[名作1クール レビュー] ひぐらしのなく頃に 第5話 「綿流し編 其の壱 嫉妬」

各話レビューリスト

※本記事は2024年7月22日時点での視聴をもとにした記事です。


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第5話 「綿流し編 其の壱 嫉妬」 

 第5話の長さは23分41秒(1421秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です



第5話 「綿流し編 其の壱 嫉妬」

<ストーリーの流れ>

おもちゃ屋で開催される部活

魅音のバイト先はエンジェルモート

魅音の妹の詩音の話

詩音は実在の人物だった


背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。



起 (300秒)

 鬼隠し編を超える狂気が味わえる綿流し編。新しいストーリーは大人数でのゲーム大会から始まる。ゲームが始まっても1枚もかるたを取れない圭一を魅音たちが馬鹿にする。普段の実力を存分に発揮する魅音たちの個性の活かし方にはたくましさを感じる。岡村くん、君は間違っていない。梨花ちゃまにあんな顔されたら譲っちゃって当然だ。


0-24
狂気のシーン 24秒


24-1:54
OP:「ひぐらしのなく頃に」島みやえい子  90秒


1:54-2:10
休日の朝に呼び出される圭一 16秒

2:10-3:10
おもちゃ屋に集まる子どもたち 55秒

3:05-3:30
今日は大人数で部活 25秒

3:30-4:20
百戦錬磨の部活メンバー 50秒

4:20-5:00
煽られる圭一 40秒

承 (345秒)

 魅音と圭一はライバルとして競い合っている。その関係性のなかに男女としての感情が!?というパートだ。景品のお人形をレナにあげた時の魅音の表情が切ない。みんなが知っている魅音の奥には、ひとりの普通の女の子の一面が隠れている。リーダーとしての魅音も女の子としての魅音も、どちらも魅力的だ。ここでは女の子らしい女の子、魅音の妹と名乗る詩音が登場する。圭一は魅音の嘘だと思っているようだが、実際はどうなのだろうか。


5:00-5:25
圭一に買収される富田くんと岡村くん 25秒

5:25-6:00
圭一の圧倒的な追い上げ 35秒

6:00-6:30
バイトの時間が来たので勝負はおあずけ 30秒

6:30-7:00
景品はかわいいお人形 30秒

7:00-7:35
お人形をレナに渡す圭一 35秒

7:35-8:00
今日はひとりでお食事 25秒

8:00-8:25
魅音のアルバイト先はエンジェルモートだった 25秒

8:25-9:00
内なるエロジジイが出てくる圭一 35秒

9:00-9:15
圭一の「お持ち帰りぃ♡」 15秒

9:15-10:00
実は魅音の妹・詩音だった 45秒

10:00-10:45
圭一はまだ信じていなかった 45秒

転 (325秒)

 レナは詩音の存在を知らなかった。魅音が言うには詩音は興宮の実家に住んでいるため雛見沢にはめったに来ないという。そんななか圭一にお弁当を持ってきた詩音。詩音と魅音は裏と表であり、お互い真逆の個性と本質を持っている。詩音が実在するのかどうかはっきりさせずにストーリーが展開してゆくのが面白い。


10:45-12:01
レナも知らない詩音 76秒

12:01-12:40
魅音の実家は雛見沢の本家とは仲が悪い 39秒

12:40-13:50
詩音がお弁当を持ってやってきた 70秒

13:50-15:00
梨花ちゃま不参加で部活は中止 70秒

15:00-16:10
人は見かけによらない 70秒

結 (335秒 + 116秒)

 エンジェルモートの前で不良の原付きを倒してしまった圭一だったが、住民たちの団結で不良を追い返すことができた。頼もしくもあり少し恐ろしい光景だ。このパートで圭一はやっと詩音が実在の人物だと理解する。詩音になりすましてお弁当を渡したことがバレてしまった魅音は恥ずかしくておかしくなってしまった。私なんかは、とってもかわいくて(女の子らしい部分を)もっと出してほしいと思うのだが。


16:10-16:45
原付きを倒してしまった 35秒

16:45-17:40
住民たちの威圧に逃げ出す不良たち 55秒

17:40-18:20
ひとりの敵はみんなの敵 40秒

18:20-19:00
圭一にせまる詩音 40秒

19:00-19:40
魅音と詩音は本当に双子だった 40秒

19:40-20:10
おかしくなっちゃった魅音 30秒

20:10-21:05
昨日のことは無かったことに 55秒

21:05-21:45
不安げな表情をみせる魅音 40秒


21:45-23:15
ED:「why, or why not」片霧烈火 90秒


23:15-23:41
次回予告 26秒

シーンリプレイ

5:00-5:25
圭一に買収される富田くんと岡村くん 25秒

 ここで使っている意味での「〇〇萌え」というのは既に死語。ともあれ、沙都子と梨花ちゃまを自由にできるなら、圭一に協力しない選択肢は無いだろう。


15:00-16:10
人は見かけによらない 70秒

 魅音の本質を分かっているレナ。とても親友感のあるシーンだ。


16:45-17:40
住民たちの威圧に逃げ出す不良たち 55秒

 個の力よりも団結力で戦う。現実においても物事を成し遂げるために重要な要素だ。


感想

 新しく登場した魅音の妹の詩音。魅音とは正反対の女性らしい女の子だという。雛見沢の本家とは仲が悪く、雛見沢にいることは少ない。そのためレナもその存在を知らなかった。

 魅音はみんなのリーダーで男まさりだが、その内面は女の子らしい部分もたくさんある。今回は圭一が景品の人形を渡す場面や魅音がお弁当を持って行く場面でそれが表現されていた。

 圭一は”かわいいお人形”から即座にレナを連想した。だから人形はレナにあげた。本当は魅音も”かわいいお人形”が好きで、大好きな圭一からプレゼントされれば嬉しかったはず。だけど魅音は外での自分のイメージを分かっているから、その気持は飲み込んだ。

 そして圭一が自分に対して”男っぽい”というイメージを持っているこたとが分かっているから、圭一が女の子らしいと思っている詩音の姿でお弁当を持っていった。魅音も詩音の姿ならば素直に圭一を気遣うことができた。

 圭一に対する想いが本物だから、お弁当を持っていったのが自分だとバレたときに恥ずかしくて正気でいられなかった。観ているこちらとしては、もっと素直に圭一が好きな気持ちを出していちゃいちゃしてもらっても全然かまわないのだけど。

 この綿流し編では魅音について掘り下げられられるわけだが、今回は住民の団結力についても少し描かれている。鬼隠し編でダム闘争での団結力の話は出てきたが、その団結の恐ろしさを見ることはなかった。雛見沢の周辺の人たちは団結のチカラを知っているのだ。国をも退けたそのチカラを。今回のことで圭一にもその凄さの片鱗を体験できたはずである。