[名作1クール レビュー] ひぐらしのなく頃に 第4話 「鬼隠し編 其の四 歪」

各話レビューリスト
※本記事は2024年7月20日時点での視聴をもとにした記事です。
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第4話 「鬼隠し編 其の四 歪」
第4話の長さは23分41秒(1421秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です。

第4話 「鬼隠し編 其の四 歪」
<ストーリーの流れ>
⇩
レナと魅音を完全に敵認定する圭一
⇩
追い詰められ気絶させられる圭一
⇩
レナと魅音を撲殺し自分も死んでしまう圭一
※背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。
起 (300秒)
訪問者はレナだった。なんとか取り繕う圭一だったが、レナはなにもかもお見通し。恐怖を感じた圭一は無理やりドアを閉める。とても緊張感のあるパートだが、私たちが恐怖を感じるのはレナだけでなく圭一にもだ。恐怖、緊張、あせり、痛み、すべての表現が私たちを釘付けにする。
0-25
玄関に忍び寄る影 25秒
25-1:55
OP:「ひぐらしのなく頃に」島みやえい子 90秒
1:55-2:20
訪問者はレナ 25秒
2:20-3:00
嘘を見破られる圭一 40秒
3:00-4:10
レナの恐怖にたまりかねドアを閉める圭一 70秒
4:10-5:00
レナについて大石の見解 50秒
承 (300秒)
明らかになるレナの過去。レナの起こした事件には不審な点が多い。圭一はますます孤立し、とうとう魅音に心のうちをぶちまけてしまう。圭一との信頼関係を失ってしまった魅音はその絶望の矛先を大石へと向ける。レナも魅音も正気でないことは確かなようだ。そしてそれは圭一も同じだ。
5:00-5:45
レナの過去 45秒
5:45-6:10
ごめんなさいごめんなさい…… 25秒
6:10-6:50
素振りをやめてほしい魅音 40秒
6:50-7:30
みんなが怖がっている 40秒
7:30-8:00
みんなの嘘で疎外感を持ってしまった圭一 30秒
8:00-9:00
完全に信頼関係を失ったふたり 60秒
9:00-9:35
大石に復讐を誓う魅音 35秒
9:35-10:00
ナタを持ち歩くレナ 25秒
転 (300秒)
オヤシロ様はいると言い切るレナ。狂気の高笑いに逃げ出す圭一。しかしその先で圭一は何者かに襲われ気を失う。目を覚ますと自分の部屋に寝かされていた。そこになぜかいたレナと魅音は「監督を呼んだ」という。監督とは一体誰なのか。虚勢をはり必死で恐怖とたたかう圭一だが、レナや魅音の狂気に気圧されてしまう。もうここにはまともな精神状態の人物はいないように思える。
10:00-10:30
レナの精神攻撃 30秒
10:30-11:00
悟史を消したのは誰 30秒
11:00-11:45
オヤシロ様はいる 45秒
11:45-12:25
レナが助けてあげるから話して 40秒
12:25-12:55
謎の男たちに襲われる圭一 30秒
12:55-13:30
目を覚ますとレナと魅音がいた 35秒
13:30-14:10
監督とは誰なのか 40秒
14:10-15:00
おはぎの罰ゲーム 50秒
結 (405秒 + 116秒)
自己防衛のためレナと魅音をバットで撲殺してしまった圭一。一体どうしてこんなことになってしまったのか。その後、大石に電話をかけた圭一は電話ボックスで自らの首を掻きむしり死亡してしまう。圭一が残したはずの証拠は何者かに持ちさられ、事件は圭一の犯罪として処理された。「どうか真相を暴いてください」それだけが圭一の願いだった。
15:00-15:30
凄惨な犯行現場 30秒
15:30-16:10
自分が襲われた証拠を残そうとする圭一 40秒
16:10-16:40
どうしてこんなことに…… 30秒
16:40-17:50
圭一の異変に気付いた大石 70秒
17:50-19:00
圭一の背後にはオヤシロ様 70秒
19:00-19:25
ごめんなさい 25秒
19:25-20:50
前原圭一による殺害事件 85秒
20:50-21:45
どうか真相を暴いてください 55秒
21:45-23:15
ED:「why, or why not」片霧烈火 90秒
23:15-23:41
次回予告 26秒
シーンリプレイ
3:00-4:10
レナの恐怖にたまりかねドアを閉める圭一 70秒
もう全部が怖いし痛い。圭一の追い詰められた精神は理解できるが、手を挟むのはアカン。
7:30-8:00
みんなの嘘で疎外感を持ってしまった圭一 30秒
圭一を不安にさせまいと事件のことを話さなかった魅音たちの気持ちを、もう圭一は想像することもできない。
20:50-21:45
どうか真相を暴いてください 55秒
圭一だってこんな結末は望んでいなかったはず。どうすれば彼らを助けることができたのだろうか。
感想
今までとは違い楽しい場面は消え、疑心暗鬼に満ちた展開になっている。最後は圭一まで死亡というバッドエンド。圭一の残した「どうか真相を暴いてください」というメッセージが切ない。
重要な証拠となりそうな注射器も現場からは消え、事件も圭一が容疑者ということで落ち着きそうだ。そこにいたるまでの経緯を知っている私たちには、どうにも納得のいかない結末である。
圭一の残したメッセージは明らかに視聴者に向けたものであり、謎解きゲームの始まりであるという宣言である。原作は同人ゲームなので、作者から視聴者(プレイヤー)への挑戦状といったところだろう。
この作品はここからが本番。これはエピソードのひとつでしかない。この鬼隠し編の他にも「出題編」と呼ばれるエピソードがいくつかあり、それをヒントに”真相を考察する”ことがこの作品の醍醐味である。
あれこれ考察して真相を妄想するのがこの作品の楽しみの一つだ。別に正解にたどり着かなくてもいい。あらゆる可能性を探すことに意味がある。”初めて”は1回しかない。ひぐらしが初めてという方は、ネタバレを調べずにひとつひとつのエピソードを楽しんでいってほしい。
レナを家に入れたくない圭一