[名作1クール レビュー] ゼロの使い魔 第13話 「虚無のルイズ」

各話レビューリスト

※本記事は2024年3月17日時点での視聴をもとにした記事です。


2300作品のアニメが見放題!
ドコモ以外も登録可能!
31日間無料!【dアニメストア】




第13話 「虚無のルイズ」 

 第13話の長さは23分40秒(1420秒)。独断で起承転結の4つに分割している。これ以降はネタバレ注意です


 才人の帰還は3日後。戦争も差し迫り学院も無期限の休校。ルイズはついに戦争への参加と才人との別れを決意したのだった。

 レコン・キスタの侵攻により急遽出陣するアンリエッタとルイズ。いっぽう才人はルイズの決断を聞き、ゼロ戦で戦争に参加することに。ついに戦争が始まる。

 レコン・キスタの軍勢に勇敢に立ち向かうトリステイン軍だったが劣勢は否めない。圧倒的な戦力差に絶望しかけたその時、空より響き渡る轟音。そこにはゼロ戦を駆る才人の姿があった。才人の活躍で一気に形勢は逆転。しかしレコン・キスタもワルドとフーケの出陣で勢いづく。

 みんなの協力でフーケも追い返し、ワルドを追い詰めた。ようやく素直になれたルイズと才人は、お互いを思いやる気持ちを打ち明けた。ワルドとの最後の決戦のとき、虚無のチカラが目覚めルイズたちは見事に勝利したのだった。

 第13話の見どころ

  • ルイズの決意
  • 才人の決断
  • ツンデレキス

背景色つき文字で書かれたシーンは、シーンリプレイ対象のシーンです。



起 (310秒)

0-49
強がるルイズ 49秒


49-2:19
OP:「First kiss」ICHIKO  90秒


2:19-2:55
アンリエッタのリーダーシップ 36秒

2:55-3:25
デルフリンガーの罠 30秒

3:25-4:15
学生も戦争に 50秒

4:15-5:10
別れを決意するルイズ 55秒 


 戦争と別れを決意するルイズのパート。

承 (290秒)

5:10-5:40
ルイズの決断を知る才人 30秒

5:40-6:40
ルイズとの時間 60秒

6:40-7:30
迫るレコン・キスタの軍勢 50秒

7:30-7:50
アンリエッタの出陣 20秒

7:50-9:00
事態は最悪の方向へ 70秒

9:00-9:30
遭遇 30秒

9:30-10:00
ゼロ戦発進 30秒


 レコン・キスタの侵攻のパート。

転 (300秒)

10:00-10:30
本当に飛んだ 30秒

10:30-11:10
シルフィードよりはやーい 40秒

11:10-12:10
戦況は厳しい 60秒

12:10-13:00
主人公の登場 50秒

13:00-13:50
ゼロ戦の勇姿 50秒

13:50-14:05
あのバカ 15秒

14:05-14:30
スピードの風竜 25秒

14:30-15:00
フーケとワルドの攻勢 30秒


 劣勢のトリステインに才人が駆けつけるパート。

結 (430秒 + 90秒)

15:00-15:30
そのときが迫る 30秒

15:30-16:00
年増をあおる 30秒

16:00-16:40
フーケを撃退 40秒

16:40-17:30
飛び出すルイズ 50秒

17:30-18:00
本当の気持ち 30秒

18:00-18:30
ゼロの使い魔 30秒

18:30-19:10
時間をかせげ 40秒

19:10-19:50
虚無のチカラ 40秒

19:50-20:25
ルイズを守れた 35秒

20:25-21:15
ギーシュの大活躍 50秒

21:15-22:10
ツンデレキス 55秒

22:10-23:40 ED:「ホントノキモチ」ルイズ(釘宮理恵) 90秒


22:10-23:40
ED:「ホントノキモチ」ルイズ(釘宮理恵) 90秒


 レコン・キスタを討伐するパート。


シーンリプレイ

5:40-6:40
ルイズとの時間 60秒

 現世へ変えれば、これまでルイズと過ごした時間も経験も妄想や思い出として消えていくのだろうか。そんな才人の不安が伝わってくる。


12:10-13:00
主人公の登場 50秒

 才人が、この物語の主人公が、大好きなみんなを見捨てるわけないじゃないか!


18:00-18:30
ゼロの使い魔 30秒

 タイトル回収。気持ちよく最終回を観られるポイントのひとつ。


感想

 少し駆け足な気もするが非常に気持ちのいい終わり方だった。ずっとすれ違いだったふたりが素直な気持ちを開放することで、ルイズは虚無の魔法を発動することができた。ガンダールヴのチカラは虚無の魔法を詠唱する時間稼ぎのためというのもよくできた設定だ。

 最後にルイズから才人にキスをしてゆくシーンはとても勢いがあり、ルイズの”もう我慢できずに”という気持ちがよく描けている。観ているこちらも嬉しくなるシーンだ。どの作品のラストシーンにも負けないキスシーンだと思う。

 作品の全体を通して場面転換が多く、ともすれば散漫な印象になってしまいかねないのを上手くまとめていたのが印象的だ。タイトルの”ゼロの使い魔”の意味が、ルイズの虚無の魔法と才人の能力の両方にかかっていて、もきれいにタイトル回収しているのも気持ちがいい。

 放映当時はネットの動画サイトが盛り上がりをみせており、ツンデレの代表キャラとしてルイズは多くのファンを獲得した。ルイズの魅力は当然だが、それをきっかけにアニメを視聴したことでファンを増やすことができのは、原作もアニメもちゃんと面白かったからだ。

「ゼロの使い魔」の直前には「涼宮ハルヒの憂鬱」がアニメ放映されており、はからずもそれを引き継ぐかたちでヒット作となった。連続でライトノベル原作の作品が当たったことでその後のアニメ化作品に多大な影響を与えた。

 ドラマでの電車男のヒットと直近での涼宮ハルヒのヒット、動画サイトの盛り上がりなど惑星直列のような事件が重なり、オタクの妄想を具現化したようなこの作品も人気となった。

 当時は才人がモテすぎだなんて思っていたけど、今のハーレム主人公に比べれば普通の青年に見えるのが面白い。そしてルイズは今でも最高のツンデレだった。やっぱり「ゼロの使い魔」は名作アニメと言って差し支えない作品だったと思う。