョン 40秒
4:20-4:40
そしてテスト後 20秒
4:40-5:00
ハルヒと長門だけの部室 20秒
ハルヒが自分の作ったSOS団のロゴをHPに貼るように指示をするパート。
承 (300秒)
5:00-5:30
覚えがないキョン 30秒
5:30-5:50
掲示板のポスターのこと 20秒
5:50-6:50
削除しても直らないロゴ 60秒
6:50-7:25
古泉参上 PCに釘付けのキョン 35秒
7:25-7:50
お客を連れてきたみくる 25秒
7:50-8:25
初めての依頼者 35秒
8:25-9:00
彼氏と連絡がとれない 35秒
9:00-9:30
誰だっけそれ 30秒
9:30-10:00
あの人ですか 30秒
初めての依頼者が来るパート。
転 (320秒)
10:00-10:35
解決に自信満々のハルヒ 35秒
10:35-11:10
やる気になると誰かが被害者に 35秒
11:10-12:00
悪知恵がまわるハルヒ 50秒
12:00-12:20
簡単に解錠してしまう長門 20秒
12:20-13:00
危険を察知する長門と古泉 40秒
13:00-13:30
興味が失せたハルヒ 30秒
13:30-13:55
ハルヒに内緒で再集合 25秒
13:55-14:30
異空間へ 35秒
14:30-15:05
ハルヒの影響はほぼなし 35秒
15:05-15:20
ここに部長がいる 15秒
ハルヒ以外のメンバーで異空間へ行くパート。
結 (470秒 + 64秒)
15:20-16:00
謎の生物の襲来 40秒
16:00-17:00
部長はカマドウマを畏怖の対象としている 60秒
17:00-18:00
白熱のバトル 60秒
18:00-18:20
無事に事件解決 20秒
18:20-19:05
SOS団のロゴによって覚醒した 45秒
19:05-19:30
ハルヒに対する恐怖 25秒
19:30-20:10
キョンの存在意義 40秒
20:10-20:35
カマドウマは情報生命体だった 25秒
20:35-21:00
部室は飽和状態なので安全 25秒
21:00-21:15
古泉は仕事をしている 15秒
21:15-21:45
けっこう広がってた 30秒
21:45-22:10
ロゴは修正した 25秒
22:10-23:10
長門の想いだったのか 60秒
23:10-24:14
ED:「ハレ晴レユカイ」平野 綾、茅原実里、後藤邑子 64秒
ハレ晴レユカイ
異空間に現れた怪物をみんなで倒すパート。
シーンリプレイ
19:30-20:10
キョンの存在意義 40秒
なぜ自分がここにいるのか。ただ一緒にいたいというハルヒの気持ちには気づいていない。
20:35-21:00
部室は飽和状態なので安全 25秒
魔窟すぎてもう入れません状態。カオスすぎる。
22:10-23:10
長門の想いだったのか 60秒
無表情のキャラクターに感情をのせる。思わせぶりな演出が光る。
感想
前回の「孤島症候群(前編)」の次に持ってきたのは今回の「ミステリックサイン」。ハルヒの描いたSOS団のロゴが眠っていた情報生命体を呼び起こすという話である。
ことの発端はハルヒなのだが、今回はどうも長門が”ハルヒの真似をした”可能性が高いとキョンは分析する。実は長門ひとりで解決できたかもしれない事件を、わざわざSOS団のみんなを集めてワイワイと解決したのではないかと。
いつも無表情で無反応な長門だが、心のなかでは仲間と仲良くハルヒのように楽しく部活をしたいと思っていた。それに気づいたあとに長門の顔を見ると、なんともいじらしく感じられるのは不思議だ。長門ファンがメロメロになるのも分かる気がする。
この回でキョンはハルヒに対する恐怖と自分の存在意義について考えている。特殊な能力を持たないはずの自分がなぜSOS団に選ばれたのか。不可解な事件は本当にすべてハルヒの意思によって引き起こされているのか。だとすれば自分は何者であって、何をすべきなのか。
最終的にキョンはハルヒに普通の女子高生らしい生活をおくらせる事こそが自分の役割だと結論づけている。その思想は「孤島症候群(前編)」の最後のショッキングなシーンのその後へとつながってゆく。
起こってしまった殺人事件がどのように軌道修正されるのか。そんな楽しみを提供するため、キョンが自分の役割を自覚する「ミステリックサイン」を「孤島症候群(後編)」の前に持ってきたのかもしれない。
しかし、「ミステリックサイン」は”異世界での戦闘”、”キョンの存在意義”、”長門の思惑”とフォーカスすべき要素が多く、少々ピントがぼやけている印象がある。どれも後々の展開を楽しめる要素ではあるのだが、どれを観せたいのかどうにも掴めないと私は感じた。まぁそんなことは些末な問題なのだが。
あとひとつ、彼女なんか本当はいないうえにカマドウマにまでされたコンピューター研の部長は本当に気の毒だ。SOS団にはかなり貢献しているのに、名前が付いていないのも気の毒。あんまりだ。
テスト期間中もSOS団の部室にはメンバーが集まって過ごしていた。HPの回転率が悪いことが気に入らないハルヒは、見た目の地味さが原因と考えSOS団のロゴを考案、キョンにHPに貼り付けるように指示した。