[名作1クール レビュー] ひぐらしのなく頃に 第9話 「祟殺し編 其の壱 兄」
各話レビューリスト
※本記事は2024年8月18日時点での視聴をもとにした記事です。
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第9話 「祟殺し編 其の壱 兄」
第9話の長さは23分41秒(1421秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。
「祟殺し編 其の壱 兄」
<ストーリーの流れ>
⇩
圭一と沙都子と梨花ちゃまの楽しい食卓
⇩
北条家の事情
⇩
悟史の家出とオヤシロ様のたたり
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (300秒)
両親の急な東京行きで自炊をすることになった圭一。まったく家事の経験がない圭一は、火事の一歩手前のミスをしてしまう。沙都子と梨花ちゃまの助けによって、なんとか大惨事を回避した圭一は、沙都子の手料理で3人の食事を楽しんだのだった。
0-47
川に不法投棄されたゴミの中身 47秒
47-2:17
OP:「ひぐらしのなく頃に」島みやえい子 90秒
2:17-3:15
両親の不在で自炊をしなくてはならなくなった圭一 58秒
3:00-4:00
大事故寸前の状態で沙都子と梨花ちゃま登場 60秒
4:00-5:00
沙都子の作ったご飯で3人の夕食を 60秒
承 (240秒)
圭一に褒められて嬉しそうな沙都子がかわいらしい。圭一が兄の悟史に重なって見えたのだろう。沙都子が悟史との時間を幸せに感じていたこともうかがい知れる。とてもあたたかい空気の流れるパートだが、それだけに冒頭の死体の不気味さがいっそう際立つ。
5:00-6:15
沙都子には悟史という兄がいた 90秒
6:15-7:00
悟史と食事していた頃のような食卓 45秒
7:00-7:25
悟史は家出をしていた 25秒
7:25-8:05
沙都子はデキる女の子 40秒
8:05-9:00
圭一が作った優しい瞬間 55秒
転 (400秒)
ここでは、なぜ沙都子と梨花ちゃまが共同生活をしているのかが判明する。ともに家族を失ったふたりは、助け合い支え合って生きているのだ。これまで謎だった悟史のことも少しづつ明らかになってゆく。詩音との会話では悟史の情報について行き違いがあり、詩音の態度が豹変する。背筋の凍るので急に怒るのはやめてほしい。
9:00-9:50
沙都子の大ピンチ 50秒
9:50-10:20
早とちりで大恥をかく圭一 30秒
10:20-11:00
空振り三振の圭一と沙都子の大活躍 40秒
11:00-11:40
雛見沢ファイターズの監督は入江診療所の入江先生 40秒
11:40-12:20
沙都子が大好きな入江先生 40秒
12:20-12:40
悟史は転校してしまった 20秒
12:40-13:40
沙都子にはいつまでも笑っていてほしい 60秒
13:40-14:25
幽霊マネージャーの詩音 45秒
14:25-15:40
悟史の話で豹変する詩音 75秒
結 (1305 + 116秒)
オヤシロ様のたたりのことになるとヒートアップするレナ。実はレナ自身がオヤシロ様のたたりを受けたことがあったのだ。そしてみんなが悟史のことを語らない理由も判明する。それは、沙都子の笑顔を守りたいという入江先生の想いと同じだった。そうなると気になるのはただひとり”悟史の転校”を否定する詩音。沙都子を守りたいという気持ちはみんなと同じはずなのに、なぜ詩音だけ孤立した考えを持っているのか。今後の展開のキーになりそうだ。
15:40-16:45
悟史は家出した 65秒
16:45-17:20
オヤシロ様のたたりを主張するレナ 35秒
17:20-18:30
たたりの話でヒートアップするレナ 70秒
18:30-19:00
何もなかったように帰るレナ 30秒
19:00-20:00
沙都子の両親はダム誘致派だった 60秒
20:00-20:30
沙都子の両親と悟史のことをオヤシロ様のたたりと結びつけた 30秒
20:30-21:00
沙都子の前では悟史は転校したことにしている 30秒
21:00-21:45
レナはオヤシロ様のたたりを受けたことがある 45秒
21:45-23:15
ED:「why, or why not」片霧烈火 90秒
23:15-23:41
次回予告 26秒
シーンリプレイ
5:00-6:15
沙都子には悟史という兄がいた 90秒
言いたいこと言い合える圭一と沙都子の関係。沙都子はそこに兄と同じ”安心”を感じたのかもしれない。
12:40-13:40
沙都子にはいつまでも笑っていてほしい 60秒
沙都子を心の底から心配する入江先生。その想いは軽いものではなさそうだ。
19:00-20:00
沙都子の両親はダム誘致派だった 60秒
消滅寸前の村にしがみつくより、多額の補償金と引き換えに……と考えるのも悪くはない選択だ。それが村に禍根を残すのは当然だが。
感想
サブタイトルの「祟殺し編」のとおり、今回からはオヤシロ様のたたりについてクローズアップされる。今回オヤシロ様のたたりに関する話が出たのは北条家の沙都子と悟史、そしてレナだ。
今まで詳しく語られることはなかった悟史。彼は沙都子の兄である。現在は行方不明だが表向きには転校したということになっている。沙都子と悟史の両親は過去のダム抗争ではダムの誘致に賛成していた。そのため両親の死や悟史の失踪はオヤシロ様のたたりと関連付けられて噂されている。
一方レナは過去にオヤシロ様のたたりにあったことがあるという。今回は悟史の話の途中からヒートアップする姿が確認できた。どういう経緯でたたりを受けることになったのかは、いつか語られるだろう。
北条家にしろレナにしろ問題の鍵になっているのは”オヤシロ様のたたり”だ。それが本当にたたりなのか、それとも綿流し編のように雛見沢の裏切り者に対する見せしめなのかは未だ判断がつかない状況だ。
祟殺し編に差すわずかな光明と言えるのが、周囲が沙都子に向ける優しさだ。ロリコンの入江先生にしろ魅音たち部活のメンバーにしろ、沙都子には笑顔でいてほしいと願っている。彼女を守るために行動している。
今回わずかな登場だが大きなインパクトがあったのが詩音。悟史を”転校した”ことにしている雛見沢の関係者に対しての憎悪が見て取れた。北条家をめぐる闇の深さを感じるシーンだった。
次はどんな悲劇が圭一たちを襲うのか。見たいような、見たくないような……という感じだ。
両親の不在で自炊を迫られる圭一