[名作1クール レビュー] ひぐらしのなく頃に 第2話 「鬼隠し編 其の弐 隠しごと」

各話レビューリスト

※本記事は2024年7月9日時点での視聴をもとにした記事です。


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第2話 「鬼隠し編 其の弐 隠しごと」 

 第2話の長さは23分41秒(1421秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です



第2話 「鬼隠し編 其の弐 隠しごと」

<ストーリーの流れ>

綿流しのお祭りが始まる

オヤシロ様のたたりと富竹の死

刑事の大石との約束

レナへの不信感


背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。



起 (300秒)

 前回からの続きでナタを持ったレナが背後にせまるシーンから始まる。雛見沢のダム事件の記事を読んでいた圭一は、記事の内容とレナを重ねてしまい必要以上に驚いてしまう。でもレナはいつもどおりのレナだ。雛見沢には「綿流し」というお祭りがあり、富竹も綿流しのお祭りのために雛見沢に来ている。お祭りの屋台まわりも兼ねて部活メンバーで競争をする。


0-1:00
ナタを持ったレナに驚く圭一 60秒


1:00-2:30
OP:「ひぐらしのなく頃に」島みやえい子  90秒


2:30-3:30
綿流しのお祭りは部活メンバーと五凶爆闘 60秒

3:30-4:30
富竹は年に何回か雛見沢に来ている 60秒

4:30-5:00
綿流しのお祭り当日 30秒

承 (360秒)

 楽しい綿流しのお祭りの日、圭一は富竹と女性に出会う。なぜか圭一の名前を知っていた女性は、ダム事件から続く”綿流しの日に必ず誰か死ぬ”という”オヤシロ様のたたり”のことを楽しそうに話す。そして警察に呼ばれる圭一。ここでのポイントは、圭一はダム事件に関する情報を雛見沢の外部からしか得られていないところ。第三者からの噂というのは、ときに真実よりも強く人を信じさせてしまうものだ。そして圭一に情報をもたらした富竹は、綿流しの当日に亡くなってしまった。


5:00-5:15
五凶爆闘 15秒

5:15-5:35
梨花の神楽 20秒

5:35-6:00
体についた悪いものをワタと一緒に流すお祭り 25秒

6:00-6:30
富竹と知らない女性 30秒

6:30-7:10
ダムの建設工事の話 40秒

7:10-7:50
毎年オヤシロ様のたたりで誰か死ぬ 40秒

7:50-8:45
5年目の今日がその日 55秒

8:45-9:50
圭一にお客さん 65秒

9:50-10:10
警察の人 20秒 

10:10-11:00
富竹はゆうべ亡くなった 50秒

転 (300秒)

 警察の大石に聞かされた富竹の事件の情報。圭一にとっては事件そのものよりも、大石との話を「雛見沢の人間に話すな」と言われたことのほうが重大だった。このことは圭一の心の中でレナや魅音への不信感が少しづつ大きくなっていく原因のひとつになったはず。


11:00-13:00
このままでは富竹の死は”オヤシロ様のたたり”として処理されてしまう 120秒

13:00-14:10
雛見沢の人間には内緒という大石との約束 70秒

14:10-15:00
魅音とレナのひそひそ話 50秒

15:00-16:00
カードに残された「悟史」という名前 60秒

結 (345秒 + 116秒)

「ひぐらしのなく頃に」で最も有名と言っていい「嘘だっ!」のセリフが登場するパートだ。ほんわかキャラのレナが言うからこその恐怖。こんなものを見せられては、圭一の雛見沢に対する疑心暗鬼が加速してしまうのもしょうがない。


16:00-17:05
大石のことはレナにバレていた 65秒

17:05-17:20
追い詰められてゆく圭一 15秒

17:20-17:35
「嘘だっ!」 15秒

17:35-18:55
”鬼隠し”の意味 80秒

18:55-20:30
「悟史」が事件とつながった 95秒

20:30-21:45
さっきまでレナが来ていた?!


21:45-23:15
ED:「why, or why not」片霧烈火 90秒


23:15-23:41
次回予告 26秒

シーンリプレイ

7:10-7:50
毎年オヤシロ様のたたりで誰か死ぬ 40秒

 この作品の中心となる雛見沢の怪談。犯罪に関するあらゆるものをオヤシロ様とからめて解釈してしまう。


14:10-15:00
魅音とレナのひそひそ話 50秒

 ナーバスになっているときには非情に気になるムーブ。ところどころで聞き取れるのがまた腹が立つ。


17:20-17:35
「嘘だっ!」 15秒

 この作品の代名詞となる名シーン。演技も演出も含め、空気がガラッと変わる感じを表現した最高のセリフだ。


感想

 圭一の気持ちがどんどん疑心暗鬼へと変わってゆくのが印象的だ。いちど不審に思ってしまったら、レナや魅音の行動がすべて怪しいものに見えてきてしまう。観ている私も彼らが部活で遊んでいる姿が空虚なものに思えてさみしい気持ちになる。

 第2話では新キャラクターとして富竹と話す謎の女性が登場する。雛見沢で毎年起こる行方不明や死亡について嬉しそうに話す様子が不気味だ。なぜか初めてあった圭一の名前を知っていたのも怖い。

 そしてもうひとり。興宮署の刑事である大石も登場した。ここまで圭一のなかで”確証がなかった”雛見沢で起きた事件の情報が、第三者であり刑事の大石から聞くことで真実になってしまった。特に大石に口止めされてしまったことで圭一はレナや魅音に対して不信感を持ってしまった。

 それでもレナや魅音を信じたい気持ちを持っていた圭一は、ついにレナを問いただしてしまう。そこで帰ってきた反応は「嘘だっ!」という強い否定。圭一は逆にレナにやり込められてしまった。

 そして普段通りのレナに戻る異常さ。圭一はもうレナを信じることはできなくなってしまったことだろう。